6話。分岐点①/アブノーマルエンド。
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何もない。
ただ、真っ白だった。
その中で。
何かが流れてくる。
「なんだこれ?」
記憶、歴史、文明、人間、戦争、平和、科学、技術、知識に知恵、芸術、異能、ヒーロー、ヴィラン。
そして見たことのない力、身体から炎を出す人間、羽根が生えて空を飛ぶ人間、巨大化する人間、水を操る人間、電気を放つ人間。
ん?異能...、ヒーロー?ヴィラン?んぅ???魔法少女の記憶か?よく分からないけど、見ててなんか、楽しい。でも、
「ほんと、なんだ......これ」
俺は呟いた。
すると声が返ってきた。誰の声か分からない。男なのか女なのかも、老人なのか子供なのかも。そもそも人なのか?
ただ、世界そのものが喋っているような声。
『これが貴方の願いなんだね。どこまで続く、貴方が欲しい世界。』
人...らしいシルエットだけは分かった。
『世界は続く』
「...」
『宇宙は続く』
「...」
『命は続く』
そしてその存在は続けて言う。
『物語は、別の形へ。』
アルティメットまどか???
『私は関われない世界。だけど、みんなにこの種を...。』
何か、何か受け取ろうとした、いや受け取った?よく分からないが、そう思った瞬間――眩しい!!
凄まじい光だった。
地球だけではない、太陽系どころか銀河を超え、宇宙そのものを覆うほどの光。すべてが一度、白く塗り潰される。
新しい世界が描かれ始めた。なんとなくわかった。魔法少女が存在する世界、それは消えない。魔女も魔法も、キューベイも。すべてが消滅したわけではない。
ただ世界の根幹が変わった。
宇宙には寿命がない。少なくとも、「終わり」を前提とした仕組みではなくなった。
光りに包まれながら俺は思う、あの5人のことを。あとついでにキューベイも。にしても疲れた、そして気持ちよかった。あんな存在を倒せたのがとにかく気持ちよかった。やはり下剋上そこ我が信条。うんうん、そう思わずにはいられない。......何だが眠たくなってきた。そりゃそうだわ、あんだけ働いたあとだ。前世の社会人時代なら1週間は休暇が欲しい。そのレベルで頑張った。
例え願いが叶わなくてもワルプルギスの夜は消滅した。それだけで大健闘だろ。とは言えこの世界ではまどかは魔法少女になってる。まぁ、けど、その、よく分からないって所だろうな。ハッピーなのかバットなのかも。
「......早稲」
ほむらの声だった。
「...ほむらか。」
「ええ。」
声は聞こえる、けれど姿が見えない。
「みんなは?」
「いるわ」
「早稲さんもいるのね!」
「その声は巴先輩!」
「おいおい、姿も見えねぇのに皆いるってどうなってんだ???」
「杏子さん。」
「上も下もわかんないよぉ!」
「さやか!」
「一応、皆いるみたい...。だよね?」
「まどかもか。」
よかった。その言葉を聞いた瞬間、身体から力が抜けた。姿は見えないが、とにかく全員いる。無事と言えるかは怪しいが。
「そっか...。」
俺は目を閉じた。
これなら。
「貴方はそこにいるのよね。」
これなら成功だ。
「いるぞ。」
......。...。少し寝よう、寝て起きた頃にはきっと新世界になっている。そんな予感がする。
俺は目を瞑った。光りに包まれながらも、眩しいとは思わず俺は寝た。
最後に、凄まじい光が世界を覆った。
人類は魔法とは別の力を手に入れていた。それが、この世界における新しい人類の力だった。世界が書き換わっていく。暮らしてる国、通う学校、勤める都市、そこにいる人、築いてきた歴史、今ある社会。
ただ変わらないのは俺たち自身。
「...ん?」
目を開ける。
「...ここ、どこだ?」
最初に見えたのは、青空だった。
「.....?」
身体を起こす。うーんと背伸びをする。痛くないな。むしろ驚くほど軽い。
「俺、生きてる?」
手を見る、普通の手。首元を見る。銀色のチェーン。そこにある野球ボールサイズのソウルジェム。相変わらず、五色の装飾。ただ、先ほどまでとは違う。濁っていないと言うか、むしろ半透明だった。ガラスのように向こうの景色が俺のソウルジェム越しに見える。
服装は一般人の時と同じ服だった。魔法少女はいつの間にか解けたらしい。
「...成功?」
立ち上がる、周囲を見る。知らない街。知らない建物。知らない道路。まぁ、見滝原市自体そんな馴染みないからよりわからないが、けどなんだろうか。
なんか、.......そう、なんかどこかで見たことがある。
「なんだ?」
俺は歩き出した。数十メートルほど先に巨大な看板がある。マックとかの報告の看板かとおもったが、そこには一人の男が描かれていた。
筋肉質な身体、金色の髪、特徴的な笑顔。
そして。
見覚えのあるひと言、『私が来た!!』。
「...え?」
看板にはもっと文字が書かれている。
『平和の象徴』
その文字を見た瞬間、背筋が凍った。
「......待て、は?」
俺は周囲を見渡す。街を歩く人間。普通の人間もいる。いるのだが、腕が異常に長い人。頭部が動物のような人。身体から煙を出している人。翼の生えた人。
そんな人間が、当たり前のように街を歩いている。
「......個性?」
その言葉が口から出た。そして、俺は理解した。
この世界を...俺は知っている。
あの世界だ。ジャンプ作品、堀越先生作。僕が最高のヒーローになるまでの物語。
「......嘘だろ」
その瞬間、背後から声がした。
「あなた、そこで何してるの?」
振り返る、そこにいたのは。見知らぬ女性だった。だがなんとなくこの人の正体がわかった。鮮やかなヒーロースーツ、たなびくマント。
そして、胸元にはヒーローらしき何かのマーク。
「......ヒーロー?」
俺が呟く、女性は首を傾げる。
「そうだけど?」
「......。...。」
言葉が出ない。魔法少女の世界ではない。だが俺は知っているあの世界。
『僕のヒーローアカデミア』。
その世界に、俺は来てしまった。
「......キューベイ?」
周囲を見る。いない。現れない。
「ほむら?」
いない。
「まどか?」
いない。
「マミ、さやか、杏子...」
誰もいない。むなしい声がただただ孤独に響く。
「......俺だけ?」
返事はない。何度もあっちこっち振り向く。だが、首元のソウルジェムがほんの僅かに揺れただけ。
「......」
俺はそれを握る、そして。
「...でもまぁ。」
笑った。
「世界が続いてるなら、いいか」
二度目の人生。魔法少女の世界。ワルプルギスの夜。からの世界改変。普通なら、これで終わり。ハッピーエンドになってエンドロールが流れてるはずだ。だが、俺の人生はどうやらまだ終わってくれないらしい。
さてはて、まぁ、なんと言うかかんというか。
俺は新しい世界を見渡す。
今度は、どんな人生になるんだろうな...。とりあえずもう一度見滝原市に行かねぇと。
その瞬間、遠くから巨大な爆発音が響いた。
ドォォォン!!
「......」
俺はそちらを見る。周囲の人々が一斉に逃げ始める。誰かが叫んだ。
「ヴィランだ!!」
「...。」
俺は拳を握った。口元が自然と上がる。
「なるほど。ホウホウなるほどねぇ。ふぅ~ん。」
どうやら新しい世界での最初のイベントは。思ったより早く始まるらしい。
「君も逃げさっ!?そっちはヴィランが現れた場所よ!止まりなさい!!」
逃げる?こんな楽しそうなイベント、逃がしたら損だろ。さぁもう一度最高の格上狩りを。
End。
このルートでは世界が「僕のヒーローアカデミア」のなったと言うことになってます。理由は主人公が前世でよく読んでいた見ていた漫画アニメ作品が僕のヒーローアカデミアだからです。深層心理で「魔法少女まどか★マギカ」よりも「僕のヒーローアカデミア」に行きたかったと言う思いをワルプルギスの夜がもたらした膨大なエネルギーがそこをピンポイントで大出力した結果です。
このルートではまどマギの見滝原がそのままある状態で、ヒロアカ世界があるイメージで書いてます。ほむら達はいないように見えます。が、新しい世界ではほむら達とは別の場所に転移してます。正確にはほむら達は見滝原に、主人公はどこか別の場所(日本国内)に転移してます。なのでほむら達もキュゥべえも転移してます。
新作を書くとしたら、このルートを元に「ヒロアカ」の話を書こうかと思ってます。
アンケート、評価、感想をお願いします。
後日談やIFルートとして追加して欲しい話。2回目(1回目と同じ投票先でも構いません。自由に投票お願いします。)
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オリ主と暁美ほむらの話。
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オリ主とキュゥべえの話。
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各ルートのその後の話。
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オリ主がすでに魔法少女だったIFの話
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要望は特にない。
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新作を書いて欲しい。