僕のヒーローアカデミア~THE・AGENT   作:ジャック・オー・ワンタン

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皆さんこんにちはJACKです。ヒロアカの二次創作の新作を投稿します。最近投稿している作品も前からある作品もお楽しみください!

本作における

緑谷出久
ICV:山下大輝
契約武器:英雄の拳メロエ
個性:無個性
イメージカラー:緑

原作通り無個性でワンフォーオールを継承しないがひょんなことから組織が所持していた封印武器『英雄の拳メロエ』との契約に成功し、ヒーローではなく組織のエージェントとなる。武器との契約で身体能力が向上し、敵とも渡り合える実力を手に入れた。
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英雄の拳メロエ:本作オリジナルの封印武器。緑色の電撃と風を纏える黒い籠手で契約者の身体能力を劇的に向上させる。

契約にはヒーローの素質を持つ者が条件であり、それ以外の人物は弾かれてしまう。緑谷にはその素養があった為、難なく契約できた。

名前のメロエの由来はフランス語の英雄から。
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技:全てオールマイトの技をメロエの力で再現したもの。威力は本家に匹敵する。

デトロイト・スマッシュ
テキサス・スマッシュ
ミズーリー・スマッシュ
カロライナ・スマッシュ
ニューハンプシャー・スマッシュ
カリフォルニア・スマッシュ
オクラホマ・スマッシュ


第1話:始まりは突然に

「あーメーデー・・・メーデー。こちらゼタ。ただいまフランスより帰還。これより『英雄の拳メロエ』の護送任務を開始します。」

 

日本のとある空港・・・滑走路に着地したジェット機から出てきたゼタはとかしていた金髪の髪をいつものツインテールに結び直し、赤い鎧を纏いながら無線機に呼びかける。

 

『了解した。そのまま組織が手配した車両を運転し、日本支部へメロエを運べ。いいか仔犬(パピー)。その武器はヒーロー素質のクソとしか契約出来ない代物だ。くれぐれも日本のクソヒーロー共に悟られるなよ!』

「分かってますよ!イルザさん。」

 

ゼタは無線機を切ると『例のもの』が入ったボックスと自身の武器を手に滑走路を歩き出す。

 

「ゼタさん!お疲れ様です!車の手配が出来ました!」

「OK!ありがと!」

 

敬礼した黒い軍服の人を言うと彼女は直ぐに愛車である真紅のスポーツカーに乗り込み、サングラスをかけると車を発進させ、助手席に載せたボックスにチラリと目を向けた。

 

「さて、フランスで見つかったこの武器だけど組織はこれをどう使うのかしら?ま、考えても無駄か。取り敢えずアタシの目的は日本支部まで運ぶ事ね!」

 

意気揚々としたゼタは急ぐ様に車を進めるのだった。

 

◇◇◇

 

「はぁ・・・。」

 

僕、緑谷出久は爆破され、濡れてボロボロになったノートを持ちながらため息を吐いた。世界はなんて残酷なのだろう。無個性の人間はこうやっていじめを受けるのだから。

 

僕だってオールマイトの様なヒーローになりたい。でも、無個性という理由だけで笑われて長年書いてきた分析ノートをこんなことにされるんだ。

 

「・・・無個性はヒーローになっちゃ行けないのかよ!」

 

拳を握り締め、わなわなと震わせる。・・・今日は帰ろう。ノートを手に学校を出て帰路につく。街中ではヒーローのサイドキック募集の広告が流れ、有名なヒーローがCMに出ていた。その中でも僕の憧れオールマイトが出演している広告もあった。

 

「かっこいいな。僕もなれるかな。」

 

テレビに映るオールマイトを見ながらそう呟く。

 

「・・・今は余計なことを考えるのはよそう。」

 

首を横に振り、帰りの足を進めようとした・・・その時だった。すぐ近くで爆発が起こり、街に緊張がはしる。・・・ッ!今の爆発!まさか敵(ヴィラン)!?

 

「へっへっへっ!丁度いい身体はねぇか!」

「ッ!?ヘドロの個性?」

 

現れたヘドロヴィランは辺りを見渡しながら歩き出す。

 

「おん?お前!良いな!」

「ひっ!」

 

運が悪いことにヘドロヴィランは僕に狙いを定めてくる。まずい!このままじゃ!そう恐怖した瞬間。黒い車が僕とヘドロヴィランの前に出てくるとその場で停車する。・・・な、なんだ?

 

「あー!もう!こんな急いでる時に敵だなんて!」

 

車から出てきた金髪ツインテールの女性はサングラスを外しながら悪態を吐く。・・・誰だ?この人。見た事ないヒーローだな。外国人っぽいし僕の知らない海外のヒーローなのかも。それにしては日本語上手いな。

 

「・・・って!アンタ何してんの!?危ないから下がってなさい!」

「え、あ、はい。」

 

僕を見て目を丸くした女性はそう呼びかけてくると助手席のドアを開け、一本の槍を取り出す。なんだ?あの武器は。

 

「ケッ!なんだ?何処のヒーローだテメェ!」

「答える必要ある?」

 

ヘドロヴィランを睨んだ女性が槍を構えると槍は真紅の炎を纏い、燃え始める。

 

「アルベスの槍よ!その力を示せ!」

 

やがて女性も炎に包まれ、空高く飛び上がると勢いよく槍を突きながらヘドロヴィランに突進した。

 

「プロミネンス・ダイヴ!!!」

「ぎゃああああっ!」

 

真紅の火柱がヘドロヴィランに命中し、辺りに爆発と炎が舞い上がる。凄い威力だ!火力ならエンデヴァーと同等かそれ以上じゃないのか!?

 

「す、凄い!」

 

女性の動きを見た僕は思わず分析ノートに書きたくなるほど釘付けになる。

 

「へっ!どうよ!・・・って!は?」

 

そんな僕を他所に炎に包まれたヘドロヴィランを見て女性はニヤリと笑みを浮かべた。しかし、ヘドロヴィランは炎を振り払うと体制を立て直してしまう。

 

「あっちぃな!」

「火力が足りなかった!?」

「うるせぇ!こうなりゃテメェの身体を奪ってやる!」

「ちっ!」

 

ヘドロヴィランは反撃に入り、女性を執拗に攻撃する。なんとか躱しているけどやられるのも時間の問題だ。どうしよう・・・何か手はないのか?

 

「ん?」

 

すると先程、彼女が乗っていた車の助手席からボックスが滑り落ちてくる。助手席のドア、あの人、張り切り過ぎて開けっ放しにしてたのか?にしてもあのボックスなんだろう?

 

他人の物と分かってはいるものの興味気にボックスを開ける。そこには厳重に保管されていた黒い篭手が入っており、微かな機械音を鳴らしていた。

 

「なんだこれ・・・」

 

この時の僕は何故か篭手に見惚れてしまい、気が付くと手が伸びていた。すると篭手はまるで主人と認めたかのように僕の手を包むと両手に装備される。

 

「ぐっ!?ぐあっ!!」

 

刹那、緑色の稲妻が僕を包み、大きな雷鳴を轟かせた。

 

「ッ!?何?・・・って!まさか!!」

 

異変に気付いた女性が僕の方へ駆け寄ると呆然とその場に立ち尽くす。・・・あ、やっちゃった!しまった!

 

「ッ!あっ、ご、ごめんなさい!勝手に触っちゃってそしたらこの篭手が!」

「アンタ嘘でしょ!?まさか契約に成功したの!?」

「え?契約?」

「おい!逃げんなよ!」

「話は後!」

 

女性はそう言うと追ってきたヘドロヴィランに応戦する。なんだろう。この篭手を装備したからなのか分からないけど・・・あの敵をやれそうな気がしてきた。

 

ゆっくり立ち上がり、僕は"考えるよりも身体を動かした"。

 

「やめろっ!」

「ちょっと!」

 

女性の制止を無視して緑色の稲妻を纏った右篭手を思い切り振り上げる。

 

「SMASH!」

 

まるでオールマイトが放つような右ストレートを繰り出すとヘドロヴィランはそのまま壁に激突して気絶してしまった。・・・や、やった!倒した!

 

「なんかよく分からないけど倒したのか?」

 

両手に装備された篭手とヘドロヴィランを交互に見つめて少し鼓動が高鳴る。

 

「ちょっと」

「あっ!ご、ごめんなさい!勝手に使っちゃいました!」

 

ジトりと見てくる女性に僕は慌てて謝罪する。敵を倒したとはいえ人の物を使っちゃったのは事実だ。

 

「はぁ・・・勝手にというかメンドーなことしてくれたというか・・・というかその武器、契約出来たのが凄いわね。」

「へ?契約?武器?どういうことですか?」

 

キョトンとしながら女性に尋ねると遠くからパトカーのサイレン音が聞こえてくる。

 

「やばっ!!ちょっとアンタ!悪いけど来てもらうわ!乗って!」

「えっ?あっ!ちょ、ちょっと!!うわっ!」

 

女性の大きな胸が顔に当たると僕はそのまま彼女の車に無理矢理押し込まれ、どこかに連れて行かれるのだった。




本作における

組織
グラブル原作に登場する組織。本作では国連が極秘に作っていた機関として登場。原作のキャラは日本支部所属という設定。ヒーローとはまた違う形で敵掃討活動を行っており、同じ役割を持つヒーロー、ヒーロー公安委員会とはライバル関係にある。

契約武器を持つエージェントはヒーローと同等、もしくはそれ以上の実力を持っており、万が一自分達の存在を知らない一部のヒーローと戦闘になってもある程度は対処出来る。

エージェントだけでなく各支部の基地には多数の一般車輌だけでなく飛行機やヘリ、船舶、軍艦、更には戦闘機やジェット機を保有しており、一国の軍と渡り合える規模を誇る。

エージェントは資格の必要なヒーローとは違い、封印武器との契約に成功すれば誰でも加入でき、それが未成年はたまた一般人であっても契約にさえ成功すればエージェントとして認められる。

ただし外部の人間がエージェントになる場合、機密保持の為、家族との絶縁する誓約書を書かれ、親とも離れ離れになる。(家族には密かに多額の口止め料が送金される。)

尚、エージェントになれば多額の給与が支給されるという好待遇で組織の兵士達はエージェントを目指して武器契約に相応しい人材になろうとしている。
ーーー

本作における

封印武器
グラブル原作に登場する武器。ゼタのアルベスやバザラガのグロウノス等の武器を指す。本作では『失われた嘗ての月文明の技術』という設定で地球上に残存していた武器を組織が回収、対敵用の兵器として改良と保管、管理を行っていた。
ーーー

本作における
グラブル原作の組織キャラ
本作ではユーステスは本部、それ以外の主要キャラは全員日本支部所属で日本人ではないという設定(日本語は全員流暢)。尚、個性はオリジナルだが、原作の性能を元にしている。

※グウィンやネセサリアも登場予定ですがこちらは日本支部ではなく違う設定で出す予定です。
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本作における
ゼタ
ICV:花澤香菜
契約武器:アルベスの槍
個性:耐熱:炎を浴びても火傷にならない。その為、莫大な炎を吹き出すアルベスとの相性がいい。耐久度は凄まじくエンデヴァーのプロミネンスバーンの余波をまともに喰らっても無事な程。
イメージカラー:赤

原作通り明るくお喋りで気さくな人物。本作ではフランスで発見された英雄の拳メロエを日本支部へ護送中に敵との戦闘に巻き込まれた形で登場。自身も戦闘を行うが緑谷がメロエとの契約に成功したため、彼を組織の日本支部へ連れて行く。本作では彼女の着る鎧レキリラは敵の個性を無効化する装甲が施されているという設定である。また、車の運転も出来る。


プロミネンス・ダイヴ:アルベスの槍の力を最大限に開放して炎の槍で敵を貫く。緑谷曰くその火力はエンデヴァー並み。
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