三月なのか「後で真ん中のエレベーターから下に降りて、主制御部分を目指そう。道は知ってる?」
三月なのか「あれ、そういえばアンタ、宇宙ステーションの制服を着てないけど、本当にここの人なの?」
星「覚えてない。」
三月なのか「...記憶喪失?やっぱり怪我してるみたいだね。」
ペッカートル「私と違って完全な記憶喪失なのか?」
星「わからない。」
三月なのか「...まぁいいや、もう聞かないよ。」
三月なのか「行こう。ウチが無事に送ってあげるから。」
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三月なのか「あ、わかった...」
星「成功した?」
三月なのか「ううん、エレベーター壊れてるみたい、ボタンが反応しないの。」
ペッカートル「直せないの?」
三月なのか「ここに万能な丹恒先生がいればよかったのに。丹恒はね、不思議なことをたくさん知ってて、エレベーターも直せる...」
丹恒「それは俺でも無理だ。」
いつの間にか私たちの後ろにいたイケメン。いや、ヒロインか...?
三月なのか「わっ、なんでここにいるの!?...どうして、ウチらより早いの?」
丹恒「別の通路を通って、1つ上の階から来た。ちょうど監視室からお前たちが見えたんだ。」
丹恒「アーランは監視室にいた。少し負傷していたが、命に別状はない。」
三月なのか「見つけたんだね...アーランはこのエレベーターの動かし方を知ってるかな?」
丹恒「防衛課の責任者だから知っているだろう。」
三月なのか「じゃあ、彼と合流しよう!」
私は基本的に置物になって状況を把握しているが、今の所目立って変わってる所はないな...
このまま何もなければいいが...
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監視室に着くと、そこにはアーランがいた。
アーラン「...貴様たちは、仲間なのか?」
三月なのか「そうだよ、ウチもこの人も星穹列車の乗員だから安心して。」
ペッカートル「私は違うけどな...それよりアーラン怪我の方は大丈夫か?」
アーラン「ああ...ミス・ヘルタが支援に来るように要請したのか?」
丹恒「ただの偶然だ。ミス・ヘルタが列車に依頼した遺物を入手したため、約束通り届けに戻ってきたにすぎない...それが、まさか襲撃現場に出くわすとはな。」
三月なのか「なんで反物質レギオンに目をつけられたの?アイツら、宇宙ステーションをターゲットにしてて、星の地表には全く興味なさそうだけど。」
アーラン「俺にも...見当がつかない。レギオンの到来は不審な点が多い...ステーション内の防衛システムが突然ダウンし、しばらくしたらやつらが現れたんだ。」
アーラン「お嬢様...アスター所長はまず人員を避難させ、俺は避難者の援護を任された。だが...最後に油断してしまってな。」
丹恒「自分を責めるな。お前は足と利き手を負傷している。ここに身を隠してレギオンとの交戦を避けたのは、十分に冷静な判断だ。」
ペッカートル「アーランは自分の持てる限りの力を出したんだよ。それだけで十分じゃないか。」
三月なのか「そうそう!ほとんどの人は避難したし、今の課題は主制御部分に戻って、反撃することだよ!だから...その、エレベーターの使い方知ってる?起動できないんだよね...」
アーラン「避難完了後、レギオンに主制御部分へ攻め込まれるのを防ぐため、エレベーターの権限は一時的に遮断されたんだ。」
アーラン「アスターお嬢様から俺とダンテを探すように依頼された時、解除用の暗号キーを渡されなかったか?」
三月なのか「確か...カードを1枚渡されたような...」
丹恒「三月...」
三月なのか「どこにしまったか忘れちゃった...」
アーラン「おい...」
ストーリーで知ってるとはいえさすがにおっちょこちょいが過ぎないか...
三月なのか「あっ、あったあった!」
丹恒「お前というやつは...」
アーラン「...キーが見つかったのなら行動を開始しよう。エレベーターの権限は、あっちにある操作台で解除できる。」
制御装置でエレベーターを起動する。するとエレベーターが動き出し、最上階に定着した。
丹恒「行くぞ」
アーラン「待て、最上階のエレベーターの入り口だけ起動させた、そこから行くぞ。」
星「なんでわざわざ?」
アーラン「レギオンがエレベーターを使って主制御部分に侵入することは、絶対に避けなければならない。俺は課員の安全を最優先する必要がある。」
アーラン「だから、貴様らには少しだけ回り道してもらう...苦労を掛けるな。」
三月なのか「「貴様ら」ってどうゆうこと?アーランは一緒じゃないの?」
アーラン「俺は思うように動けない...貴様らの足を引っ張ってしまうだろう。俺はここに残って、そっちが無事に到着した後に、再度権限を権限を封じる。」
丹恒「その心配は必要ない。エレベーターの権限は、主制御部分からでも操作できるのだろう?」
三月なのか「そうだよ、ウチら3人でここまで来れたんだから。それに丹恒もいるんだし、そこまでしなくても大丈夫。」
ペッカートル「それに、アーランも大事な宇宙ステーションの職員だろう?」
三月なのか「反物質レギオンはウチらに任せて、アーランは自分のことにだけに集中すればいいよ。」
星「肩貸そうか?」
三月なのか「気の使い方がおかしいでしょ!」
アーラン「...ありがとう。」
...ピピィは一体何をしてるのだろう...
丹恒たちが言うにはピピィが私の捜索...もとい護衛を頼んでいたが...
これは思ったより囚人を信用しない方がいいのか...?
いや魂で繋がっているのならば私が消滅したら自ずとピピィも消滅するはずだ。
自身の魂を脆い時計にて固定しているものだからな。
おそらく何か考えがあってのことだろう。
そう思い私はこの考えを捨てた。
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おまけ(宇宙ステーションとヤリーロVIの間のお話)
星「ダンテってどうやって生活しているの?食事...とかはどうしてるの?」
ペッカートル「俺は見ての通り頭が時計だから食事も、呼吸も必要がないんだ。」
星「それって匂いとかは感じないの?」
ペッカートル「一応感じはするよ。まぁ匂いで食欲は湧かないけどね。」
ペッカートル「そうそう、呼吸も必要ないから毒ガスとか催眠ガスとか一切効かないんだよ。」
星「でも気絶させられたらダメじゃない?」
ペッカートル「痛いところ突くなぁ...その通り、私自身戦闘力がないから私が狙われると問題なんだよね...」
ペッカートル「一応強くなれる方法の案は色々あるけど、どれもまだ不確実性だからなぁ...」
星「なら一緒にゴミ箱を開拓しない?」
そういえば開拓者は変人だったな...なんだったかな、ゴミ文学って言われてるやつか...
いや、いくらなんでもホテルのタンスに閉じこもって従業員を、凍った鉄のパイプを舐めたり...
ペッカートル「はぁ、なんでやると思った?あと汚れるからほどほどにしないと姫子さんに怒られるだろ?」
星「いいや、姫子なら私の開拓を見届ける!」
ペッカートル「...もう勝手にしろ。」
...はぁ、まさか変人のベクトルがアルプス山脈並みの世界線だとは...先が思いやられるな...
今回見てくれた方に感謝を