BLEACHの世界に転生した俺は、初代剣八になるらしい 作:まいちー
新太を埋めた。
家のそばに、川の音が聞こえる場所を選んだ。新太が毎日のように畑へ出て、剣を振り、何百年も暮らしてきた場所からそう遠くないところだった。
大きな墓ではない。
近くから石を運び、土を固め、その上に立てた。墓を作ったことなどなかったから、これで正しいのかは分からない。それでも崩れないように何度も土を踏み固め、傾いた石を直し、どうにか墓らしい形にはなった。
「…………」
その前に座る。
すぐ近くには新太の家があり、畑があり、川も流れている。
昨日まで新太がいた場所だけが、空いていた。
しばらく墓の前に座ってから立ち上がり、家へ戻った。
◇
後になって、剣神様の名を知った。
新玄。
「…………」
玄。
宗玄と同じ字だった。
いつから、その名を使っていたのかは知らない。新太は、俺にはその名を名乗らなかった。
俺も昔は清子だった。
旅に出て、多くの剣と出会い、いつしか八千流と名乗るようになった。
新太にも、新玄と名乗るようになった何かがあったのだろう。
墓へ向かった。
何も刻まれていなかった石の前に座り、刀を抜く。墓石へ刃を当て、一文字ずつ削っていった。
力を入れれば削れすぎ、弱ければほとんど跡が残らない。何度かやり直しながら、それでも最後まで自分で刻んだ。
『剣神様 新玄 ここに眠る』
「…………」
石の粉を手で払う。
文字は少し歪んでいて、上手いとは言えない。
けれど、読める。
それでいい。
改めて墓を見る。
剣神様、新玄。
俺が知っている新太とは、少し違う名前だった。けれど、最後に見たあの剣を思い出せば、違和感はない。
「…………」
剣神様。
なるほど。
よく似合っている。
◇
すぐに旅を続ける気にはならなかった。
新太と同じことをしようと思ったわけではない。ここで何百年も暮らし、一つの剣を振り続けようと決めたわけでもなかった。
ただ、もう少しここにいたいと思った。
最初は新太の家を使っていたが、いつまでもそうしているのも妙な気がして、自分の家を建てることにした。
場所は新太の家の隣。
木を切り、運び、見よう見まねで組んだ。旅の途中で家が建てられているところを見たことはあるし、新太の家を見れば大体の形は分かる。
できると思った。
「…………」
できなかった。
少し離れて完成した家を見る。
傾いている。
明らかに新太の家とは違う。
一度直してみたが、今度は反対側が少し傾いた。
「…………」
雨風を凌げればいい。
そう思うことにした。
中へ入ると、床も僅かに傾いていた。
寝られないほどではない。
たぶん。
こうして新太の家の隣に、もう一つ、不格好な家が建った。
◇
朝になると剣を振った。
何かを目指して始めたわけではない。
ただ、振りたかった。
宗玄から習った型を、久しぶりに最初からやってみる。
身体は覚えていた。足を置き、構え、振る。何度も繰り返してきた動きだった。
それでも、新太と斬り合った後では少し違って見える。
もう一度、最初から振る。
「…………」
面白い。
それからは宗玄から習ったものだけでなく、長い旅の中で見てきた剣も思い返すようになった。
昔は相手と斬り合う中で見ていたものを、今度は一人で確かめる。
なぜ、あの時あの男はあそこへ足を置いたのか。なぜ、あの構えからあの刀が出てきたのか。
自分で振ってみると、斬り合っていた時には気づかなかったことがあった。逆に、どうしても分からないものもある。
そういう時は翌日も振り、それでも分からなければ、また次の日に振った。
答えが出ないまま忘れることもあった。
何日かして別の剣を振っている最中に突然分かることもあった。
斬り合っていない。
相手もいない。
それでも、少しずつ知らなかったものが見えてくる。
「…………」
新太に一本を取られた日のことを思い出した。
先へ進む道は、まだ他にもある。
あの時、新太に教わったことを、もう一度確かめた気がした。
◇
どれほど経った頃だったか、一人の男が山を登ってきた。
「剣神様にお会いしたい」
若い男だった。腰には刀がある。
「剣神様でしたら、こちらです」
新太の墓へ案内すると、男は墓石に刻まれた文字を読み、しばらく何も言わなかった。
「……お亡くなりになられたのか」
「はい」
「そうか」
男は明らかに肩を落とした。
聞けば、遠い土地から剣神様の噂を頼りにここまで来たらしい。一度でいいから剣を交えてみたかったのだという。
「…………」
それなら。
「私でよければ、お相手しましょうか?」
「あなたが?」
「はい」
男は戸惑っていたが、やがて刀を抜いた。
俺も刀を抜く。
◇
それほど強くはなかった。
だが、知らない足の使い方をした。
一度目は受け、二度目は見る。三度目で、少し分かった。
四度目。
男の刀を弾くと、手を離れた刀が宙を回り、少し離れた地面へ突き刺さった。
「…………」
男は何もなくなった自分の手を見つめている。何が起きたのか分からないらしい。
「ありがとうございました」
刀を鞘へ戻す。
「待ってくれ」
「はい?」
「今のは……」
男は何かを聞こうとして、しばらく言葉を探していたが、やがて諦めたように地面へ刺さった刀を拾った。
「あなたは、何者なんだ」
「八千流と申します」
「八千流……」
男はその名を何度か口の中で繰り返し、山を下りていった。
俺は男の姿が見えなくなると、もう一度刀を抜いた。
先ほどの足の使い方を思い出し、その通りに動いてみる。
「…………」
違う。
もう一度振ると、今度は少し近かった。
何度か繰り返しているうちに、また違うところが気になった。足を置く場所を変え、刀を振り、もう一度最初からやり直す。
気づけば、その日は日が沈むまでその剣を振っていた。
◇
それから、時折人が来るようになった。
剣神様を求めて山を登ってくる。
新太がもういないと知れば、そのまま墓へ手を合わせて帰る者もいた。
俺に剣を教えてほしいという者もいた。
手合わせを求める者もいた。
教えることは断ったが、手合わせなら受けた。
弱い者も、強い者もいた。変わった剣を使う者もいた。
そういう者が来れば刀を交え、帰った後にはその剣を思い出して振った。誰も来ない日は、一人で振った。
どちらも、楽しかった。
季節が変わり、また変わる。
屋根に穴が開けば直したが、直した場所とは別のところから雨が漏れた。
畑も使うようになった。新太がやっていたのを見ていたから簡単だと思ったが、こちらも思ったほど上手くはいかなかった。
それでも、食べられるものはできた。
時折、必要なものを求めて山を下り、その際に怪我人や病人がいれば診ることもあった。薬を使い、必要なら回道で治す。
天示郎から教わったことも、使わなくなったわけではない。
用が済めば山へ戻り、また剣を振った。
朝起きて、飯を食い、剣を振る。
人が来れば相手をし、また剣を振る。
そんな日々が続いた。
◇
そうして剣を振っているうちに、季節が巡った。
雪の降る朝にも刀を振った。
吐いた息が白くなり、踏み込むたびに積もった雪が足元で崩れる。刀を返せば、枝に積もっていた雪が落ちた。
春になれば、畑の土が柔らかくなった。
鍬を置いたまま、ふと思い出した剣を確かめたくなり、その場で刀を抜くこともあった。ひと振りだけのつもりが、気づけば日が傾いている。
夏には川へ下りた。
強い日差しの下で刀を振り、汗をかけば川の水で顔を洗った。水面に映った自分の姿が揺れ、その向こうで木々の緑も揺れていた。
秋には山が色づいた。
落ち葉を踏みながら剣を振る。足を運ぶたびに乾いた音がして、見上げれば、赤や黄に染まった山が広がっていた。
その中で、変わらず刀を振った。
雨の日には軒下から空を眺めた。
しばらく雨音を聞いていたが、止みそうにない。
今日は、振らなくてもいいと自然にそう思った。
以前なら、雨が降っていようと刀を振っていたかもしれない。
けれど今は、一日振らなかったところで何も変わらないと思える。
明日になれば、また振りたくなる。
そう分かっていた。
川の音も、風に揺れる木々も、少しずつ姿を変えていく。
それでも、俺は同じ場所で刀を振った。
新太の家も、少しずつ傷んでいった。
誰も住んでいない。
もう、直す必要もない。
それでも、放っておく気にはならなかった。
傷んだところを見つけるたび、手を入れた。
自分の家を建てた時とは違う。
一つずつ。
丁寧に。
丁寧に。
歪まないように。
一寸の狂いもないように。
新太が何百年も暮らした家を、できるだけそのまま残すように。
柱を直し、板を替え、傷んだところだけを補っていった。
「…………」
誰かが帰ってくるわけではない。
それでも。
この家がなくなってしまうのは、嫌だった。
畑を耕し、飯を食い、また刀を振る。
幾つの季節が巡っても、まだここにいた。
そして、また春が来た。
◇
満開になった頃、その下で刀を振った。
風が吹く。
枝が揺れ、花びらが舞った。
その中へ踏み込む。
一振り。
刀が花びらの間を抜ける。
返す。
身体を回し、そのまま次へ繋ぐ。
新太と斬り合ったあの日から、一つの動きをそこで終わらせることが少なくなった。
振り下ろした刀が次の構えになり、踏み込んだ足が次の一歩へ続いていく。
止まらない。
けれど、急ぎもしない。
ただ身体の赴くままに刀を振った。
風が強くなった。
桜が一斉に散る。
視界いっぱいを薄紅色が埋め、その中で刀を返す。
袖が翻る。
髪が流れる。
刃の通ったあとを追うように花びらが舞い、足を運べば、地面を覆っていた花びらがふわりと浮かび上がった。
右へ。
左へ。
前へ出て、刀を返し、流れた身体のまま次の一振りへ移る。
ひとつとして同じ動きはない。
それでも、途切れることもなかった。
誰かと斬り合っているわけではない。
型をなぞっているわけでもない。
ただ、刀を振っている。
それだけだった。
◇
その光景を、一人の男が見ていた。
剣神と称される剣士を訪ね、遠い土地から山を登ってきた男だった。
一度、その剣を見てみたい。
できることなら、刀を交えてみたい。
そのために、ここまで来た。
山道を抜けた先に大きな桜を見つけ、その下に人影が見えた。
道を尋ねようと近づき。
足が止まった。
「…………」
女が刀を振っていた。
風が吹く。
桜が散る。
薄紅色の中で、白い刃がゆっくりと巡った。
女が一歩を踏む。
袖が翻る。
刀が返る。
長い髪が、その後を追う。
次の瞬間には身体が流れ、また別の場所で刃が光る。
男は、何も言えなかった。
舞を見ているようだった。
だが、舞ではない。
男も剣を使う。
だから分かる。
あの刀は、人を斬れる。
美しく見せるために振っているのではない。
飾りの動きなど、一つもない。
それなのに。
美しかった。
風が吹けば髪が流れ、花が散れば、その中を刃が通る。
刀が返れば袖が追い、足が動けば地に落ちた花びらがふわりと浮かぶ。
それらが重なり、離れ、また重なる。
散り続ける桜の中で、女だけが止まらない。
白い刃が薄紅色を抜ける。
女が身体を返し、刀を大きく振った。
長い髪が流れる。
袖が大きく翻る。
遅れて、空を漂う花びらが一斉に舞い踊る。
薄紅色が女の姿を覆う。
一瞬、見えなくなる。
その中から、白い刃が現れた。
続いて、女が踏み出す。
舞い上がった桜が左右へ流れ、その間を抜けるように刀が返る。
陽を受けた刃が、花びらの隙間で白く光った。
また風が吹く。
枝が揺れる。
新たな桜が降り注ぐ。
女の髪へ。
肩へ。
翻る袖へ。
けれど、触れるより先に身体はそこを離れ、花びらだけが後を追って流れていく。
刀が走れば、桜が舞う。
桜が舞えば、女がその中へ踏み込む。
そして、その先からまた白い刃が現れる。
「…………」
男は目を逸らせなかった。
女が刀を追っているのか。
刀が桜を追っているのか。
桜が女を追っているのか。
男には、もう分からなかった。
ただ、女と刀と桜の花弁が、薄紅色の中を巡っている。
重なったかと思えば離れ。
離れたかと思えば、また重なる。
「…………」
呆然と立ち尽くしていた男の手が、ふと腰の刀に触れた。
そこでようやく、この山へ来た理由を思い出した。
剣神に挑む。
噂に聞いた剣がどれほどのものか。
自分の剣がどこまで届くのか。
確かめるために来た。
だから、刀を抜けばいい。
声をかければいい。
男の指が柄に触れた。
その時。
女が身体を返した。
白い刃が大きな弧を描く。
その軌跡を追うように、地に落ちていた花びらが舞い上がった。
一度は散った桜が、再び空へ戻っていく。
薄紅色の向こうで袖が翻り、髪が流れ、その間を白い刃が抜けていった。
「…………」
柄に触れていた指が離れた。
恐ろしかったわけではない。
勝てないと思ったわけでもない。
ただ。
この剣を、自分のために止めたくなかった。
声をかければ、女はこちらを見るだろう。
刀を抜けば、この景色は終わる。
そう思うと。
できなかった。
男は、その場に立ったまま見続けた。
女はこちらに気づいていない。
誰かに見せるために振っているのではないのだろう。
だからこそ、目を逸らせなかった。
桜は散り続けた。
その中で、刀も動き続けた。
どれほどそうしていたのか。
やがて、風が弱くなった。
舞い上がっていた花びらが、少しずつ地へ戻っていく。
刀も静かに止まった。
遅れて、髪が背へ戻る。
袖が落ちる。
それでも花びらだけは、しばらく女の周りを舞っていた。
一枚が肩へ落ちた。
一枚が髪に乗る。
もう一枚が、刀身へ落ちた。
「…………」
女が刀を少し傾けた。
花びらは白い刃の上を滑り、切っ先から離れた。
ゆっくりと地面へ落ちる。
女はそれを見送った。
そして、刀を鞘へ納めた。
澄んだ音がした。
桜の花びらが、最後まで静かに降っていた。
「…………」
男は、まだ声をかけられなかった。
何かを壊してしまうような気がした。
やがて女がこちらを向いた。
初めて、目が合う。
「……いつから、そちらに?」
「いや……」
男は言葉に詰まった。
いつから見ていたのか。
自分でも、分からなかった。
女が男の腰にある刀を見る。
「剣神様をお訪ねでしょうか」
「……そうだ」
「でしたら、こちらです」
女は何事もなかったように歩き出した。
男は黙って後を追った。
桜から少し離れた場所に、一つの墓がある。
女がその前で止まった。
『剣神様 新玄 ここに眠る』
「…………」
男は、墓石を見つめた。
遠い土地から、剣を交えるために来た。
その相手は、もうここに眠っている。
「……そうか」
しばらく墓石を見つめてから、男は女へ目を向けた。
「あなたは?」
「八千流と申します」
「八千流……」
男はその名を、ゆっくりと繰り返した。
忘れないように。
それから墓へ手を合わせた。
結局。
男は一度も刀を抜かなかった。
八千流へ勝負を申し込むこともなかった。
そのまま山を下りていった。
そして後に、人へ語った。
剣神様は、確かに死んでいた。
けれど。
あの山には。
もう一人いる。
◇
やがて、妙な噂を聞いた。
剣神様は死んでいない。
「…………」
新太は俺が埋めた。
墓もここにある。
どうしてそんな話になったのだろうと思った。
しばらくすると、剣神は死んだが、あの山にはもう一人いる。
さらに時が経つと、剣神は二人いた。
そう語られるようになった。
「…………」
初めて聞いた時は、少し戸惑った。
新太と俺。
二人の剣神。
そんなふうに呼ばれるとは思っていなかった。
けれど、わざわざ山を下りて訂正して回る気にもならなかった。
だから、放っておいた。
◇
年月が流れた。
いつ旅へ戻るのかは決めていなかったが、気づけばずいぶん長くここにいる。
不格好だった家は何度も直した。最初よりはましになったと思う。
畑も、最初よりは上手くできる。
剣も。
「…………」
毎日のように向き合っているのに、飽きることはなかった。
一つ分かれば、またその先に知らないものがある。
分かれば分かるほど、分からないものが増えていった。
終わらない。
どこまで行っても、その先がある。
「…………」
自然と笑みが浮かぶ。
◇
「剣神、八千流殿」
ある日、山を訪れた男が俺をそう呼んだ。
「…………」
「私ですか?」
「あなたではないのか?」
男は俺の持つ刀を見て言った。
腰には刀があり、立ち方を見るだけで、それなりに剣を使う者だと分かる。
「あなたの噂を聞いて来た。一度、剣を交えていただきたく思う」
「…………」
後ろを見る。
少し離れたところに、新太の墓がある。
『剣神様 新玄 ここに眠る』
もう一度、男を見る。
「分かりました」
刀を抜いた。
◇
山道を歩く。
木々の隙間から差し込む陽が、足元を照らしていた。
風が吹けば、枝葉が揺れる。
その音を聞きながら、先ほど訪ねてきた男の言葉を思い出した。
剣神。
原作の卯ノ花八千流が、剣神と呼ばれたことがあったのか。
俺は知らない。
初代剣八。
尸魂界史上、空前絶後の大悪人。
俺が知っているのは、それくらいだった。
もしかすると。
剣神と呼ばれた八千流は。
俺だけなのかもしれない。
「…………」
そうだったら。
少し嬉しいと思う。
昔は。
原作の八千流を超えたいと思っていた。
けれど、昔ほど意識しなくなった。
それでも。
原作の八千流が持っていなかったかもしれないものを。
こうして一つ得られたのなら。
◇
風が抜けていった。
木々が揺れ、重なった葉の隙間から空が見える。
青い空が、どこまでも続いていた。
俺はそれを眺めながら、歩き続ける。
少しでも剣の道を進むことが楽しかった。
どこまで行っても、その先がある。
分かることが増えるたび、その先にまた知らないものが見える。
剣の頂をこの目で見ることは、きっと叶わない。
そのことが、ただ嬉しかった。
宗玄から教わった剣。
新太が歩き続けた剣。
旅の中で出会い、交えてきた、数え切れないほどの剣。
そのすべてが重なって、今の俺がここにいる。
だから、今日も刀を振る。
明日も。
その先も。
きっと。
俺は剣を振り続ける。
剣を振ることが楽しい。
剣を知ることが楽しい。
この果てのない道を、これからも歩いていける。
そう思うだけで、胸の奥から喜びが込み上げてくる。
足を止めた。
刀を抜く。
いつもと同じように構え、振った。
一太刀。
風を切る。
もう一度、刀を振った。
剣へ。
この果てのない道へ。
ここまで俺を連れてきてくれた、すべての剣へ。
言葉にはしなかった。
ただ、もう一太刀。
感謝と共に、振った。