光の戦士達の凶行   作:小説チーム・ハスタート

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第7話

 ウルトラマンレオとの戦いに勝利した飛龍のような姿の怪獣。…だが、その直後に彗星とともに現れたのは…頂点の部分が赤くなっているウルトラマン、ウルトラマンナイスだった。

 そのウルトラマンは飛竜のような姿を持つ怪獣の事を視認するや、その怪獣の下へとまっすぐに向かってくる。…だが、怪獣とそのウルトラマンナイスとの戦いは、飛竜のような姿を持つ改十の方にかなりの分があった。

 空を飛んでいるだけでも、かなりの分はあった。…だが、パワーの差でもウルトラマンナイスとその怪獣との間には…怪獣の方が有利だったのである。

 口の中に炎を蓄え、それを勢いよくウルトラマンへと命中させようとする怪獣。ウルトラマンナイスはといえば、その怪獣の攻撃を側転して回避し。あたかも攻撃のチャンスを見計らっているかのような様子を見せている。

 飛竜のような姿の怪獣の方はといえば、何度も繰り返しウルトラマンナイスの方にめがけて連続して炎の球体を放っており。それらが周辺の森に燃え移ればその翼を強く羽ばたかせその炎を決していっている。

 ウルトラマンナイスと、怪獣の戦い。…一見すれば、一進一退の攻防であるかのようにも思えた。…その怪獣は高度を急にあげ。ウルトラマンナイスの五倍はあろうかという高さにまで上昇したかと思うと。そのままウルトラマンナイスめがけて急降下をし始めていった。

 それはウルトラマンナイス側としてはまたとないチャンス。…そのチャンスを生かさんと、ウルトラマンナイスはファイティングポーズを取り。すれ違いざまに怪獣の首をむんずとつかんでみせる。

 怪獣側にとっては、それはピンチでもあった。投げ飛ばされれば、ダメージを負うことは必至。だがしかして、ウルトラマンナイスはその怪獣の首を話そうとはしない。…そして、ウルトラマンナイスはその怪獣をグルングルンと回転させたのち。地面に強かにたたきつける。

 仰向けになってしまった飛竜のような姿の怪獣。その怪獣へとウルトラマンナイスが追撃を仕掛けようとするが。そのウルトラマンの胴体部分へと怪獣が攻撃を仕掛けたことでウルトラマンがひるみ。怪獣はピンチを潜り抜けた。

 

――ウルトラマンの攻撃を受け、投げ飛ばされた時はどうなることかと思っていた。…だけど、追撃を受けるより前にそれを未然に防ぐことができたのは良かったともいえるだろう。

 

 地球警察隊が、追撃を未然に防ぐことができた怪獣の姿を見て胸をなでおろす。…そのモニターの向こう側では、再びウルトラマンナイスがファイティングポーズを取り。飛竜のような怪獣が一度、二度と咆哮をあげウルトラマンを威嚇するかのような動作を取って見せていた。

 今再び、その戦いはまたも拮抗状態に戻ったともいえる。その最中。再び飛竜のような姿の怪獣は大きくその翼をはばたかせ。急上昇をし始めた。ウルトラマンナイスは、その様を何もせずして見守り続ける。

 ウルトラマンナイスの方にも、確かに空中の敵への攻撃手段はある。だがそれをしないというのは、どういう意味なのだろうか。…そんなことを地球警察隊が思っていたその時だった。ウルトラマンナイスの身長の五倍はあろうかという高さにまで上昇したその怪獣が、何やら光を自身の体に収束させ始めていったのである。

 

「あの怪獣は、いったい何をしようとしているんだ…!分析してくれ!」

 

「あ、はい!」

 

 西瓜谷が黒髪を一つ結びにし、フチなしメガネをかけた女性にそう指示を出し。モニターの方に注視していたのだろうか、西瓜谷からのその指示に驚いた女性が慌てて端末を操作する。…その端末に映し出されていたのは、太陽の光がその怪獣の体の中へと取り込まれているという事だった。

 

「あの飛龍のような怪獣は、太陽光を自身に取り入れ、これからの攻撃のためのエネルギーとしようとしています!…その怪獣は、ウルトラマンナイスの事を小の一撃で仕留めるようです!」

 

 怪獣の考えていたことが分かり、西瓜谷は再びモニターへと視線を移す。…その中では、空高く飛びあがったその怪獣が光を収束させ続け。大きく開いた口に光か何かを貯め続けていることがわかる。…ウルトラマンの現状繰り出せる攻撃の射程では到底届かなかったのか。ウルトラマンナイスはただただ立ち尽くすばかり。…そのウルトラマンが見続ける前で、怪獣はその目をぎラント輝かせると…勢いよく光線を口から吐き出した。

 その場で立ち尽くしたままのウルトラマンナイス。そのウルトラマンに、怪獣のその強烈な攻撃が決まる。

 

――怪獣の攻撃が直撃した…!

 

 怪獣の攻撃は、確かに決まったようにも思えていた。…そう、ウルトラマンナイスは動かずしてその攻撃を受けたのだから。…だからこそ、効果はあったモノだと…推測できた。

 ウルトラマンに光線がぶつかった時の衝撃だろう、木が大きく揺れ動いていく。

 

――この攻撃でウルトラマンは大きなダメージを負ったはずだ。…これで。この戦いも…怪獣側に有利なものとなるだろう。

 

 ウルトラマン側に大きく有利となる…そう予測を立てていた西瓜谷。…事実、怪獣の攻撃が終わった時…ウルトラマンは大きく体勢を崩し。そしてそのカラータイマーは激しく、そして赤く点滅を繰り返していた。

 

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