ヒロアカ世界に(変則)トラック転生した 作:全作未完成
なんかトラックに思いっきり頭をぶつけたかと思ったら、転生してた。
まさか走力を試す場所ですっころんで死ぬとは思わなかったが、転生してた。
大事なことなので二度言った。間抜けな最期だったが、悔いはないので問題ない。
さて、そんなトラック転生(変則)の顛末によって生まれ変わったわけである。
ただし、
まぁ、うん。
はい。
いわゆる物語転生、というやつだ。
二次創作作品としてよく見た覚えがあるアレだ。
というかここがヒロアカ世界だと確信したからこそ、前世と転生に納得できた部分すらある。
前世の記憶がよみがえってきた2~3歳辺りの頃には、母親が鈍った包丁の腹を指で撫でて切れ味を復活させたり。父親が仕事で負ったという火傷を瞬時に直して見せたり。近所の姉ちゃんが意味の分からない挙動で空を飛んでたり。駅員のおっさんがひったくり犯を5m程伸ばした指でふん縛っていたり。
そんな『個性』と呼ばれる超常が当たり前に生活に溶け込んでいるのを見て育った。異常異能が言葉通りの一人一人の個性として受け入れられるような世界だ。そりゃ転生くらいあって然るべきだと思わないだろうか?
少なくとも、自分がこの世で孤独な異物だと思いつめたりしない程度には、世界には不可思議で面白い事があふれていた。
だから転生したことには後悔は無かったのだ。むしろ、ヒロアカ世界に生まれたと知った時、かなりうれしくなったし、ワクワクした事を覚えている。
まぁ、前世に文句があるわけじゃないが、今世で『個性』だなんだと比べてみたら、退屈な世界であったと言わざるを得ない。こんな『個性』あふれる世界に生まれたのだから、気持ちが昂るのは仕方ないと思う。
それに、もしも自分がこの作品の中に生きていたなら?と考えてしまう、というのは、ある程度サブカルチャーに触れていた人間なら共感を貰えるんじゃなかろうか?
自分もその例にもれずだったって事だ。5歳になる頃には『個性』にも目覚めたので
そんなこんな、ヒロアカ世界で生きること24年。
学生生活なんかを前世の記憶を使って楽しつつも、それなりに楽しく『個性』社会ですくすく育ち、現在はヒーロー事務所にサイドキックとして所属して、社会生活を送っているのが現状である。
ま、華々しいとは言わないが、そこそこいい生活を送れているというものだ。
ん?原作改変?しないよ?
原作に介入する気とか微塵も無い。原作の登場人物に接触する気もさらさらない。
だって……ねぇ?関わったところで、より良くなるなんて保証はない。そも二度目をもらった時点で満足してるのに、その上あわよくばメアリー・スーにも、なんて。
そんな
というかそもそも、年代が違ったしね。マウントレディがデビューしたの、ついこないだだったもの。
まぁだから、