努力します。
「そう言えば、穂香ちゃんって中学の頃からの聖磨と幼馴染みだったわよね?そのときの話もこの際聞きたいんだけど。」
「ええっ、べ、別にいいけど・・・」
「あぁ、それなら俺も聞きたいね。俺が聖磨の居場所を特定できるまでの間の話をな。」
「別になんにもないですよ?あんまり期待されても・・・取り合えず、話してもなにもなさそうなところから・・・」
どうでもいいとは思うが、現在聖磨は倒れている。(意識不明(笑))
(穂香視点でいきます。)
中学生。それは新しい世界への始まり! というものではないが、まあ楽しみなもんだよね?
今私は中学校から帰っている。話の流れから通いにいくと思った?
・・・ともかく学校から家への道のりは少し変わっていて、何故か河川敷を通らなければならない。
もう夕日が出ていて、おじいちゃんが散歩していたり、若いお姉さんがランニングしていたりです。
ふと何気なく近くの橋のしたを見てみると、誰かが倒れていた。はじめのうちはただ寝ているのかなぁっと思った。
けれど、近くにいくと様子がおかしい。寝息をたてているわけでもなく、ただ気を失っていた。
「ちょっ、すいません、大丈夫ですか?」
私と同じぐらいの男の子は、目を覚ました。
「ん・・・ぁあ・・・」
「だ、大丈夫ですか・・・?」
バタッ。
「ちょっ、あの、ほんとに・・・あーもう!」
仕方なく私はこの男を家に連れて帰ることにした。ほっとけないし。
場所は変わって私の部屋。家に帰って母さんに説明するのほんとに疲れた・・・なんか変な方に誤解されたしさぁ。
お母さんには「あんたもすみに置けないわねぇ、頑張りなさいよ!」なんて言われるし。そもそも初対面なのにいきなりそんな・・・ううん、考えるのはよそう。
「・・・んぁ、ぁあ・・・」
「あ、起きた?」
「・・・っ! 誰だてめぇ、くんじゃねぇ!」
ええっ・・・そんな急にキレられても・・・
「君は倒れていたの。それを私が助けた、それはせめて理解して!」
「なん・・・だと?」
ここまで心を閉ざした感じのヒトは初めてなんだけど・・・
「・・・助かった、ありがとう(ボソッ」
それにしてもいったい誰なんだろうね。今どき河川敷の橋の下で倒れて意識を失っていた、なんてよっぽどなことだよね・・・
「悪いけど、しばらく泊めてくれないか? せめて兄貴が俺の場所を見つけれるまでは。」
私はいったいどんな顔をしたらいいんだろう。そんなことよりも、
「君はいったい何を考えてるの!? 初対面の人に、しかも女子だよ? いきなり泊めてくれなんてそんな・・・///」
「いや、俺別に手は出さないよ? そんな貧相なからだのやつには特に(ボソッ」
「ちょっ、ちょ私はこれでもCはあるよ!」
「あ、そうなんだ。それに初対面の倒れていた男をいきなり家に連れて帰る方もどうかと。あと俺は東郷聖磨だ。」
「う・・・うぁ///・・・春風穂香です。よろしく・・・」
それを言われたら返す言葉もない。そして二人の間には謎の空気が生まれ、結局 聖磨君は家に同居・・・もとい、泊めてあげることにし、今日は寝ることにした。
それにしてもずいぶん態度が変わったような・・・
「あ、俺は俺にたいして害のない人には優しくするつもりだ。」
・・・あつい手のひら返しだなぁ。
またある日。友達の燕と翔が中学になって初めて遊びに来たときのこと。
「穂香ー遊びに来たよ~。翔も来てるよ~。」
えっ、今来ちゃう? だって自分の部屋に今聖磨君いるのに?
まずい、このままでは確実に誤解される。しかも聖磨君は理由は知らないけど、学校に通ってない! つまり客観的に見ればただの親戚ではすまされない可能性も出てくる!
「(ガチャ)穂香~? 入るよ。・・・誰?」
「あんたこそ誰だよ。」
「あ、ごめん燕ちゃん。これは聖磨君だよ。」
「誰だてめぇ、いきなり俺の穂香の家に入り込んで!」
「まてまて、穂香は別にあんたのもんじゃないでしょ。」
そう。私は何度も翔君に告白されて、何度もふっている。翔君は別に嫌いじゃないよ? それなりにかっこいいし。
・・・でもなんかときめかないというか、友達としていたいっていうか。
「穂香・・・これ以上翔をいじめるのやめたげて。なんか涙の湖の残像が見える。」
あれ? 声に出てた?
「取り合えず聖磨君だっけ? 穂香とはどういう関係? もしかしてもう一線越えた感じかな?」
「俺が穂香に欲を出すことはあり得ない。」
「ちょっ、ひどくない!? これでも自信あるよ!? ってなに言わせるのよぅ・・・うぅ。」
ほんとに聖磨君ひどい! 乙女の気にすることをガスガス口に出して・・・
「俺はもう穂香は諦める!だがてめぇ穂香を侮辱しやがって!」
「あんたは穂香のなんなんだよ!」
「暴れるな。」ゴガスッ
聖磨君と翔君は、燕ちゃんによる制裁の鉄槌を脳天に食らいました。
「こんな感じかな?中学校の頃の面白いというか、紹介できそうな話は。」
「ほんとに不出来な弟が世話になりました・・・いったい誰が育てたのやら「お前だよ」あれ、復活した?」
もしかしたらこの兄弟で漫才とかできるんじゃない?
「そういえばもうひとつうかがいたいんですけど。」
「敬語じゃなくていいよ?」
「その・・・襲撃したときに、確か光鬼さんはISに乗っていたと思うんですけど、光鬼さんもやっぱりISを使えるんですか?」
私の悩みごと、というか懸念事項はこれだ。もしそんな簡単に男性適合者がぽんぽん出てきたら、私たち代表候補生の格も下がってしまいそうだからだ。
「あー、あれね。いや、俺はISを使えない。ただちょっとだけプログラムいじって男性でも使えるようにしただけ。」
「「えぇぇぇぇ!」」
驚いたのはやはり私と穂香ちゃんだ。
「だって俺のISを作ったぐらいだぜ? 当たり前じゃねぇの?」
「おいおい、お前のやつはISじゃねえよ? ISに近いもの、俺は『US』、unlimited stratosと呼んでいる。」
Unlimited・・・無制限の、かぁ。infiniteが無限だったっけ? やっぱり似て非なるものなのかぁ。
なんかこの兄弟って私たちの生きている次元とかけ離れている気がするなぁ。
その時後ろのドアが空いた。
「光鬼さん、資料をお持ちしました・・・って聖磨殿!? やっと会えました! この私、感激であります!」
「エルザさん!?」
「ずっと会いたかったですよ! 今からでも遅くありませぬ! さあ、拙者と夜の営みを・・・あいたっ!」
「こらこら、これでも俺は教師だ。目の前でそういったことはやめとけ、せめて聖磨の部屋で・・・」
私は思わず声に出してしまった。
「「だ、ダメですっ!」」
気づけば穂香ちゃんも同じことを言っていた。そして聖磨も赤面状態。・・・とんでもないこといっちゃったなぁ。
「おうおう、聖磨よう、いつの間にこんなハーレム作ってたんだ? さすがだな。」
「だが私とて負けぬぞ?」
「・・・勝手に言ってろ。」
作者「おそらく次回は解説と作品作成の裏話あたりになりそうです。」
聖磨「あっそぅ。」
作者「あと次回こそ裏話なんで、一夏を出そうと。」
一夏「いよっしゃぁぁぁ!」