しばらくはもうひとつの作品を進めますので宜しければ。
…どっちの作品もそこまでおおっ!的なものではないと。(。´Д⊂)
さて。俺が穂香達に宣言してから一週間がたった。
あれからどうなったかというと、結論からしては―――なにも変わってない。まあ曖昧だったっていうこともあるし。
強いて変わったことと言えば、前よりも距離が感覚だけど近くなったことかな。
そんな毎日だったのだが…今日で、まさかこんなことになるとは思ってなかった。
今日の放課後の訓練を終えて部屋に帰る。
ここ最近は兄貴の新作IS兵装の実験に付き合わされていて、結構辛い。普通のものはいいんだけど、どう考えてもネタにしかならないものの時は特にやる気が失せる。
「おーい、帰ったよー。…ってあれ、皆いるじゃん。それにどうしたんだ。皆教科書開けて。」
何故か知らんけど、穂香はともかく、鈴に佳奈多、ひなもいる。そして俺がこの寮に持ってきた机の上に教科書、ノートを一面に広げている。
「えっ? あんた忘れたの?」
俺が何を忘れたって言うんだ? これでも記憶力は十二分にあるはずなんだが。
そして、穂香から1つの真実を伝えられる。
「来週は試験だよ…」
なんだと…
「なんでそんな大事なことは最初に言わないんだよ!」
「聖摩君…ずっと前から先生が言ってくれてたよ…」
あれ? やっぱり俺って人のはなし聞いてないのか?
「そういえば穂香って聖摩君と幼馴染みよね? 聖摩君って勉強できるの?」
佳奈多よ、この俺の黒歴史を聞いてしまったか。テストとはいかにちっぽけなものかがよくわかってしまうぞ。
「それがね…聖摩君はテスト前ですらゲームしまくってアニメ見まくるような馬鹿よ。」
「ちょっ、馬鹿はないだろ、穂香。」
今までそう思ってたのか…また新しい事実を知った。
「それは馬鹿よ、聖摩。」
ここまで馬鹿馬鹿言われたのはいつ以来だろうか…ま、気にすることなんて何一つないし、テスト前ですら勉強しないのは事実だからな。
「しかもその癖に選択問題が全部当たっているから赤点をとらないのが不思議なのよ~。」
とはいっても、やっぱり不安なものである。さすがの選択肢の神様に愛された俺でも、ここIS学園のテストはやはり別格なんじゃと…
ちなみにいくらISについての学習がメインの学園であっても、普通科目も存在する。
そして入試がIS適性検査と実技がメインとはいえ、もちろんペーパーテストもあったわけで。
…恐ろしい……テスト内容が1問も予想もできない。
「オネガイシマスベンキョウオシエテクダサイ(涙)」
こうして俺を徹底的に鍛え上げる勉強会が始まった。
「そういえばさあ。皆って昨年の成績っていいのか?」
これがある意味重要である。さすがに俺よりも残念な…ゲフンゲフン、俺と一緒に勉強した方がいい子もいるんじゃ。
「私は大丈夫だよ。」
自信満々に穂香が宣言。
「なんてったって、学年6位だもんね~。勝てないわよ。」
「そういう鈴ちゃんもそこまで悪くないじゃん。そういえばひなちゃんも結構成績うえのほうだよね。」
「そ、そんなことないよ。」
謙遜している姿も愛くるしい小動物みたい。
なるほど。全員いい感じなんだな。
―――ちょっと待て。この話の流れの中で、なにか引っ掛かることがあるぞ~。
さりげなく佳奈多、自分の成績を隠したな。
「佳奈多~、そういう貴女は成績大丈夫なのかな?」
「あ、あはは~、大丈夫だよ。…IS実技は。」
目が泳いでいるぞ、佳奈多。
これは俺と一緒に勉強確定だな。
さあ! 試験当日だ! 準備できたか? 歯ぁ磨けよ!
昨日の勉強会の成果もあってか、ペンを持つ指が痛い。
「それでは、試験を始める。用紙を表に向けて、始めろ。」
ぺらり。……あれ? 用紙にかかれていた問題、
――――――全部選択問題じゃん…
テスト終了後、プチ会議が始まる。
「聖摩君、どう? 出来た?」
「聖摩ぁ! 問三の答えは2でしょ!?」
「聖摩君、あそこってこれであってるかなぁ?」
「せ・い・ま、ここはこれよね?」
「あ、ああ。そうじゃないか?」
毎回思うんだけどさぁ。このテスト後の答えあわせみたいなのって意味あるのかなぁ。
だってもう自分は書き終えてるんだから今更って感じだよな。俺としては。
テスト返却後、東郷聖摩が学年1位を取ったことで、血の雨が降り、血の涙を流した人物がいたことはまた別のお話。
作者「ちなみに私もテスト前は勉強しません!」
聖摩「だよな!」
作者「こう、テスト前は無駄に勉強して頭に詰め込むよりも今までの学習の成果をね。」
一夏「という言い訳。」
作者「グハッ」