インフィニットストラトス~一年遅れの戦士~   作:めっさん

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俺は男だよ!

さて、今俺の周りにはたくさんのクラスメートがキャイキャイ俺を『愛でて』くる。

 

理由は簡単だ。編入して1発目の自己紹介で担任である織斑先生にとんでもない教師にあるまじき紹介をされたからだ。

 

よりにもよって俺のコンプレックスをついてきやがって……

 

確かにクラスで孤立するのは嫌だし、俺だって思春期の男の子。女子とは仲良くはしたい(ちなみに俺は恋愛感情がいまだによく解らん)。

 

 

 

 

 

―――――――――でも、いくらなんでもこんな形では嫌だった!

 

既に昼休みになっているが、この時がくるまでに何度も頭を撫でられ、頬擦りを拒み、猫耳カチューシャから逃げたことか。

 

光鬼さんに助けられてこの世界に来たものの、これは辛い。

 

 

 

 

そんなことを考えていると、無表情な子が、テープレコーダー付きのマイクをもってこっちに来た。

 

―――え? マイク? つかテープレコーダーってあんたは新聞記者かよ!

 

そして、その子が出した第一声が……

 

「男装ですか?」

 

「もとから男だよ! 失礼すぎだろう!」

 

「やだなー、お茶目なジョークに決まってますよ。」

 

にしても無表情過ぎてなに考えてるのかわからないな。

 

「新聞部の畑です、ランコちゃんでいいですよ。せっかくの男性IS操縦者なのでインタビューをと。」

 

「ふーん、やっぱそれって全学年回るからちゃんとした答え出した方がいいのかな?」

 

「ええ、一応は。」

 

……一応ってどういうことだ?

 

「それではまず…ぶっちゃけて性別は」

 

「男っつってんだろうよ!!」

 

「まあいいでしょう。続いては趣味とか、好物ですね。」

 

好きなもんか~、俺って何が好きなんだろうな。とりあえず普段食ってるもんと、あとは好きと言うか絶対的に必要な……

 

「好きなもんはサンドイッチと牛乳だな。」

 

――――――今この瞬間に俺のことをちびと思ったやつはぶっ潰す! 牛乳は正義なんだよぉぉぉ!!

 

「まぁっ」

 

ん、今の回答の何処にそんな驚くところがあった?

 

「好きなプレイはパ〇〇リと母〇……と。」

 

「おいこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! どんな解釈してんだよ! 今の流れでそんな発想はなかなかねぇよ!?」

 

「あら、私の知人……まぁ同級生はこの流れについてこれたのに?」

 

そいつらはいったいどうなったらこの思想についてこれたんだ?

 

1回そいつら連れてこい……説教の時間だ!

 

――――――え? 声の人が足りない? …はあ、

 

「ともかく、そんなぐらいなのか? そろそろ飯食いにいきたいんだけど……」

 

「まだメインのことが聞けてませんよ。それは…女性関係ですよぉぉぉ!!!」

 

うおう、何故か今畑さんの身長が5倍ぐらいになって迫ってきた感じが!

 

そして回りにいた女性も一瞬表情が強張ったような……

 

「付き合っている人はいますか? または気になってるお方は―――」

 

「あいにく俺には恋愛感情がない。」

 

もちろんこれは嘘になる。感情がないんじゃない、恋がわからないだけだ。そうじゃなかったら俺はどこぞのお兄様じゃないか。

 

「っていうことは今はフリーなの!?」

 

いきなり近くにいた子が詰め寄ってくる。というか寄るなよ、暑苦しい。まだ9月だぜ?

 

「これはチャンスよ……」

 

「ちょっ、抜け駆け!?」

 

「男同士のよさを伝えるチャンス……」

 

最後のは聞かなかったことにしたい。そうしたい。

 

 

 

 

 

 

「インタビューありがとうございました。」

 

「はぁ、どうも。」

 

「さぁて、どう脚色してやろうかしら。」

 

「どう止めてやろうかしら。」

 

……何故俺は無意識にこんなツッコミを? 何かに憑かれてたのかな?

 

「それにしても、本当に颯君って可愛いよね~。」

 

「ほんとほんと。マドカチャンと同じぐらいじゃない?」

 

えーっと、確かクラティーンさんと、鷹美那さんだっけ……それにしても、

 

「……マドカ?」

 

「うん。織斑 マドカちゃん。とっても織斑先生に似てるんだけど、とっても可愛いんだよ~。」

 

「恐らく今は研究棟の屋上にいるので、会いに行くのであればどうぞ。」

 

ふーん、織斑先生に似ている、ねぇ………そして、畑さんの情報網がパネェ。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずはそのマドカ(性が織斑だからややこしくなるので)ってやつに会いに行く。……と、その前に、ここいらなら人はいないな……っと。

 

「おい、ストライク。あの畑ってやつの感情読めたか?」

 

『いいや、ぜーんぜんだ。なんだよありゃあ、欠片も読めねぇぜ。それにしても、マジでこの学園すげェなぁ! 女子ばっかだぜ!』

 

―――――――――そう。今俺が話しているのはMSだ。

 

MSのなかでもタイプ:ガンダムは意思を持つ。そしてこんな風に会話までできる。

 

『いやマジでここは楽園だなぁ! 目の保養になりまくりじゃんかよ!』

 

「そんなこと言って……フリーダムに告げ口するぞ?」

 

『そいつはマジ勘弁してくれフリーダムは意外に嫉妬深ぇんだよ。』

 

フリーダムというガンダムはストライクの恋人である。

 

「ともかく、今から人に会うんだ。しばらくはしゃべんじゃねぇぞ?」

 

『わーってるよ。』

 

 

 

 

 

 

 

屋上。扉を開けると、そこにはマドカらしい人が空を眺めていた。

 

身長以外はマジで似てるなー。

 

「そこにいるのは誰だ?」

 

おうふ、まさか気配を読むのも織斑先生級に得意なのか? とりあえず姿出すか。

 

「颯だ。」

 

「そうか、お前が新しく入った―――」

 

そして、マドカが俺に近づいて……っっ俺は何をされるんだ!?

 

「命令だ。

 

 

 

 

 

 

お前、私のパートナーになれ。」

 

 

 

 

俺は、刻が止まる音が聞こえた。

 




はい。今回も色々書くことがあります。とりあえずは織斑先生に『童顔、低身長で小動物っぽい』と、レッテルを張られた颯 大地と聖摩を並べたイラストを。


【挿絵表示】

相変わらずのイラストですいません。
あと制服は完全にカスタマイズしてますね、これ。
一応大地の腕のアクセサリーはMSの待機状態的なものです。

さて、遅くなりましたが、ここまでで閲覧して頂けた方並びに感想を送って頂けた方、ありがとうございます!

………活動停止とかではありません。念のため。

感想なんですが、この作品は大まかな流れは決まっているのですが、感想の内容を反映することもありますので、是非感想を送っていただきたいです。

では最後に一言。

『エルシャダイは神ゲー(笑)』
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