仮題-TSしたせいで女性にモテねぇんだけど。〜どんだけモテブームかましても男しか釣れない件〜 作:エッティパンティモンキー
それに加えてお気に入り登録者様も、ほんの少し増えました。お名前をお出ししてよろしいのか判断できかねたため、この場で感謝お伝えします。
よろしければ、今後ともご高覧頂けると幸いです。
今俺は窮地に立たされている。王子が力の汎用性を知ってしまっているせいで、俺の言い訳が効かなくなったのだ。それとは別の問題もあるが…それは
今、大事なのは言い訳ができないことだ。
もし知らなかったなら『それはできないんすよね~ハハッ』と言えたものが、知られているなら『え?代償になるもんなら、ここにあるけど?何でできないの?』と疑問を抱かれることだろう。
そうなれば俺ができることは限られてくる。
——その中で俺が選ぶのは…
「…では第三王子殿下。貴方はわたしにどの様な代償を差し出せますか?」
今は枢機卿さんとの話は伝えず、第三王子から良い
……………
………
…
「ふ~む…」
「だ、駄目だった…?」
心配そうに体を縮こませる第三王子。よく見ると少し涙目だ。
そんな第三王子が提示してきた
俺の好きなタイミングで王城に出入りできる権利という、控えめに言ってエグいもの。
普通なら情報収集が捗ったり、王城に出入りできる人が少ないので優越感には浸れるかもしれない。
そういうわけで、
けどなぁ…
「わたし、別に王城に興味はありませんよ?」
俺ならどんな情報だって力を使えば手に入るし、王城に入りたい純粋な少女なわけでも優越感に浸りたいわけでもない。
他からしたら価値があっても、俺からしたら価値なんて一つもないし、親への説明とか後々のことを考えれば面倒臭いだけなのだ。
そんな権利で俺が動くかよ。
「じゃあ…」
第三王子はそう言って顎に手を当て考え始めた。
まぁ、そんな考えても俺が納得するモノは出てくるとは思えないけど。
別に第一王子は既に守られてるから、良さそうなモノなら貰おうってだけだし。
相当いいと思えるモノじゃないと、第三王子には聞きたいことだけ聞いて、そのまま放置して置くつもりだからなぁ。
そう考えると第三王子が哀れになってきた…。どんだけ考えてもほぼ了承を貰えない状況なわけだもんな…。
だからといって、教えるつもりも妥協するつもりもないけど。
「ソフィア嬢、一つ聞きたいことがあるんだけど…菓子は好きかな?」
「…?えぇまぁ、人並みには」
突拍子の無い話に動揺してしまった。
王城に出入りできる権利から菓子?どういう連想ゲームをして、その質問に辿り着いたのだろう。
確かにお菓子は好きだけどさ。若い身体って甘ったるいので気持ち悪くなることも、しょっぱいので『味が濃い…』となることもない。
だから貴族令嬢っていう立場に甘えて、健康被害がない程度に色んなお菓子を食べてるけど。
まぁ子供だから仕方ない仕方ない。
「じゃあ——王族しか食べられない菓子が食べられると言ったら?」
「その話、詳しくお願いします!」
子供だからお菓子に釣られるのも仕方ない仕方ない…。
……………
………
…
そうして聞いた提案の内容はこうだ。
——その一、第三王子が用意できるだけのお菓子を用意する。
——その二、週に最大五回までならお菓子を食べに来ていい。
——その三、期限は次の国王が就任するまで。
——その四、お菓子が用意されていなくてもいいなら週に何回王城に来てもいい。
「ソフィア嬢、これでどうかな?」
「そうですね…こちらとしてはとても良い提案ですが、国王様からお許し頂けるんでしょうか?」
俺からしたら本当にいい提案だが、こんな勝手に色々決めて大丈夫かって心配もある。見栄張ってるわけじゃないよね?
「それは許して頂けると思う。まぁ最悪、どんな手を使ってでも許可を頂くけどね」
「それなら安心ですね!でしたら二つ…質問してもよろしいでしょうか?」
一旦第三王子の話は信じておこう。だとしても、二つだけどうしても聞きたいことがあった。
「もちろん。どこか不明点があったかな?」
「不明点ではないのですが…この第三王子殿下の提案は私一人にしか適用されないのでしょうか?従者も連れていきたいのですが」
「そうだな…王城の出入りはソフィア嬢が信用できる者なら許可しよう。だが、菓子は足るかわからんな」
「王城の出入りをお許し頂けるだけで充分です!」
良かった…俺が危惧していたことは回避できた。
王子と二人きりとか絶対気まずい。それに折角ならノア君も連れてってあげたいからね。貴重な経験だろうからさ。
…まぁ俺の暇つぶし相手でもあるけど。
「それでもう一つというのは?」
次の質問。正直こっちが大本命だった。第三王子との話し合いで後回しにしていたこと。
「——第三王子殿下は何故…わたしの力を知っているのですか?」
それは、大半の王族も知らない力を
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