【主人公】ARMORED CORE HOPE THE BULLET【喋らない】 作:アルファるふぁ/保利滝良
クロウの前に、黄色の逆関節ACが立っている
「貴方が新人ね?私はアリー、よろしく」
アリーと名乗ったレイヴンのAC、イエローマジックが方向を変えて歩き始めた
目標の敵ACは現在、捜索困難な地形に隠れ討伐隊を撹乱している
当初の作戦は目標を4機で包囲することであったが、作戦の内容が知られたのか目標が妙な地形に逃げ込んだのである
追い続ける内、アリーと新人レイヴンは合流した
しかし、目標はおろか他の二人すら見当たらないままであった
時間だけが過ぎていく中、オペレーターから通信が入ってくる
「緊急事態です!ダン・マックが撃破されました!暴風赤紅も撤退の信号を出した後領域を離脱しています!」
衝撃の情報に、イエローマジックが停止しアリーが叫ぶ
「嘘でしょう!?相手は全力じゃないのに・・・」
その時、砲弾が凄まじい勢いで二人のレイヴンを襲った
なんとか回避したが、もう一射のグレネードが地面に着弾する
「目標のACです、撃墜してください!」
オペレーターが伝える
敵のタンクACがミサイルを撃った
目標はイエローマジック
ブーストダッシユで再び敵ACの攻撃を回避し、アリーはスナイパーライフルを発射
しかし敵は入り組んだ地形を盾に銃弾を防いだ
クロウがブーストジャンプで上昇し、ミサイルを撃つ
それと同時に、イエローマジックが垂直ミサイルと連動ミサイルを放つ
しかしタンクACはインサイドデコイとエクステンションのECM 、さらにコアの迎撃機能を使う
幾発ものミサイルが、空中で軌道を反らした
2発ほど目標を追いかけるも、迎撃機能が撃ち落とす
反撃とばかりに、敵はチェインガンを浮游していたクロウに乱射した
ブーストの方向を変えて弾道から逃げ、マシンガンで反撃
再び敵ACは地形を盾にする
クロウが着地すると、タンクACは地形の陰から武器腕を出し発射
イエローマジックが爆風を食らう
「く・・・こいつ、強いわ!」
スナイパーライフルでは敵を倒せないと判断し、アリーはイエローマジックを突撃させる
しかし、隙を見せたイエローマジックにタンクACはグレネードを放った
「食らいなさいっ!」
逆関節の得意技、スーパージャンプでそれを回避したイエローマジック
左手のショットガンで敵ACにダメージを与える
懐に飛び込まれ、タンクACのレイヴンが呻き声を出す
《・・・ぐっ!》
反撃のチェインガンがイエローマジックをかする
ブーストジャンプで後退しながら、アリーはさがクロウに向かって叫ぶ
「その手のは飾り!?」
灰色の中量ACは右手を上げた
そこに握られていたのは、ハイレーザーライフル『カラサワ』
究極の性能を持ったナービスの名銃である
そのハイレーザーライフルが、銃口に光を収束させていく
しかしその隙を逃すほど、敵ACは素人ではなかった
武器腕グレネードをクロウに向ける
「させるもんですか」
イエローマジックがスナイパーライフルで武器腕を狙い撃ちした
総じて装甲が薄い武器腕では、一撃が重いスナイパーライフルを耐えられない
発射寸前で大きな穴が開き、グレネードキャノンは機能を停止した
そして、タンクACは完全に体を障害物から晒している
今度はクロウが隙を狙う番
レーザーが大きな発射音と共にまっすぐ目標へ直進、その胴体を貫いた
コアのあちこちから火を吹いて、タンクACは沈黙した
目標撃破後、レイヴンにメールが届く
差出人・アリー
件名・今日はありがとう
本文
貴方、新人とは思えない腕前ね
私も負けてられないわ、これからもお互い頑張りましょう?
それじゃ、また一緒の依頼を受けれるように願っているわ
ここは、世界最大の反乱組織のアジト
そこに、一人のレイヴンが訪れた
「・・・すまない、やられた」
「お前が生きているなら問題ない、むしろ今表舞台を去れたことは好都合だ」
二人の男が話している間、他のメンバーがこの場に集まった
「もうすぐだ・・・もうすぐ革命が始められる」
「・・・本当に、始めるんだな?」
訪れたレイヴンと話していた反乱組織のリーダーらしき男が、その質問に答えた
「企業の暴挙を、見過ごすにはいかないのだ」