【主人公】ARMORED CORE HOPE THE BULLET【喋らない】   作:アルファるふぁ/保利滝良

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依頼人 デルタ
依頼内容 企業決戦隊迎撃

依頼詳細
久しいな、レイヴン
スティルメイトの生存ACは君と私の二人だけとなった
この機に企業は、必ず我々を潰しに来るだろう
君には、企業の部隊を迎撃してもらう
私も本拠地を防衛するが、恐らくそれぞれに別々の地点で戦うことになるだろう
お互い助けに行けないことになる
この戦いで負ければ、我々はもう敗北すると言っていいだろう
そうなったら、企業はこれまで以上に市民を虐げ、己の私腹を肥やすのだろう
それを許すわけにはいかない、絶対にだ
勝とう、必ず勝つのだ
互いに、健闘を祈っている


特記事項 なし



ep8

 

スティルメイト本拠地の入り口をグレネードランチャーが吹き飛ばした

爆音もかっ切り、四機のACがそこから突入する

赤いフロートAC、黄色の四脚AC、グレネードランチャーを装備した四脚AC、そして緑の四脚AC

それらはブースト移動で本拠地の狭い通路を駆けていく

やがて、そのうち二機は右の通路へ

別の二機は正面へ向かった

エトナのAC、テュポーンが隔壁を爆破する

二機のACは、破壊された隔壁を乗り越えてその場所に入った

芝生の生えた、天窓が透ける縦長の部屋

その中心に、灰色の中量二脚はいた

「残念だけど、貴方達には消えてもらう」

マシンガンを向けて、エトナは告げる

「死んで頂戴!」

テュポーンがブーストを前回にして突撃する

「やり過ぎたようだな貴様ら、上はお冠だ・・・潰れな!」

両手の銃を前に向け、暴風赤紅が走り出す

先手を打ったのはテュポーンだった

グレネードランチャーを撃ち、更に距離を詰める

クロウがそれを避けるのを確認するや否や、マシンガンで削りにかかる

案の定、そのマシンガンはクリーンヒットした

APを削られる

暴風赤紅は回り込んだ

ショットガンを撃ち、オーバードブースターで直ぐ様移動

ろくに当たらなかったが、中量ACの反撃の前に離脱する

右手のハイレーザーライフルがチャージを始めた

光が銃口に収束されていく

瞬間、エトナは、グレネードライフルを放った

爆風が機体を叩き、反動でチャージを中断させられる

そこへ、オーバードブースターで接近した飲龍がマシンガンを叩き込む

手も足も出ずに、またもや直撃する

マシンガンで反撃を試みるクロウ

しかし、遠くへ離れた暴風赤紅には届かない

「終わらせる・・・!」

再びエトナが、グレネードランチャーを撃った

避けるクロウ

テュポーンはブーストダッシュで一気に懐へと入り込む

マシンガンを撃とうとした瞬間、灰色の中量二脚は左手のマシンガンを捨てた

そして、コアからブレードを取り出す

振りかぶる一撃

それは決まった

頭部を叩き斬られ、コアが半壊したテュポーン

後退したところにミサイルを撃ち込まれ、機体が限界を迎えた

「四朗・・・悪く、思わないで・・・!」

踵を返し、テュポーンは元来た道を引き返していった

「おやおや、これじゃ不利だわな」

それを見届けた飲龍も、ブーストで逃げ帰っていった

「終わったの・・・?か、勝った?」

オペレーターが不安そうに言う

二機のACが、作戦領域から離脱していく

「・・・聞こえるか?」

その時、通信が唐突に入った

デルタの声だ

「私はどうやらここまでのようだ・・・敵部隊は・・・」

通信のノイズがさらに酷くなり、時折爆発の音すら出る

「・・・今この瞬間より、君を次期スティルメイトリーダーとする・・・頼んだぞ、後を・・・」

「デルタ!まさか!?」

「人々の未来を・・・」

その声を最後に、デルタとの通信は切れた

「レイヴン・・・いや、リーダー」

クロウは武器を降ろし、天窓を見上げた

「スティルメイトリーダー、ご指示を」

オペレーターが、やや強めの語調で訪ねる

「戦いは、始まったばかりです」

 

 

 

 





遅くなってしまってすいません
これにて、革命ルートは終わりです
次回からは、秩序ルートになります お楽しみに
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