【主人公】ARMORED CORE HOPE THE BULLET【喋らない】   作:アルファるふぁ/保利滝良

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メルツェルではありません
物語の始まり的な意味で、オープニングです
ゲームだったらこの辺がオープニングムービーです







オープニング

山中、時刻は夕方

一機の青いACが、静かに佇んでいた

膝を立て、背の高い木に紛れている

そのACのカメラアイの先に戦闘ヘリが何機か飛んでいた

ヘリはACに気付いていないようだ

ウロウロと散開している

おもむろにACが右手を上げた

そこに握られていたのは、大型の銃

機体と同じく、それは青く塗られていた

その銃から、凄まじいスパークが出る

1秒ごとにスパークは大きくなり、そのせいかACの右手が震える

スパークが銃全体を覆うと、ACは引き金を引いた

そこから放たれたのは、稲妻

轟音が辺りに響き、戦闘ヘリの群れの中に電光が突っ込んで行く

通過した所にスパークが迸り、ヘリがバランスを崩し墜落していく

一射だけではない 

二発三発の稲妻が、ヘリ部隊を壊滅させていく

墜ちた戦闘ヘリから煙が上がり、青いACがハンドレールガンを降ろした 

その刹那の隙が命取りとなる

森林迷彩の四脚ACが、森の中から高速の砲弾を発射した

その方向を向いた時にはすでに遅く、青いACはコアにリニアガンの直撃を受けた

しかし吹き飛ばされる勢いのままブーストでその場を離れる

一瞬前まで青いACがいた地点に、次々と砲弾が殺到した

森は抉られ、山にけして小さくない穴が開く

ブーストを止め着地した青のACが、右手を再び上げる

しかし四脚は銃のチャージ時間を与えない

遠距離から両手のアサルトライフルを乱射した

肩に被弾した青いACは、再びブーストで逃げる

四脚ACがライフルを構え追いかける

ブーストを最大まで稼働させ、ついに四脚が青いACに接近した

アサルトライフルを向け、引き金を絞る

しかし、弾が出る前にそのライフルは無力化されることとなる

青いACの左腕から、月の光のように美しいプラズマの帯が浮かんだ

そのブレードから光が飛び出し、離れているはずの四脚ACの両手を切り裂いたのだ

地に落ちた腕が、山の斜面から転がり、森の木を巻き込んでいく

三度ブーストを吹かし、青いACは高速でその場から逃れた

追いかけようとした四脚だったが、ジェネレーターが悲鳴をあげていた

これではブーストができない

四脚ACは一度立ち止まり、頭部のセンサーで敵を探す

ジャミングやECMがかけられていた状況もあってか、青いACの居場所は見つからない

360度見回し、目視以外では敵は見つからないと判断する

ちょうどジェネレーターのチャージングも済んだ

リニアキャノンを展開し、空へとブースト移動した四脚AC

空中から辺りを見下ろし、無防備にヘッドを振り回す

なんの皮肉かその光景は、先程青いACに全滅させられた戦闘ヘリの部隊を彷彿とさせた

四脚ACが熱源を感知する

振り向いた瞬間に、青いACは肩の四連レーザーキャノンを撃ち込んだ

空気が焼かれ、大気が震え、砲身がスパークする

四脚が最後に見たのは、美しき破壊の光だった

4つの光線に貫かれ、敵ACが爆散したのを見届けた青いACは、キャノンを構えたまま空を見上げた

陽が落ち星が瞬いている中で、レイヴンだけがその山にいた

 

 

 

 

 

 

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