勇気の翼   作:ハーメルン很勇

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市長エレナ

モナティアムの入り口ではベニーがゲートバーを開けようと奮闘していた

ベニーに街の中には中にケーキもあると聞いたエルフィンもゲートバーを押し始めたため、見兼ねたリニュアはゲートバーを上げた

 

リニュアはエルフィンとベニーに大層褒められたがなんとも言えない顔で流していた

 

 

 

 

 

アメリア「エレナ様。獣人達がモナティアムのゲートから侵入したようです」

 

エレナ「なんの冗談だアメリア。奴等にそんな知恵は無いだろう」

 

エレナ「なっ…本当に侵入してる…」

 

アメリア「獣人と妖精と…あれは…」

 

アメリア「現在我々が調査している市民証明書の無いエルフでは?」

 

エレナ「前に言っていたアイツが!?」

 

エレナ「市民証明書の無いエルフなんて存在してはならないし、奴らにエルフのクローンを作るような技術は無いだろうしなんの目的があってここに来たんだ…」

 

アメリア「我々の数々の工作がバレたのでは?あのエルフが何者なのかは分かりませんがエルフのした事がエルフにバレるのはおかしな事ではありません」

 

エレナ「む…だが奴らは少数だ、取り囲んでしまえば終わりじゃないか」

 

エレナ「いや…他の班を緊急招集して対策を練らねばならんな」

 

エレナ「アメリア、急いで各班の班長と繋げ」

 

 

 

エルフの班長達とエレナは対策を講じることになる

市民証明書の無いエルフの存在は秘密裏に調査を進めていたがその存在を明らかにした

紆余曲折あったが諜報班のエージェントを送った所で同じエルフにバレる可能性があるという事で警備兵とドローンに鎮圧させることとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルフィン「何この鳥みたいなの!」

 

リニュア「ドローンです。攻撃するための飛行ロボットですね」

 

ネル「魔物…のようなものでしょうか」

 

ネル「リニュアさん!強力して敵を倒しますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

エルフ警備兵「いたぞやつらだ!無力化するぞ!」

 

エルフィン「うわっ!エルフ達も来た!」

 

リニュア「皆さん、耳を塞いでください」

 

リニュアは嫌な金属音を発生させた

 

エルフ警備兵「うわぁぁぁっ!耳が痛い!」

 

リニュア「今です!」

 

エルフィン「よく分からないけどあいつらみんな動きが止まってる!チャンスよ!」

 

エルフィンやマリーが動けなくなったエルフ達を一掃した

 

エルフィン「これで襲ってくる奴等は全員倒したわね」

 

 

 

 

 

???「あー、あー聞こえるか」

 

ネル「この声は…!」

 

 

 

エレナ「妖精諸君、それと正体不明のエルフ。名前は…リニュアと言ったか?」

 

エレナ「妖精と獣人はともかく我らは同族なのに何もここまですることはないじゃないか、良心が痛まないのか?」

 

リニュア「どの口がそんな事を言っているのですか!妖精達と獣人達を仲違いさせようとするなんて…」

 

エルフィン「砂糖の供給まで来なくなったわ!」

 

エレナ「ああ、それに加えて君たちの土地をテラフォーミングして我々の土地にしようと画策していたんだ」

 

エレナ「妖精と獣人が潰し合ってくれればどちらの土地も我々のものになったというのに…よくも邪魔してくれたな。リニュアの入れ知恵か?」

 

エルフィン「馬鹿にしないで!あなたの計画は全部まるっとお見通しよ!」

 

エルフィン「エレナ!早くでてきなさい!事情を説明するのよ!」

 

エレナ「嫌だね。どうせ君たちはもうこの街から出られない ドローンもまだまだある。」

 

エレナ「原始的な文明に生きている君たちとは違い、こうして人員を割く必要もない」

 

エレナ「君たちの体力が尽きるまでこのままドローンを送り続ければいい。せいぜいあがくんだな」

 

通信は切れた

 

エルフィン「言いたい放題言って勝手に話を終わらせるなんて!」

 

リニュア「私があなた達を市庁舎まで送りましょう。」

 

リニュア「4人なら数秒もかからず市庁舎までいけます」

 

マリー「ええっ!?どうやって?」

 

リニュア「皆さん、私に捕まってください。」

 

エルフィン「分かったわ!」

 

マヨ「了解っす!」

 

 

 

 

リニュア「あの…女王様とマヨさん?前から抱きつかれて背中に乗られるとマリーさんと司祭長を掴め無いので掴むのは右手と左手にしてもらえませんか…」

 

 

 

 

リニュアの高速移動で5人は市庁舎前についた。市庁舎の前ではアニマル缶戦線とギターを持ったエルフが注意を逸らしてくれていたので少数のエルフのみを相手する事になり市庁舎にはすんなり侵入出来た

 

 

ネル「この建物は3階建てなのですね。エレナ市長はどこにいるのでしょうか…」

 

エルフィン「3階しかないなら探すのは楽そうね!私の宮殿よりも2階少ないもの!」

 

リニュア「えーと…恐らくモナティアム市庁舎は3階建てと謳ってはいますがその実地下は結構な階数がありまして…」

 

リニュア「確かエレナ市長が居る場所は23階だったかな…」

 

エルフィン「23!?そんなに掘り進めてるの!?」

 

エルフィン「前にサインした開発同意書にはそんなことするなんて一切書いてなかったのに!」

 

ネル「契約の抜け穴を利用したのでしょうね。そんなに掘り進めたのであれば魔女達と出会ってしまうはずですが…」

 

ネル「考える前にまず向かいましょうか、その23階へ」

 

ネル「リニュアさん、その地下23階とやらはどういけば良いのですか?」

 

リニュア「その…それは忘れてしまったんですよね…」

 

ネル「…」

 

エルフィン「…」

 

マヨ「自分が解決するみたいな雰囲気出しておいてそれは無いっす」

 

リニュア「すみません。ええっと…エレベーターの床を壊して下へ下がるしかないですかね…」

 

 

市庁舎へ移動した時の様に4人がリニュアに捕まりエレベーターの床を破壊しそのまま下へ向かった

 

エルフィンとネルが下へ落ちる感覚がとても怖いとゴネた為少しスピードを落として下の階へ移動することになった

 

 

 

 

 

 

 

エルフィン「エレナ!出てきなさい!」

 

エレナ「よくここまでたどり着いたな」

 

マリー「また音声だけみたいですね」 

 

エレナ「あたし達は世界樹の研究を早めなければならない。だがお前達妖精は世界樹の研究に消極的だ」

 

エレナ「神聖な物だのなんだと言って世界樹周辺の研究しか許さない」

 

ネル「当然の事です。あなた方が前に提案していたような方法では傷がついてしまいます」

 

エレナ「ああ、そんな態度だから決めたんだ 妖精を世界樹の元から追い出して自由に研究する為にな」

 

リニュア「…この頃のあなたはまだ世界樹を切り倒すつもりでしたね」

 

エレナ「よく分かったな、それとも我々の情報を知っているのか」

 

ネル「世界樹を切り倒すだなんて!神への冒涜です!そんな事は断じて許されません!」

 

エレナ「リニュア、君がどういうエルフなのか何故市民証明書を持っていないか…聞きたいことを挙げればキリがないが」

 

エレナ「取り敢えずその間抜け共を見限って今からでもあたしの元へ来い」

 

エレナ「さっき防犯カメラで見させてもらったぞ、なかなか強いし役に立つじゃないか」

 

エレナ「あたし直属の護衛にしてやろう。そうすれば栄達の道を歩めるぞ…?」

 

リニュア「いいえ。あなたは私の次元に居たエレナ様とは別人です」

 

リニュア「私の次元…つまり別の場所に居た私を作ったエレナ様は優しく思いやりがあり素晴らしい方でした。」

 

リニュア「自分の利益しか考えず裏切りを厭わないあなたの側に着くことはありません!」

 

エレナ「別の次元のあたしか…ならあたしがお前の産みの親も同然という事だな」

 

エレナ「同意など得る必要はない。あたしの秘策で全てがあたしの思い通りになるんだからな」

 

エルフィン「ねぇ待って、どうして世界樹を切り倒すつもりなの?」

 

エレナ「世界樹のエネルギーを利用して故郷へ帰るためだ」

 

エルフィン「それなら私達妖精の魔法の力を借りればいいじゃない」

 

 

 

エレナ「………」

 

アメリア「それは盲点だった、みたいな顔をされていますね市長様」

 

エレナ「ふ、ふん!お前達妖精に助力を願うほど落ちぶれてはいない!」

 

エレナ「自らの手で勝ち取り奪う事に意味があるのだ 我らはそうやって生きる種族だからな」

 

エレナ「おしゃべりは終わりだ」

 

大きな音と共にm.e.o.wが姿を現した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネル「なんですかこれは?!」

 

リニュア「自動化感情注視者脱穀機、通称m.e.o.wですね」

 

エレナ「妖精達との戦闘はシュミレーション済みだ、エルフが一人居るがその程度あたしの計画を狂わせる変数にはなり得ない」

 

エレナ「お前ら全員ここでおしまいなんだよ!」

 

エルフィン「どうしよう!逃げる場所も隠れる場所もないわ!」

 

リニュア「m.e.o.wは我々の力で十分食い止めることが出来るはずです!私の後ろから援護をお願いします!」

 

物陰から茨が現れリニュアの右腕を掴んだ

 

リニュア「!?」

 

フリックル「そうはさせないわ」

 

 

 

 

エレナ「助かったぞフリックル、あいつらを拘束しろ!」

 

エルフィン「じゃがいもの匂い…魔女?」

 

フリックル「名前を隠していたのに呼ばないで!もうあなたとの同盟関係はこれで終わりよ」

 

フリックル「間抜けなやつ。世界樹を切り倒してしまえばこの世界がなくなってしまうのに」

 

エレナ「裏切るという事か!?」

 

フリックル「裏切るも何も世界樹を傷付けるなんて私は一言も聞いてないわよ!そんな事なら手なんて貸さないわ!」

 

エレナ「あたし達にとってこの世界の事などどうでもいいんだよ、あとは原住民でどうにかすればいいだろ」

 

フリックル「…そう」

 

フリックルはm.e.o.wを拘束した

 

エレナ「なっ!何をする!」

 

フリックル「あなたってエルフの指導者なのに大したことないのね。ここにあなたに逆らうエルフも居るしセキュリティもこんなに簡単に破られちゃって」

 

フリックル「まぁいいわ。後はあなた達で片付けて頂戴」

 

エルフィン「待ちなさいよ!急に現れて…急に…何?」

 

フリックル「…」

 

フリックルは姿を消した

 

エレナ「魔女の魔法程度でm.e.o.wが止められるか!茨なんて引きちぎってやる!」

 

エレナ「拘束は解いたが…損傷があるしフルパフォーマンスが出せなくなっているな…」

 

 

 

 

 

ティグ「まだ片付いてなかったのか?」

 

エルフィン「ティグじゃない」

 

ルポ「ふふふ。ルポ様の完璧な陽動作戦で全員上手く侵入出来たようだな」

 

ティグ「市長って奴はどこだ?」

 

エレナ「剣だと?なんて野蛮な…」

 

ティグ「俺の剣を甘く見るなよ!」

 

ティグはm.e.o.wの腕を切り離した

 

エレナ「うっ!うわぁぁぁぁぁ!!!!」

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