m.e.o.wをティグに破壊されエレナは拘束された
エレナは自分の惑星に帰るまでは他の種族と対立しない事を条件にエルフィンに恩赦を受け、エレナを連れ迷惑をかけた各所に謝罪行脚を行うことになった。
まず獣人の村のディアナの元へ行く
エレナ「…この度は誠に申し訳ありませんでした」
ディアナ「分かりましたよ。これからはエーリアスに住む住民同士協力しあって生きていきましょうね」
エルフィン「色々助けてくれてありがとうねディアナ」
ディアナ「いえいえ。問題が解決したようでなによりです」
???「大変です!!」
ネル「?どちら様でしょうか」
バター「バターです!今妖精王国が大変になってるみたいですよ!」
エルフィン「えっ!」
バター「妖精達が住む場所を追い出されたとか…とにかく急いで帰ったほうがいいかもです!」
ディアナ「まぁ…」
ネル「早く様子を見に帰らないと行けないようですね」
エルフィン「反乱が起きて国が荒れたから他の誰かが介入してきたのかな…」
リニュア「その可能性は高そうです。エレナ市長様の事は私が運んで連れて行くので急ぎましょう!」
エシュール「女王様!」
エルフィン「エシュール!無事だったのね!良かった…」
エルフィン「私が居なくなった後どうなったの?」
エシュールは女王が居なくなった後に起きた事を説明し始めた。
反乱が収まりつつあった所に魔女が入り込み砂糖の代替甘味料としてアブラムシを売り付けもう一度王国を混乱に陥らせたと
魔女の居場所は未だ掴めておらず自分達はバラック街に住んでいるという
報せを聞いたエルフィンがまずバラック街へ向かうと何者かが広場を占拠し苦い食糧を無理やり妖精達に食べさせていた
エルフィン「ちょっとー!何してるのあなた達は!」
エルフィン「ん…?サツマイモの匂いがする…魔女?」
ベルベット「チッ、バレたなら仕方ねぇ」
ベルベット「今日からここは俺様の国だ!何しようが勝手だろ?」
エルフィン「何言ってるの!ここは私の王国よ!」
ベルベット「ハッ、反乱が起きて逃げた臆病者の女王に王の資格なんてあるわけ無いだろ」
エルフィン「仕方無いじゃない!みんながみんなあの時は敵になってたんだから!」
ネル「女王様、ここには妖精たちが居ます。女王が帰ってきたと伝えれば…」
エルフィン「そっ、そうね」
エルフィン「妖精王国の民よ!砂糖の供給を止めたエルフの首謀者は捕らえた!そして私の目の前にいる者こそ更なる混乱を齎した魔女だ!」
エルフィン「互いを憎み合っている場合ではない!まずこの簒奪者である魔女をこの場から追い出さねばならない!」
妖精達は急な情報に動揺しているようだった
動揺している間にベルベットが口を開く
ベルベット「お前らよく考えてみろ!こいつは反乱が起きた時逃げ出したやつだぞ!」
ベルベット「こいつについていった所でまた同じような事が起きるのはお前らでも分かるだろ!」
ベルベット「この国にこの女王は不要だ!追い出せ!」
エレナ「うーん…」
リニュア「何を考えているのですか?」
エレナ「ここでこの魔女に取り入ればあたしは解放されるんじゃないか?」
リニュア「…私がそれを聞いて許すとでも?」
エレナ「じょ、冗談だよ。」
エレナ「えー妖精王国の皆さん、エルフィン女王様の言っていることは本当です。この度は多大なるご迷惑をおかけしました」
妖精達が更にざわつき始める
エルフィン「そもそもあなたは誰よ」
ベルベット「俺様はベルベット様だ」
エルフィン「フリックル以外にも動いてる魔女が居たのね…」
ベルベット「文句があるならかかってこい。お前の民に見せてやる」
ベルベット「自分たちの女王が、俺様に蹂躙される様をな。そして誰が真の支配者か見せつけてやるんだ」
ネル「女王様!あれは挑発です!のってはいけません!」
エルフィン「大丈夫よ。ネル」
エルフィンはベルベットの前に出た
ベルベット「臆病者が無理をすれば失敗するだけだぞ 臆病者は臆病者らしく、黙って消えれば恥をかかずに済んだものを」
エルフィン「黙りなさい。あなたに私の王国は渡さないわ。」
エルフィンとベルベットの一騎打ちが始まった。
両者は互角だった。
ベルベット「くっ…!」
ベルベットは膝をついた
エシュール「やった!これで」
ベルベットは隠し持っていたミントオイルをエルフィンの顔にかけた
エルフィン「うわっ!なにこれ!鼻がスースーする!目が見えない!」
ベルベット「くたばれ!!!」
ベルベットは斧でエルフィンを殴りつけた
エルフィン「痛っ!」
エルフィンは気絶した
ベルベット「(危なかった…俺様が負けて恥を晒す所だった…)」
ベルベット「見たか!妖精の女王は俺に負けた!今日から妖精王国の支配者は俺だ!!」
ネル「卑怯な手を使ってよくも…!許しません!」
ベルベットが卑怯な手を使ったことによりエルフィン一行はベルベットに襲いかかった。しかし待機していた高位魔女がベルベットを守り応戦してきた事により、ここまで疲労が溜まっていた一行は為す術なく撤退を余儀なくされた。
ネル「女王様のこのような姿を見られるわけには行かないのでここまで連れてきましたが…」
ネル「魔女がここにも絡んでいたとは…」
エルフィン「うぅ…」
エシュール「女王様?目を覚ましたのですね」
エルフィン「頭が…クラクラする…」
マリー「魔女はベルベットだけではないようです。どうしましょう」
エレナ「まぁあの様子だと魔女の軍隊か何かを連れてきてるな」
マリー「そうなると私たちだけじゃ負けちゃいますね」
マヨ「近衛兵が…居る」
ネル「…!そうですね!」
ネル「まだそれほど時間が経っていないので魔女達は警戒しているでしょうし…気づかれないように王宮に戻らなくてはいけませんね」
マリー「地下通路を利用すればいいんじゃないですか?倉庫につながってる」
ネル「…」
ネル「マリーさん?何故あなたがそれを知っているのですか?」
一悶着あったが地下を通り倉庫に侵入した。
近衛兵の待機所まで向かったがそこには誰も居なかった
エルフィン「そんな…」
ネル「近衛兵が居ないとは…」
エレナ「あたしが助けてやろうか?」
エレナ「m.e.o.wを呼べば魔女達に対抗できるだろう。縄をほどいてくれ」
エルフィン「そう言って逃げ出すつもりでしょ!」
エレナ「そんな事はしないって、だからベルベットに詰められた時も君を擁護しただろ?」
エルフィン「それなら…」
エレナ「(ふん、バカめ。m.e.o.wを呼んでそのまま逃げ出してやる こいつらの気が済むまでついていくつもりだったがこのまま縄で引きずり回されるのが嫌になってきた)」
リニュア「…」
リニュア「エレナ。私と共に一度モナティアムへ戻り鎮圧版や警備兵を連れて女王様の助成をするべきです」
エレナ「わざわざ戻らなくてもボタン一つで解決するんだぞ、なんでそんな面倒な事を」
エレナ「それにリニュア、君はエルフでありながら私に背いた裏切り者だ。そんな奴の提案を飲むなんてごめんだね」
リニュア「あなたこそm.e.o.wを呼び出してここから立ち去るつもりでしょう」
リニュア「女王様はあなたのした事を赦すとおっしゃいました。ならその恩に報いるべきでは?」
リニュア「良好な関係を築き上げ、助け合う。女王様が提示した条件をきちんと受け入れたと証明する時です」
エレナ「…」
エレナ「分かったよ。ならモナティアムに一度戻ろう」
エシュール「待って!そのリニュアというエルフはずっと私達の味方をしてくれているけど」
エシュール「これもエレナ市長の策略ならどうするの?」
ネル「?」
エルフィン「どういう事?」
エシュール「私だけエルフの街まで女王様達と同行していなかったというのもそうだけど、私はそのリニュアというエルフを信用しすぎるのは危険だと思います」
エシュール「国の問題を異邦人であるエルフに解決させて、このリニュアが妖精王国の土地を明け渡せ、なんて言ったらどうします?」
リニュア「そ、そんな事はしませんよ!」
エシュール「狡猾なエルフの市長の事です。このリニュアというエルフも彼女の手の内で最終的に妖精王国をエルフのものに出来る…とか考えていたらどうします?」
リニュア「…私はそんな」
エレナ「妖精の中にも賢い奴が居るようだな、確かにそうすれば妖精王国はあたしのものになる これは盲点だった。素直に感心したよ」
リニュア「エレナ!」
エルフィン「エシュール。リニュアは私を助けてくれた友人よ」
エルフィン「同じエルフであるエレナと敵対しても私を守ってくれたの」
エルフィン「リニュアにそんな事を言うのは幾らあなたでも許せないわ」
エシュール「…ごめんなさい、言い過ぎましたかね」
リニュア「いえいえ…」
エレナ「そんな無駄話をしていていいのか?早く援軍を呼ばないと取り返しがつかなくなるぞ」
リニュア「そうね。私はエレナ市長と共にモナティアムから援軍を連れてきます それまで耐えていてください」
リニュア「それと…キャンディの袋と小麦粉を渡しておくので皆さんで少しの間糊口をしのいでください。」
ネル「リニュアさん。何から何までありがとうございます。」
リニュア「大丈夫です。私はただこの地に住まうすべての種族が笑って暮らせる日を願う一人に過ぎませんから」
リニュア「それでは行ってきます」