「はぁ…待っとくべきじゃなかったわ」
帰ってきてからずっとこんな感じだ。
帰ってきた時より幾分かマシになっているけど…
「あの時僕を投げた理由は?」
「あぁあれね…もしムイが見られたら、もし見かけられた時にあの時の妖精だ!となるのを防ぐためよ。だからあなたを先に帰したの」
そう言うことか…確かに僕は見られると面倒なことになる。
「次からは隠れるようにするよ。だから本当に!投げないで怖いから」
「わかったわ」
よし華ちゃんから了承をもらった。
これでもうしないよね。
「そんなことより、あの魔法少女たち話聞けないタイプだったわ…」
それは災難だったね。
「僕もあの時の動画見せてもらったけど…多分アクセルは、無所属に対して何かあるよ」
「そうね、私もそれに気付いてた」
無所属に対して異様な執着を感じとった。
アクセルは基本的に聞き上手だと聞いていたけど…
過去に何かあったかも。
「相手を混乱させるために細工はしているんだけどね…」
◇◇◇◇◇◇
「そう…遭遇したのね」
私は眉間を押さえながらもう一度聞く。
「ごめん逃げられた…」
「それはいいのよ。それより貴方のせいで怒りをかったことが問題だわ」
彼女が敵味方とわからない時に怒らせてしまったのは問題ね。
「それは…もう少し考えればよかった」
アクセルが反省しているように俯いている。
「貴方のことはわかっているわ。この協会も貴方発案だからね」
ジャスティスが驚いたような顔をしている。
確かにこれはあまり知られていないよね。
今の言葉は余計だったわ。
「もういいわ…それよりも白の魔法少女よ」
アクセルが反省したことで私は本題に入る。
「ジャスティスどうだったの彼女は?」
どうって言われても何から話せばいいかわからない顔をしている…
これは今度顔に出さない練習をさせないと…
「ごめんなさいね聞き方が悪かったわ。まず容姿から聞こうかしら」
「えっとそれは前に会長が言っていた白が主な感じのドレスで髪の色も白でした」
いわゆるアルビノってものね…
「ほうほう…他には」
「あとは目が真っ赤な瞳をしていました」
赤い瞳は珍しいわ。
凄いわねこんな体質の子はそうそういないわよ。
「うん…ありがとう参考になったわ。アクセルと言っていることも撮っている動画とも相違は見られない…」
「はいありがとうございました」
ジャスティスはお辞儀をして部屋の外へ出る。
そうして私は姿勢少しを崩した。
ここにはアクセルしかいないからね。
「どうだったエンドって子?」
効かれるのが予想外だったのか少し戸惑っている。
そんな何秒も続くはずもなくすぐに口を開いた。
「…正直、得体がしれない」
そうだろうね。
まず魔法の属性すらわからない。
…いやそれらしいものはあったけど本当に正しいの?
「貴方たちは気づいてなかったみたいだけど、彼女が立ち上がった瞬間椅子が消えてたわ」
「それは…聞いたことがないね」
「えぇそうね。確かに魔法は人それぞれの想像の力だけど…」
属性が全くわからないのよ。
これは収納している?
それとも消している?
それすらわからない。
こんなのは本当に初めてね。
「あと消えたのも謎だわ」
「あぁそれは私も思ったよ。流石にあの時間で遠くまで行けないはずだ」
アクセルでも直ぐに視界から消えるのは無理だもの。
考察すれば謎が深まるばっかり…
「とりあえず彼女は干渉を嫌ったわ。でもそう易々と従うこともできない」
「それは敵かもしれないからね」
冴えてきたわね、アクセル。
これならもう大丈夫でしょう。
「他のメンバーにも伝えておくわ。見つけても報告だけにしてって」
それ以降は指示に従ってもらわないといけないけど…
流石に彼女相手に1人行動は例外を除いて危険だ…
「もういいわありがとう。次は気をつけてね」
「あぁ、わかってるよ」
そう言ってアクセルは部屋を出て行った。