無の魔法少女   作:ゴス

15 / 22
EP:12 パワ〜

「やった〜星6出た〜」

 

僕は今、魔少をやっている。

今はオーシャンが出た。

流石に海の近くが強いとか遠くは弱いとかは修正されてるが…

華ちゃんに買ってもらったスマホに1番最初に入れたのはこれだ。

 

「ムイ、今日も活動するわよ」

 

「え〜もうちょっと待って」

 

あっ不味い頭が、うわ握力強っ!

 

「いたい!いたい!」

 

「ムイ?これで何回目?」

 

「ご、5回目です」

 

「次は取り上げるわよ」

 

手を離してくれた。

頭がまだズキズキする。

ちゃんと話を聞いておけばよかった…

 

「さぁ行くわよ」

 

「ゔっん…わかった」

 

いつも通り首根っこを掴まれて窓から飛び降りる。

いや変な声が出た…

 

「今日は退治でもしようかしら」

 

「いつも学校でやってるじゃないか」

 

「気分的な問題よ」

 

学校に行ったら必ずと言っていいほど魔物が出る。

そうして毎回時止めて割るという作業の繰り返しだ。

最初だけ見てたらよくわからなかったけど、

慣れたらもう何も思わなくなった。

 

「それで割るんでしょ?」

 

「いいえ気分転換に今日は焼滅させようと思っているわ」

 

「焼滅?」

 

「えぇ気づいてなかったの?」

 

「気づいてなかった?って何が?」

 

「まぁまだ一つしか見せてないから仕方ないわ。でも勉強不足よ」

 

急に僕に辛辣な言葉をかけて…酷いね。

 

「〈破壊〉は使える属性が多いほど有利になるのよ」

 

「どう言うこと?」

 

破壊は属性が多いほど有利?

何を言っているのだろう?

 

「まぁ見てなさい」

 

そうして海の近くまで来た。

海の中にはサメ型の魔物がいる。

他の魔法少女は避難誘導をさせている。

ということはまだ下っ端だね。

ジャスティスが例外なだけか…

 

「うわっ!眩しい?」

 

下にあった影が全く無くなっている。

上を見るとーー

 

「え、えぇ〜!な、何これ⁉︎」

 

上には隕石みたいな大きさの白い塊があった。

あれ?表面が爆発している?炎かな?

 

「これが〈破壊〉のうちの一つよ」

 

「これをあのちっぽけなサメに当てるの?」

 

流石に可哀想な気が…

 

「魔物に容赦する必要は?」

 

「ないです」

 

そうだね魔物に容赦する必要はないね。

 

あっ下にいる人も気づいた。

流石にこれは驚いているのだろう。

…スマホに収めている人もいるけど。

 

「さて落とすわよ」

 

「一般人には?」

 

流石に一般人に当たるようになってたら不味い。

 

「何を言ってるの?流石に当てないわよ」

 

「よかった…」

 

そうして上げた腕を下ろした華ちゃん。

すると上空にあった白炎の塊が海に向かって降下する。

 

そうして白炎はサメ目掛けて降下して行った。

 

◇◇◇◇◇◇

 

「早くしなさい!今すごいことになってるわよ!」

 

コミュちゃんから連絡が来たと思ったら急に急かされた。

 

「今〜私も現場に向かってるんだけど〜」

 

「そうよ!その現場に隕石ぐらいの白炎ができてるの!」

 

「それは〜不味いね〜」

 

流石に急いで行かないと一般人が危ないかも〜

あ〜私も見えてきた〜

 

「今行く〜」

 

「のんびりしてないでさっさと行きなさいよ!」

 

「わかってるよ〜」

 

「絶対よ!」

 

そうしてコミュちゃんとの通信が途切れた。

私も現場に着いた〜

他の魔法少女が頑張って避難誘導をしているんだけど〜

みんなあれに意識を取られているね〜

 

「シーちゃん〜」

 

「な〜ぁ〜に〜?」

 

私が呼んだのは契約した妖精のシーちゃん。

私よりおっとりしているかも。

水でできた小さい人型の妖精で結構器用なんだよ〜

 

「あれ止めるよ〜」

 

「うん〜わかった〜」

 

あれは〜頑張らないとね

 

「がんばれオーシャン!」

 

「あれ止めるんでしょ?すごい偉業になるんじゃない?」

 

「そうだ!止めれたら俺らで盛り上げようぜ!」

 

「そうだな!」

 

応援は嬉しいんだけど〜それフラグ〜

 

「おい!落ちてきたぞ!」

 

「海の水たち〜私に力を貸して〜」

 

シーちゃんが海水を浮かせてくれた。

私はこれの形を変えてーー

 

「っふ…なにこれ〜すごく重い〜」

 

これは〜?海水が消えてるね〜蒸発しているのかな〜?

その反発がすごいね〜

 

「頑張ってオーちゃん〜!私も海水運ぶから〜」

 

「もう無理〜魔力がない〜!」

 

…ん〜あれ〜?段々と白炎が小さくなってきた〜

さっきまで何も反応しなかったのに〜

あっ消えた〜

 

「すごいね〜!よく頑張ったよ〜オーちゃん!」

 

「…うん〜ありがと〜」

 

これは〜してやられたね〜

まぁ向こうはあの子が向かってるから大丈夫か〜

 

◇◇◇◇◇◇

 

華ちゃんが手をグーに握って白炎を消した。

 

「流石に人が真下にいるのは想定外だったわ」

 

「多分あれ止めるためだったんじゃない?」

 

向こうは一般人に当たると思っていたと思うからね。

下にはオーシャンに向かって人が群がってきている。

 

「帰りましょ」

 

「サメは大丈夫なの?」

 

華ちゃんの顔が呆れたような顔をしている。

 

「しっかり見てなかったの?もう倒したわよ」

 

え?倒したの?いつのまに?

 

「どうやって?」

 

「見てなかったようね…あの白炎から分離させて当てたのよ」

 

…そんな芸当に気付ける?普通。

 

「ならわかったことだーームイ隠れて」

 

「え?」

 

「早く!」

 

華ちゃんに言われて素早く岩陰に隠れた。

その瞬間ーー地面が華ちゃんを中心にドーム状に凹んで土煙が舞った。

 

「…なかなかすごい攻撃わね」

 

「お前もこれで倒れないなんて…なかなかやるなぁ」

 

この声は!

 

「よぉ、うちのオーシャンが世話になったな。」

 

土煙から現れたのは脳筋で有名なフエルテだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。