「やった〜星6出た〜」
僕は今、魔少をやっている。
今はオーシャンが出た。
流石に海の近くが強いとか遠くは弱いとかは修正されてるが…
華ちゃんに買ってもらったスマホに1番最初に入れたのはこれだ。
「ムイ、今日も活動するわよ」
「え〜もうちょっと待って」
あっ不味い頭が、うわ握力強っ!
「いたい!いたい!」
「ムイ?これで何回目?」
「ご、5回目です」
「次は取り上げるわよ」
手を離してくれた。
頭がまだズキズキする。
ちゃんと話を聞いておけばよかった…
「さぁ行くわよ」
「ゔっん…わかった」
いつも通り首根っこを掴まれて窓から飛び降りる。
いや変な声が出た…
「今日は退治でもしようかしら」
「いつも学校でやってるじゃないか」
「気分的な問題よ」
学校に行ったら必ずと言っていいほど魔物が出る。
そうして毎回時止めて割るという作業の繰り返しだ。
最初だけ見てたらよくわからなかったけど、
慣れたらもう何も思わなくなった。
「それで割るんでしょ?」
「いいえ気分転換に今日は焼滅させようと思っているわ」
「焼滅?」
「えぇ気づいてなかったの?」
「気づいてなかった?って何が?」
「まぁまだ一つしか見せてないから仕方ないわ。でも勉強不足よ」
急に僕に辛辣な言葉をかけて…酷いね。
「〈破壊〉は使える属性が多いほど有利になるのよ」
「どう言うこと?」
破壊は属性が多いほど有利?
何を言っているのだろう?
「まぁ見てなさい」
そうして海の近くまで来た。
海の中にはサメ型の魔物がいる。
他の魔法少女は避難誘導をさせている。
ということはまだ下っ端だね。
ジャスティスが例外なだけか…
「うわっ!眩しい?」
下にあった影が全く無くなっている。
上を見るとーー
「え、えぇ〜!な、何これ⁉︎」
上には隕石みたいな大きさの白い塊があった。
あれ?表面が爆発している?炎かな?
「これが〈破壊〉のうちの一つよ」
「これをあのちっぽけなサメに当てるの?」
流石に可哀想な気が…
「魔物に容赦する必要は?」
「ないです」
そうだね魔物に容赦する必要はないね。
あっ下にいる人も気づいた。
流石にこれは驚いているのだろう。
…スマホに収めている人もいるけど。
「さて落とすわよ」
「一般人には?」
流石に一般人に当たるようになってたら不味い。
「何を言ってるの?流石に当てないわよ」
「よかった…」
そうして上げた腕を下ろした華ちゃん。
すると上空にあった白炎の塊が海に向かって降下する。
そうして白炎はサメ目掛けて降下して行った。
◇◇◇◇◇◇
「早くしなさい!今すごいことになってるわよ!」
コミュちゃんから連絡が来たと思ったら急に急かされた。
「今〜私も現場に向かってるんだけど〜」
「そうよ!その現場に隕石ぐらいの白炎ができてるの!」
「それは〜不味いね〜」
流石に急いで行かないと一般人が危ないかも〜
あ〜私も見えてきた〜
「今行く〜」
「のんびりしてないでさっさと行きなさいよ!」
「わかってるよ〜」
「絶対よ!」
そうしてコミュちゃんとの通信が途切れた。
私も現場に着いた〜
他の魔法少女が頑張って避難誘導をしているんだけど〜
みんなあれに意識を取られているね〜
「シーちゃん〜」
「な〜ぁ〜に〜?」
私が呼んだのは契約した妖精のシーちゃん。
私よりおっとりしているかも。
水でできた小さい人型の妖精で結構器用なんだよ〜
「あれ止めるよ〜」
「うん〜わかった〜」
あれは〜頑張らないとね
「がんばれオーシャン!」
「あれ止めるんでしょ?すごい偉業になるんじゃない?」
「そうだ!止めれたら俺らで盛り上げようぜ!」
「そうだな!」
応援は嬉しいんだけど〜それフラグ〜
「おい!落ちてきたぞ!」
「海の水たち〜私に力を貸して〜」
シーちゃんが海水を浮かせてくれた。
私はこれの形を変えてーー
「っふ…なにこれ〜すごく重い〜」
これは〜?海水が消えてるね〜蒸発しているのかな〜?
その反発がすごいね〜
「頑張ってオーちゃん〜!私も海水運ぶから〜」
「もう無理〜魔力がない〜!」
…ん〜あれ〜?段々と白炎が小さくなってきた〜
さっきまで何も反応しなかったのに〜
あっ消えた〜
「すごいね〜!よく頑張ったよ〜オーちゃん!」
「…うん〜ありがと〜」
これは〜してやられたね〜
まぁ向こうはあの子が向かってるから大丈夫か〜
◇◇◇◇◇◇
華ちゃんが手をグーに握って白炎を消した。
「流石に人が真下にいるのは想定外だったわ」
「多分あれ止めるためだったんじゃない?」
向こうは一般人に当たると思っていたと思うからね。
下にはオーシャンに向かって人が群がってきている。
「帰りましょ」
「サメは大丈夫なの?」
華ちゃんの顔が呆れたような顔をしている。
「しっかり見てなかったの?もう倒したわよ」
え?倒したの?いつのまに?
「どうやって?」
「見てなかったようね…あの白炎から分離させて当てたのよ」
…そんな芸当に気付ける?普通。
「ならわかったことだーームイ隠れて」
「え?」
「早く!」
華ちゃんに言われて素早く岩陰に隠れた。
その瞬間ーー地面が華ちゃんを中心にドーム状に凹んで土煙が舞った。
「…なかなかすごい攻撃わね」
「お前もこれで倒れないなんて…なかなかやるなぁ」
この声は!
「よぉ、うちのオーシャンが世話になったな。」
土煙から現れたのは脳筋で有名なフエルテだった。