「これに耐えれるとはなかなかやるなぁ」
「それはどうもありがとう」
華ちゃんその返しは煽りになってるよ…
あっまた華ちゃんに目掛けて拳を突き出した。
…正直目で追えないんだよね。
早すぎるよ。音もぶつかり合うたびにドカン!と言ってるし…
「あはははは!これだけ耐えられたのは初めてだ!」
気分が上がったのかまた速さが上がったような気がする。
しかも同じ向きじゃなくて全方位から殴りかかっている。
それを追いつけている華ちゃんもすごいけど…
でも防戦一方だ。
「どうした?来ないのかぁ?」
うわ煽り始めたよ。
「そうね…そろそろこちらから行きましょうか」
そういえば華ちゃん全然平気そうな顔しているけど…
あんなに喰らっててどうして反応しないんだろう?
そうもしないうちに華ちゃんがフエルテの死角に立った
そして振り向いた瞬間に鳩尾に拳を入れた。
「グァッ!」
少し後ろに下がった隙を逃さず目の前に立って今度は足を引っ掛けて体を浮かす。
そして顔を掴んでそのまま頭から地面に投げた。
うわぁ…容赦ない。
フエルテの身体強化なかったら死んでるかもしれないのに…
あれ?華ちゃんが僕の方へきた。
◇◇◇◇◇◇
今の攻撃は効いた。
あんなやつ魔法少女の中でもなかなかいないぞ!
もっと戦うのが楽しみになってきた!
よし!次はどんなことしてやろうか…
「イッテェ〜お前なかなかや…る…」
呆気に取られた。目の前の光景が信じられない。
目の前にはただ凹んだ地面しかなく人の気配がない…
…俺は今急激に気分が悪い。
「ふざけるなぁ!」
逃げられた?今の間で?
そんなすぐに逃げれるのか?
あんなに強いのにどうして逃げ足が速いんだよ!
「クソッ!」
「た、た、助けにきまし…た?」
振り返るとミロワールが立っている。
「もう帰っていいぞ」
「す、すみません」
…やっぱこいつ苦手だ
「すまねぇお前に怒っているわけじゃ」
「いいえ、私が遅くなったのが悪いんです」
落ち込んだふうに言うが本当に簡単に謝らないでほしい。
調子が狂うし逆にムカつく。
「もう謝らなくていいから協会に戻るぞ」
「わ、わかりました」
逃げられたこと報告しないといけないか…
また長引きそうだな
◇◇◇◇◇◇
「どうして逃げたの?」
あそこで勝てそうだったのに。
勿体無い。
「いいえ増援が来ていたからこれ以上面倒になる前にね」
「そうだけど…」
「ねぇムイ、私は別に勝つことを目的としていないわ」
確かによく考えてみると華ちゃんは戦いたいだなんて一言も言っていなかった。
「…ごめん」
そんな僕に笑って
「わかってくれたらいいわ」
言って撫でてくれた。
「そういえばどうやってあの脳筋フエルテと渡り合えたの?」
途中で瞬時に移動していた時があったけど瞬間移動なんてあったんだ。
「いいえあの時は〈維持〉を使っただけよ」
「え?でも維持はーー」
「そういえばあなたは見えないタイプだったわね。あれは〈維持〉の時止めよいつもやっているじゃない」
「え?あれのこと?でもいつもは…」
あぁそっか僕は華ちゃんと接触しないとと認識できないんだ。
「わかった?」
「うんわかった、ありがとう」
もう知らない人から見たら華ちゃんの能力空間系にしか見えないね
「これからも私はなるべく魔法少女同士の戦闘は避けるようにするから」
「じゃあどうしても無理な時は?」
「決まってるじゃない。その時は全力でねじ伏せるだけよ」
それは覚悟できているみたいだね。
なら僕も心配しないでよさそう。
「ムイも頑張ろうね」
「へ?何が?」
「無属性の練習」
げぇっ、あれするたびに謎の頭痛するんだよねぇ…もうしたくない。