僕の名前はムイ無の妖精だ。
最近の魔法少女を見て僕もこんなパートナーが欲しいと思って女の子に話しかけて行ったんだけど。
全敗だった。なぜなのだろう?
僕は妖精だ。
と言うことは魔法少女になれるチャンスがあると言うことだ。
なりたかったら喜んでなると思ったのに…
正直理由が戦いたくないだったら僕もそれは仕方がないと思うよ。
僕の場合それが1人もいなかったんだ。
なんだよ論外って最後に断られた子が論外って言ったんだよ。
多分魔法少女になりたいと言う意思は感じるけど。僕の属性を聞いた瞬間にこれだよ。
ダメなの?無属性って。
それのせいで周りの妖精たちはもうみんな契約しているのに僕だけ契約できていない状態になっちゃった。
友達からも揶揄われたよ。
「どうして僕だけ」
上空でふよふよ浮きながら憂鬱な表情を浮かべる。
僕の姿は僕が見せたいと思った相手にしか見れないんだ。
これは妖精全員にある能力だね。
だからたまに歩きスマホしているサラリーマンが横切って歩いている。
スマホの画面には実在の魔法少女をモデルにしたオープンワールドなゲームだ。
これは妖精の間でも有名だ。
なぜなら妖精もストーリーの中で出てくるからね。
しかも魔法少女のモーションをしっかりとって声も当人だと聞いている。
僕もこういうのに一回でも出てみたいな。
「誰か僕とパートナーになってくれないかな」
「ねぇそこの君」
あぁやってキャラとして出て僕のことを少しでも知って欲しい。
よしそうとなっては頑張るぞ!
「君ってば」
そのためにはどうする?
やっぱり声をかけていくしかないのかな
「ねぇ」
……さっきからうるさいぁ誰だよ僕に話しかけているの。
ん?話しかける?なんで?
「僕に言ってるの?」
「それ以外なんだっていうの?」
目の前には雪みたいな真っ白な髪が肩まで伸びていて瞳が鮮やかな赤色の女性が立っていた。
すごく綺麗な人だ。今まで見たことがない。
通りすがりの人もこちらをチラチラと見ている。
「なんで僕のこと見えてるの?」
そうそれが一番の疑問だ妖精は基本的に見えないのになんでこの子は見えているのだろう?
「そんなことより君は今、パートナー探しているの?」
そんなことで流されてしまった。
でも彼女が言っていることも本当だ。
「そうだけど…」
「それで今もまだ見つかっていない…」
「そ、その通りです」
僕のハートにグサって刺さってしまった。
もうちょっと濁してもよかったのじゃないの?
「君、属性は?」
ほらきたよこの質問これで僕が正直に答えてまた論外って言われるんだ。
「無属性だよ」
これは正直に答えないともし契約しても今後の活動に影響を与えるから正しく言わないといけないんだけどね。
ん?今彼女微笑んだ?なんて眩しいんだ!
「ちょうどいいわね」
「え?」
今なんて言ったのか聞こえなかった?なんて言ったのかな。
「家に来て」
「え?」
僕の反応に彼女はため息をすると首根っこを掴まれて学生カバンの中に突っ込まれた。
え?これって誘拐?嘘でしょ…ていうかなんで触れるの?
「出して!ここから出して!」
「これからのことについて話しましょ白くまさん」
え?これってもしかしてチャンス来た?この美少女との契約チャンス?
じゃあ大人しく連行されようじゃないか。