別世界を生き抜いた女の転生サイヤ人ライフ 未来トランクス編 作:ミルク見るぜ
ブルマが仙豆を持っているので大丈夫…かな?
注意
ブラック様が暴走します。
ブラックがミミにとんでもない執着心を抱いた話をしている内に
未来世界にたどり着く。
街を見渡したブルマは「なんて事!?こんなにぼろぼろになっちゃうなんて!」嘆く。ここまで酷いとは予想外だったようだ。ミミは街並みを見ながら、「やっぱり一回目の時から変わってないね。」と呟く。ミミは一回戦の時に訪れた未来世界と今の景色が変わってない事で、前世の記憶通りにブラックは存在し、事は動いていると結論付けた。ブラック達に悟られないよう気配を隠しつつ、タイムマシンから離れた直後、察知したかのように赤紫と紫色の光が悟空達の前へ飛来した。
ブラックとザマスが襲来した。
ベジータは「来やがったな。探す手間が省けたぜ。」と不敵に笑うが、ブラック達はベジータを見ずに悟空とミミに「ごきげんよう皆さま。そして、また会えたな、『同胞』よ」優雅に挨拶をした。ミミは『同胞』という言葉に身震いした。悟空が、「ブラック!!過去のザマスは反省したぞ!!」と言うとブラックは分かってないなと言わんばかりに口角を片方だけ吊り上げ、人間0計画を語り出した。が、
悟空は「やっぱ『運命』だっけ?それだからかミミ、おめぇの事見てっぞ。」ミミの顔を見て呟く。ミミが顔を引き攣らせて「ねぇもう運命から離れて!?」と突っ込むと、ブラックに向き合い、「それ、過去ザマスが時の指輪を使って悟空の体を奪って成り変わって未来ザマスを仲間に引き込んだやつよね。知ってるわよ」と真顔でミミが遮る。この情報はミミが既に悟空達へ共有したものだった。ブラックがぴくりと眉を動かす。なぜ?とは思ったが、すぐにやつもザマスだったなと思い至り、口元が歪む。
(そうか、やはり、おまえはザマスだな。簡単に俺の事を理解してくれている。)
(それだけにやはり人間として勘違いしてるのは、やはり可哀想だ。荒療治だが、一刻も早く救い出さなければ…)内心そう勝手に納得し、救済を考えて余裕を取り戻す。ミミは心を読み、(あーまたなんか私を同胞だって思って助けようとしてる…理解してるからこそ嫌なんだって)
(…独りよがりなんだよ…それ)と内心毒つく。ブラックのその表情にベジータは「貴様ら俺をみくびりやがって!!」そう突っ込もうとしたが、「サシをしたら負ける。2対1にするわよ。」と静止した。ベジータは舌打ちしたが、一回戦はそれで敗戦している。渋々承知し、ブラックはミミとベジータが引き受け、未来ザマスは悟空とトランクスが相手をする事になった。
ブラックは笑みを浮かべ「おやこちらの相手になってくれたのだな。嬉しいぞ」と相変わらずミミに話しかけるが、ベジータが「貴様の相手はこの俺だ!」割って入り、ミミは無言でヒット&アウェイに徹する。ベジータが怒りでパワーアップし、「あの時の借りを返してやる!!」立ち向かう。ブラックは口元を歪め、ようやくベジータに視線を向ける。「ほう、さらに力を上げたか。つくづく楽しませてくれる前菜だなぁ、」と笑い、一度目は腹部を殴り、一回戦と同じように気の刃を鳩尾に食い込ませようとしたが
腕でガードするベジータ。「ほう反応したか。」「そう何度も同じ手は受けんぞ!!」その間にミミが気弾を多数放つ。ブラックは「…やつか。」と離れるとミミに襲いかかる。
「…」「仲間に庇われて嬉しいだろうが、俺はそうはいかない。むしろ神になりきれないおまえは足手纏いだぞ?」と問いかけてくる。「だから?」ミミは告げる。「だから私は援護してるわ。後」「ベジータに譲っていた、だけよ!!!」と一瞬だけまた謎の気を纏って鳩尾に重いパンチをブラックに喰らわせた。「ぐっ….!」くの字に折れ曲がりたまらず吹き飛ぶブラックにベジータが追撃する。「余所見とは余裕だなこの神気取りが。」と吐き捨て、蹴りを喰らわそうとした。
一方ザマス対悟空とトランクスは、
膠着状態にあった。
2人は攻防戦をしながらザマスがブラックに合流できないようにしていた。痛みをどうともしないザマスに最初は攻めあぐねていたり少し悟空達はダメージは食らっていたが、
悟空とトランクスならザマスの攻撃力は大した事はなかった。問題は…「めいったな、再生速度がブウ以上だぞ」「だけどあれは最終手段ですよ!!」「この不死身の体こそ神の御技」と余裕ある笑みをザマスは浮かべていた。そう未来ザマスは不死身の能力を得ており、攻撃されても即座に回復していたのだ。
ミミからは情報を得ているが、その分、超ドラゴンボールは既に破壊されているという焦りがある。不死身を解除するすべが存在しないのだ。
そして何よりミミが警戒していたのは、ブラック達のその先の存在。引き金になっていたのは魔封波。その事で悟空は、「魔封波がやべぇってんならブウのときみてぇにザマスを消せば良いんじゃねぇか。」と作戦会議の際悟空はそう提案した。だが、再生速度が想定以上だったのだ。
するとザマスが「礼を言うぞ。トランクス」と語り出した。
「礼??なんのことだ!!」
「貴様が過去にすがり、時間を越えるという大罪を犯した事で我らは」
と整っている顔をひどく歪ませ、
「人間0計画を成就させる事ができるのだからなぁ」と嘲笑った。
トランクスは「くっ…」一瞬怯む。自分も、タイムマシンで悟空達に助けを求めた結果がこれだと思ってしまうと、罪悪感がつきまとうのだ。
動きが鈍ったトランクスに「トランクス!」悟空が横から入り、「やつの言葉を聞く必要はねぇぞ!」発破をかける。トランクスは目を見開く。ミミが前世を開示し始めた時の表情、そして「あなた達が先に言ってくれたから靡かずに済んだ。ありがとうね」と微笑む顔が思い浮かんだ。トランクスは顔を引き締めると、「そうだ、俺は、罪から逃げず、向き合う人に会えた!だから…俺も!罪に向き合い戦う!!おまえ達が否定しようと俺はおまえ達を倒す!!」力を解放する。
トランクスの髪がさらに尖り、青白いスパークが走る。ザマスは少したじろぐが「ふ、所詮は罪人。罪を清算しようともしないと…ぐはっ!」言い切る内にトランクスに「黙れぇぇ!!」と拳を打ち込まれた。吹き飛ばされるザマス。間髪入れずトランクスが追撃をしかける。すぐ起き上がり躱すザマス。痛覚はないが、動けなくなるのがデメリットであるからだ。
だが、悟空は許さない。「おめぇたちはぜってぇ許さないぞ!!」悟空もミミから開示された事で、自分が肉体を奪われたせいで、自分はおろか、近くにいた愛する家族、チチと悟天を死なせてしまう事、未来の世界が蹂躙された事を知ってしまったからだ。「オラの体でみんなをめちゃくちゃにしやがって!!!」蹴りをザマスに入れ、叫ぶとさらに気の力を上げ気弾を「でりゃでりゃ」と撃ち込む。一度は気の剣で斬り伏せるが、たまらず被弾する。さらに追撃しようとしたその時
「ふふふ。ははは…」と不気味な笑い声が響く。
ベジータ達が相手にしていたはずのブラックがザマスの隣に現れた。
「ふふふ…これを見ろトランクス。」と抱えていた意識のないミミを見せつけた。ようやく同胞がこちらに来たかのように歓喜に口元が歪んでいた。
トランクスは抱えられているぼろぼろになって目を閉じているミミを見て顔が真っ青になった。
実は、ベジータが蹴りを入れようとした瞬間、ブラックは驚いた顔をしたふりをしていたかのように、にやっと額に2本指を当てて、瞬間移動した。
ベジータが「なに!?」そう動揺した隙を突いて拳や蹴りをベジータに喰らわせる。「言っただろう?俺は『孫悟空』の全てを完全にものにしたと」そう勝ち誇りながらながら瞬間移動を繰り返して「終わりだ!!」ベジータが怯んだ瞬間を狙い、首に気の剣を叩き込もうとする。ミミも瞬間移動してブラックを蹴り飛ばす。ミミが「間に合った」と思った瞬間。ブラックは、にやりと笑った。この時を狙っていた。ミミが最初からの狙いだったのだ。思惑に気付き目を見開くミミに「慢心したな!!」叫び「!!がっああ…」と気の剣をミミに何本も突き立てる。そして一斉に爆発した。
「コイーダ!!」叫ぶベジータに目もくれず、
ミミが被弾し落ちたところを捕まえて、ベジータを見ながらミミの瞼へ眠る子に祝福するようにそっと口付けをすると、悟空達のところへ向かったのだった。
ブラック様の執着、ここに極まり。ですね
書いてて、ブラック様が勝手に動き出したんですよね…完全にロックオンです
さて、本当にミミは無事なんでしょうかね。
次回に続きます。