別世界を生き抜いた女の転生サイヤ人ライフ 未来トランクス編   作:ミルク見るぜ

14 / 14
確保されちゃったミミさん。
このまま連れ込まれ、洗脳されてしまうのでしょうか。

お気に入り登録ありがとうございます。

感想もぜひ。


ブラック戦④ 超覚醒!怒りのフルパワー!

 ブラックはミミを手に入れ、上機嫌だった。トランクスも綺麗に絶望してくれている。

これほどの愉悦はなかった。

 

 意識のないミミを見つめながら、嬉しそうな笑みを浮かべる。「ふふふ、ははは、やはりおまえは甘いなぁミミ。貴様は人間臭く、繋がった絆を守ろうとする。それが結局、皆を傷つけているというのに。結局おまえも罪から逃げているだけにすぎん。」とミミの傷だらけの頬を撫でながら、語りかけるブラック。そんな様子に悟空やトランクス、そして駆けつけたベジータも動揺を隠せなかった。

「ミミ!」「そ、そんな。」「く、どこまでもいやらしいやつらだぜ。」と三者三様にミミの心配をする。ザマスが戻り、「やっと捕まえましたか。目的通りにしますか?それとも、奴らへの見せしめにするか?」と問いかける。ザマスの目線的には、トランクスを揺さぶる為、見せしめにしたいようだった。

 

 だがブラックはチラッとザマスを見た後、すぐにミミに視線を戻す。「…見せしめも良いが…」と言う内にトランクスが「ミミさんを離せ!!」叫んだ。今にも斬りかかろうとしていた。「そう焦るな…」「まだ殺しはせん。」ミミを見ながら話すブラック。「ようやく、おまえが神として戻ってくる時だからな…」と優しく笑う。

まるでようやく大切な人を助ける事ができたかのように。

ただこの場でその笑顔はとても不気味に映った。

 

 悟空達がどう助けようか、攻めあぐねているなか、

「ぐっ…ごほっ」と血を吐き出しながらミミが身じろぐ。

 

 灰色と黒の瞳がぼんやりとブラックを写す。「ほう、意識が戻ったのか。」にやにやしながらミミの様子を見て、「見ろ。奴らの絶望しきった顔を」とベジータ達の様子を見せる。

 ブラックとしては、ミミの罪悪感を揺さぶり、自分達と来れば、その罪悪感も無くなり、人間から解き放たれると教えてやろうとする思惑があった。

ミミに神としての使命を思い出させるために。

 

 だが、ミミはベジータの様子を見て、(よ、よかった…無事で…)そう安堵したと同時に、罠を仕掛けたくせに自分を同胞として陥れようとするブラックに、そして罠にまんまと引っかかった自分に対して、怒りが込み上がってきた。

(自分で仕掛けておいて…この状況を私のせいにする気…!?ふざけんな…引っかかった私にも苛つく…!!絶対に許さない)

 

「…は、はは」突然、ミミが笑い出す。

 

 ザマスは「気が動転したか。」そう言うが、ブラックは少し嬉しそうであった。ここで自分を肯定してくれる言葉が出れば、

ミミが絶望し、屈服と言う名の救済が完了したと思っていたが、ミミは意に介さず、「今のは痛かったわよブラック…」軽口を叩く。

だがその目は笑ってないなかった。ブラックが息を呑む。その時、ミミの感情に従い、謎の気が溢れ出していく。力に合わせて、周りの空気が震え出していた。

「だけど、」「それがあんたの慢心だ!一度も私は揺らいでない!人間臭く守るのが私だ!!」とブラックを振り払い、溢れんばかりの気がとうとう爆発する。ブラックが目を見開いたのと同時にミミが「私を怒らせた事、後悔させてやる!!」光に包まれ、姿を変えた。オーラは赤と白に近い金の色、髪の色はブラックとは少し違い、赤みが強い、ロゼよりも真紅の赤薔薇だったが、瞳はブラックと同じ灰色一色だった。 

 

 

 トランクスはミミの姿に目を見開く。「ミミさんの色が、変わった…ブラックみたいに…」ブラックも驚くが、すぐに「ふふ、その色、とても美しいじゃないか…だが、俺と同じ姿ではないか。」余裕を取り戻した。自分と良く似た姿になっており、

強がりで決別を宣言しているだけで、まだこちら側である事が証明された気がしたが、

ミミの表情を見て凍りつく。ミミが表情を変えていない。葛藤も、揺らぎも一つも感じさせない。そんな表情だった。

「色はそうね。似てるわよ。だって、私、あんたの生まれ変わりだからね。分かってたでしょ」真顔で話す様子に、初変身した自分のような高揚感もなさそうだった。

 

 ブラックは目を見開く。「何?ならなぜ…」と余裕を装うが、内心は怯んだため、最後まで続かない。前世はザマスなのは分かっていた。だが、人間側に立つのが理解できないのだ。

 

 ミミは両手をバキバキと音鳴らすと「今から私は、この姿を超サイヤ人マゼンタと名づけるわ」「あんたとの決別の姿よ。」と言い切ると静かに「第2ラウンド再開ね。」と告げる。

 ミミの再起を見た悟空が瞬間移動で現れ「隙ありだ!!」と打ち払う。ブラックとザマスは瞬時に離れ、驚きを隠せないブラックにザマスは苛立ちを隠せない。「だから言ったであろう!やつは完全に人間側だと!!殺すしか価値がないやつだと!」

ブラックは苦悩するかのように唸るが、それでもなお、ミミを狙い気の刃を放つ。ミミは気を纏った拳ですべて打ち払い、「二度もその攻撃は受けないわよ」ベジータと同じセリフを吐いた。

 

 ベジータやトランクスも変身して戻り、「ミミさん!ですよね?」前に見たブルーじゃない、ロゼに似た姿になったミミに少し緊張するトランクス。当然だ。ロゼは自分にとっては因縁の存在。ミミがその力に似た存在に目覚めているのは明確だった。ブラックに決別宣言していたが、やはり緊張した。ミミは引き締まった顔から破顔して「トランクス!良かった無事だったのね!」安堵したように告げた。トランクスはホッとしたが、ベジータは、「ち、そんな力どこで隠していやがった。」そう唸る。安堵半分、新しい力に目覚めた義理妹への好奇心半分だった。「いやいや、私も謎の気ばっかりで、ブルーになれなかったのよ。」と話す。口ではああ言ったが、変身できたのはこれが初めてだったようだ。ブラックはミミの顔を見て引き攣る。

 

なぜだ。

なぜ、自分にではなく、人間どもに笑顔を向ける?神の力を、なぜ人間どもを守る為に使うのだ!!

 

「ふん!ならいい。そのまま使いこなせ。今はブラック達が先だ」ミミにそう告げると戦闘体制に入る。

ブラック・ザマス対、悟空・ミミ・ベジータ・トランクスの戦いは混乱を極めた。

 

 最初は悟空達が優勢だった。悟空がブラックの力をいなしたと同時にミミが気を纏った拳や足をブラックに叩き込む。ベジータとトランクスは流石の親子の連携でザマスを抑えこむが、ブラック達は一筋縄では行かなかった。途中でブラックがある意味で吹っ切れたのだ。ミミをいたぶるのではなく、人間0計画を実行させる方向に。

 

「く、くく、俺をどこまでも侮辱する気だな。ならその絆を壊してやる!」瞬間移動でトランクスの首を狙い、「トランクス!!」と庇ったベジータが被弾してしまった。

さらに気を取られた悟空をザマスが狙い撃ちにし、更にブラックが瞬間かめはめ波を叩き込んだ。元々連戦でかつ、消耗が多いブルーで戦い続けた悟空達は限界であった。ミミは「!トランクス!悟空達を送れ!」と話し、ブラックの気弾を弾く。

 

 トランクスは動揺したがすぐ、「わかりました!すぐ戻ります!」と頷くと戦闘不能になった二人を連れて逃げた。トランクスにブラックが「臆病者!!貴様だけまた逃げる気か!」と揺さぶりにかかる。が、トランクスが反応する前に赤い影が間に入る。「どうしたの?随分と余裕じゃない」先程まで意識を失う程の重傷だった者が言わないであろう言葉を獰猛なサイヤ人のような笑みで「私がいながら、トランクスにちょっかいかけるなんて、つれないわね」連ねる。

 

 ブラックが「くっ…」と余裕があるのはこちらなはずなのに揺らぐ。ザマスが「貴様は消えろ!ミミ!」そう叫び、気の刃を突き立てようとしたが、ミミの灰色の瞳から一切の温度が消え、「邪魔」とタイムマシンがない方向に蹴り飛ばす。ザマスは弾丸のように吹き飛んでいく。ブラックがそれを見て、瞬間移動でタイムマシンを破壊しようとしたが、今度は、「お前の相手は俺だ!ブラック!」トランクスがブラックを止めたのだった。ミミもこれには「トランクス!あんたも!」焦りが入る。

「これは本来なら俺だけの問題だった。」とミミを遮る。そしてブラックを見据え、「でも守られてばかりだった!だから今度こそ!この世界をみんなを守るんだ!!」 

と拳を強く握って構えながら叫ぶその姿に笑みを浮かべるミミ。トランクスの成長を肌で感じたのだった。

 ブラックは「その減らず口を慎め。守られてばかりのお前に我々の計画は止められんぞ」トランクスの宣言をコケにしようとしていたが、それはミミが許さない。

「あら、私をお忘れ?さっきまで執着してたのに、すぐ振っちゃうんだから」あえて妖艶な声で挑発すると、後ろからブラックを蹴り飛ばす。ブラックの目に映るその笑みは口元がブラックを彷彿させるものだった。

だが、その瞳はブラックを許さないと言わんばかりに怒りに燃えていた。

 

 ブラックはその変化から目の前の存在が理解できなくなり、(このままでは思考が絡まり、負ける!引き上げるぞ!!)たまらず引き返し、ザマスと合流を図った。

 

 ここで、ミミはブラックに向けていた悪い表情から歪ませ片膝をつく。トランクスが「ミミさん!大丈夫ですか。」駆けつけ肩を支える。ミミも先程まで重傷だったのだ。マゼンタ覚醒による興奮が切れた今、体が限界を迎えたのだった。マゼンタの髪の色は残っていたが、オーラは消えかけていた。「ごめん、ちょっとふらついた。やっぱきついなぁ」汗を滲ませながら呟く様子に、「ミミさんやっぱり無茶を…!」そう言うとトランクスがブルマからもらった仙豆を(持ってた分としては残り1個だった。)差し出す。ミミは手のひらの仙豆を見つめると、仙豆を半分に割ってトランクスにあげた。

 

「え!?ミミさん全部食べてください!」慌てて押し返そうとしたが、「あんたも、疲れてるじゃない。ブラックやザマスが健在な以上、回復しなくちゃ」トランクスを気遣う。トランクスはミミがもぐもぐと半分こにした仙豆を食べている様子を見て、(この人は本当に…)と少し目を潤ませた。顔色が悪く今にも倒れそうなミミが、自分よりも先にトランクスの事を心配してくるのだ。そう思いながらトランクスは

ミミからもらった半分の仙豆を食べた。

 

それから、レジスタンスと合流し、マイの生存を喜んだのち、

ミミの情報を基に、ブラック達のアジト強襲作戦を取ったのだった。

 




王道の オリジナル形態覚醒です。(`・ω・´)

超サイヤ人マゼンタ

ブラック由来の力な為、能力はロゼと同程度。性差がある為、ブラックの方が力や耐久力はあるものの、ミミ自体が気を節約できる技術を持っており、実質なスタミナ管理や瞬間爆発力についてはミミの方が上手である。今回重傷かつ、悟空達が撤退した後もスタミナが持っていたのは、ミミの節約術によるものである。

節約術の元ネタはワンピースのルッチ達がやっていた生命帰還(せいめいきかん)。

さて、勘違いがようやく解ける事になるブラック様はどう進化するのでしょう?
お楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。