別世界を生き抜いた女の転生サイヤ人ライフ 未来トランクス編   作:ミルク見るぜ

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未来世界と現代世界の2本線で送ります。

ブラック様の勘違いが砕けた今、何を思うんでしょうね。 
ブラック様がこじれてる為、嫌な方はそっ閉じでお願いします。
後地味にザマス様も荒れてます。

いつも見ていただきありがとうございます。


ブラック戦⑤・現代世界の幕間 未来を守る!ミミ達の戦いと悟空達の作戦会議 〜ブラックの苦悩添え〜

マイ達が作戦通りに静かにブラック達のアジトへ迫る中、

 

ブラック達はというと一度計画の立て直しの為、拠点に戻っていた。だが、その様子はあまりにも不穏であった。

轟音と共に壁に穴が開く。覚醒したミミに価値がないかのように無表情で「邪魔」とたった一言で弾丸のように蹴り飛ばされたザマスは苛立ちを募らせていた。ブラックを揺るがせていた女はたしかにあの時まで死にかけており、見せしめに始末することで、確実にトランクス達の精神的な柱を砕けたはずだった。だが、

「なぜ、やつは!しぶとく生きている!!…忌々しい…覚醒し、わずかな間だけでも我々を圧倒するとは…」頭を抱えてうめくザマスを一瞥すると

ブラックは無言でカップに注いだ紅茶を見つめる。(やつは、なぜあれほどまで俺に似ていて…)と考え始めていた。ロゼに似た姿、似たような笑み。そこまでは自分と一緒だった。だが、ミミは、己の力に酔いしれる事もなく、彼女の前世であるはずの自分に共鳴する事もなく、「トランクス!」と仲間の事を終始案じていたのだ。自身は傷だらけの姿だったというのに。

ブラックはカップの取っ手を握りしめて思わず割ってしまう。砕けた破片は、バラバラになったブラックの心を表しているかのようだった。ブラックはこぼれた紅茶で濡れた手を拭き、破片から背けるようにザマスにだが、どこか自分にも言い聞かせるように「嘆いていても仕方がないぞ同胞よ。」「計画を再始動させる。」

その瞬間をマイ達は捉え、銃弾を放った。思わず避けるブラック。かすめた銃弾を見てキッと場所を把握すると飛んでマイを殺そうとする。その隙をミミがマゼンタの状態で突っ込む。ブラックは吹っ飛ばされる直前ロゼになり勢いを殺したが内心歯噛みをする。ザマスとの合流の為に退いた際にミミの気が弱っていたのは分かっていた。あの傷を受けていてなお自分達を退けさせたのが、奇跡に思えた。だが、ミミは、すぐに回復し、マゼンタの状態で自分に戦いを挑んできたのだ。ミミは「やっと探したわよ。ザマスが苛立って壁に穴を開けてくれたおかげで探せたけど。」と挑発する。少し饒舌に話すぐらいには高揚してるのが見て取れた。

気づいたザマスが気弾をミミに放ちながら距離を詰める。その顔は怒りに歪んでいた。「貴様!この期に及んで!!」と苛立ちを隠さずに気の剣を振るう。ミミは動かず、制限していた気を解放した。オーラが更に煌めきを増し、膨れ上がる。それはザマスの気の剣を霧散させるほどだった。ミミは前生きていた海の世界で習得していた気を巡らす技術、「生命帰還」。それを無意識の領域にまでに使いこなしていたのだ。ザマスは「なんだと…!!この力どこで!?」得体の知れない技術に慄くが、ミミはザマスを見つめ、

「私、色々と知ってるし、覚えてるの。」と口元小さく笑みを浮かべる。

ザマスはくっと、踏み止まると、ブラックが瞬間移動で間に入り、「知った口を聞くな!!」「ならばなぜ人間に心を寄せる!?なぜ神を捨てるのだ!?」とミミに猛攻撃をしかける。

ブラックは苛立ちが隠せなくなっていた。

「貴様は!!俺なのだろう!!」

「なぜ人間側に立つ!!」鍔迫り合いになりながら怒りに顔を歪ませ叫ぶ。ミミは一度ブラックを吹き飛ばして距離を取ると、「…だから?敵でしょ??あなたはトランクスの世界をめちゃくちゃにした。私はトランクスが仲間。それだけよ。」「…!!それだけ…で、俺を裏切るの…か…!!」ブラックが目を見開く。ミミは「裏切る?私がいつあなたの仲間だったかしら。勘違いもほどほどにしなよ。」と怪訝な顔をした。ブラックがわなわなと震え出し、「貴様ぁぁぁ!!」叫んで斬りかかる。

拳と気の剣を交えながらブラックは(理解できん!!ここで殺す!!)と殺意を向けた。ブラックにはミミが理解が出来なかった。同じザマスなはず。同じような色の髪。同じ瞳。同じ笑みを浮かべる。だが、ミミが取る行動だけがまったく理解出来なかった。ベジータを庇い、傷を負いながらも仲間の為に立ち上がり、今もなお仲間の前に立ち、自分に挑んでくる。

 

ブラックにとってその行動こそがミミを理解できない存在にした原因だった。ブラックが答えを出せぬままなお戦いは続く。

トランクスも参戦し、混戦になる。ミミが気を解放した事で圧倒したが、相手は健在にして強敵。こちら側は仙豆で半分回復したとはいえ、消耗している。悟空とベジータが戻る間、ミミとトランクスは生きてブラック達を抑え込み、なおかつ悟られないよう、時の指輪を狙う事が大きな目標となる。

 

一方で悟空達の世界では、

ベジータはビルス達にトランクスとミミが足止めになった事、ブラック達はベジータ的には認めたくないが、連携が強く、こちらがすぐに消耗してしまい、負けた事を告げた。ビルスはそれだけ聞くと、「ふーん。二人は生きてるんだね?じゃあ、僕はやれる事をやったから帰るね。まだミミ戻ってきてないし。」と言って離れ、ウィスも「健闘をお祈りしますね。」と困った顔で離れていった。ブルマはケチ!と言っていたが、ビルスは破壊神である為、時を越える事は人間以上に禁忌とされていたからだ。それに、「ビルス達が離れた。」と言う事は、「ブルマ達の時を越える事について」不問にするけど、ブラックがこの世界に現れないと分かった以上、「それ以降は関わらない」と言う線引きでもあったのだ。

 

すると、「ブルマさーん!悟空さここに来なかっただ?」と言う声が聞こえてきた。チチが悟飯を連れてやってきたのである。悟飯の背には、大量のお弁当が入っていた。

 

何日も家に帰って来ない悟空に痺れを切らしたチチが悟空の為にたくさんのお弁当を作り、悟飯を連れ探しに出かけたのだ。最初は悟空の親友であるクリリンに尋ねたが、その時悟天が現代トランクスと一緒にカプセルコーポレーションの方向へ飛んでいくのを見て、ブルマが悟空の事を知っているはずだと考え、話を聞きに来たのだ。

 

ブルマは先に来た悟天と現代トランクスの訴えである、「悟空達と一緒に戦いたい事」を危険であると一貫して退いていた。敵は超サイヤ人ブルーになれるベジータや悟空でさえも戦闘不能にする相手だ。フュージョンしても超サイヤ人3止まりのゴテンクスでは太刀打ちできないのは目に見えていた。なおも引き下がろうとしなかった二人だったが、チチの話を持ち出すと即座に逃げて行った。

その後に来たチチにはブラックの事など、あまり知られたくない事がたくさんあった為、はぐらかそうとしていた。

ピッコロやクリリン達も来たがその時タイミング悪く、ピラフ一味のシュウが、ブリーフ博士からの「タイムマシンの燃料の貯蓄効率化成功」の知らせをブルマに伝えに来た。チチは当然、「タイムマシンって、未来のトランクスくんが乗っていた、あのタイムマシンだべか?」訝しんだ。それと同時にベジータがどうにかして話を聞こうとした現代トランクスと悟天を捕まえて戻ってきた。ブルマが「あー、まずい事になった…」と頭を抱えていると、トドメと言わんばかりに治療を終えてお腹を空かせた悟空が外へと出てきてしまったのだ。

 

「どうしたべか!悟空さ!そんな包帯をして!」

心配するチチに「いやーオラと戦って怪我しちまって。」と苦笑すると悟飯が持っていた弁当が欲しいと告げた。

 

カプセルコーポレーションの会議室にて。

「いやーチチの弁当はうめぇな!!」と幸せそうに頬張る悟空。その様子を見ながらブルマはこれまでの事をかいつまんで話し出した。

ザマスが悟空の体を奪って未来の世界に来た事。未来の世界にいたザマスを仲間にして不死身にした事。

そのせいで未来の世界はめちゃくちゃになり、未来トランクスが助けをもらいに来た事。

それらを告げたのだった。

 

悟空は弁当を食べ終えると、「あいつら、本当に許せねぇんだ。オラの体を奪ったばかりか、チチや悟天を殺しやがったんだ。」と真剣な表情で告げる。チチは動転して悟天の様子を確かめに行くが、ブルマが一年後の話よと説明しなおした。

悟飯は「トランクスさんが…」悔しそうに顔を下に向ける。トランクスは自分に会いに来てくれてた時は微塵も出さなかったのだ。

ただ、悟飯の家族を見て一瞬だけ涙ぐんでいた事を思い出すと納得した。

トランクスの唯一の肉親である未来ブルマまでもブラックに殺されているからだ。

その心情を考えなかった自分に苛立ちが隠せないが、クリリンは「多分、おまえにそんな自分の重い現実を背負わせたくなかったと思うぜ。だってセルゲームの時のお礼が言いたいって言ってたし。あいつの師匠の夢も学者だったみたいだ。」悟飯の肩に手を置いたが、それでも悟飯は「トランクスさんの師匠は未来世界の僕でしたよね…ミミさんも知っていたのに言わなかったのも、僕の為…。」拳を握りしめて震えていた。学者の仕事にかまけて、修行しなかったせいで、トランクスとミミが心配をさせまいと自分に何も言わない選択肢を取る事になり、二人のピンチに向かう事も出来なかったと思ってしまっていた。

 

実際は、トランクスは夢を叶えた悟飯に自分の現実を伝える事で重荷を背負わせたくなかっただけであるし、ミミも戦わずにすむ現代世界から可愛い甥っ子みたいな悟飯を自分の前世の贖罪の為に引っ張り出したくないと考えての行動であったが、真面目な悟飯は責任を感じていたのだった。

 

するとチチは悟空に「で、そいつは倒しただべか?」と聞くが、「それが二度も負けちまって…」申し訳なさそうに言う。「はぁ!?悟天ちゃんを殺したやつに二度も負けるなんて!父親としての覚悟があるべか!?」チチが詰め寄ろうとしていた。

ピッコロが冷静に「二度も敗北したのか…。あの時のやつからはそんな気を感じなかったが…?」そう尋ねた事でチチも止まる。

ピッコロが見たブラックは超サイヤ人ブルーの悟空に押されて撤退した姿だったからだ。その問いにベジータは、「やつは、超サイヤ人ロゼという別形態の超サイヤ人に変身するばかりか、戦うごとに強くなっていたんだ。で、協力者である未来のザマスは不死身だ。何度も攻撃してもすぐに立ち上がってきた。それにやつらは自分同士だから連携は完璧だ!!」舌打ちしながら答えた。意気揚々と倒しに行こうとしたのに結果が

「助けたかった筈の息子と義理の妹に守られた」だからかよっぽど悔しかったようだ。

悟空も重ねるように、「悔しいけんど、ミミとトランクスが強くなって足止めしてくんなきゃ、オラ達は今頃死んじまってる。」呟いた。チチが「ミミねえさとトランクスくんが足止めを…!?そんな、早く行かなねぇと死んじまうべ!?」口を覆って焦る。悟空には先程父親の役目を果たせと詰め寄ったが、ブラック達の強さを聞いて焦らずにはいられない。悟空の姉弟子のミミと、友達のブルマの息子である未来トランクスが悟空達の為に必死に時間稼ぎをしている事を否応なしに感じたのだ。

クリリンは「じゃあ、どうやって…?」と恐る恐る倒し方を尋ね、ベジータから「それを考える為に戻っただろうが!!」吠えられてしまう。ブルマに「もう、そんなに怒らないでよ!」と止められてようやく落ち着くベジータ。その様子を見た悟空は「確かに方法はあるにはあるんだけんど、ミミがやめとけって言ったやつがあるんだよな」呟いた。悟飯が「方法って?」と聞くと悟空が口を開く前にピッコロが「魔封波、だな。」代わりに告げる。

「そう、それだ!」悟空が言うとピッコロは魔封波の話と効力を話す。クリリンや現代トランクスはそれさえ出来れば!と笑顔になるがブルマは「名案なんだけどミミが前世ではそれが失敗してとんでもない事になったからやめとけって言ってたのよね…一応切り札みたいにしたようだけど。」と待ったをかけた。

 

実は、ミミが二度目の未来世界突入前の作戦会議で魔封波が案に上がった際、首を振って魔封波が失敗した後の末路を告げていたのだ。故に「魔封波はリスクが大きいから、したくない。やるなら腹案でしかない。」との事だった。クリリンは、「あ、そっか、そうだったな。だから最終的に指輪を狙う作戦にしたんだよな…」はっとした顔で呟いた。

悟空は「多分、今ミミ達は足止めをしながらブラックが持ってる指輪を狙ってるはずだ。けど、ブラックも強ええし、ミミは大怪我してたから狙うのは難しいかもしんねぇ…」腕を組む。

大人達が「魔封波」というハイリスク・ハイリターンを取るか、否かで考えこんでた中、

現代トランクスは、「ねぇ!早くしないとでっかいオレとミミ姉が死んじゃうよ!」と声を上げる。それを聞いた悟空は難しい顔をしたが、立ち上がり「おう、たしかに、今はミミ達を助けるしかねぇな!」頷いた。

リスクはかなり大きいが、ここで足踏みしても仕方ない。

魔封波が失敗した理由が「札の持ち忘れ」だったのなら、しっかり持ち、忘れないようにすれば魔封波は失敗しないと腹案である魔封波を使う事を決めた。その後ベジータはどこかへ離れた。ピッコロだけは「精神と時の部屋だな」察していた。ベジータはブラックを倒すため、無言で修行に向かったのだった。悟空は誰に聞けばとキョロキョロ見るが、ピッコロが「俺が教えてやろう」得意気に言う前にクリリンが「武天老師様が知ってるはずだ」と言った事で、その言葉を聞いた悟空はカメハウスに瞬間移動してしまい、ピッコロが取り残された。固まるピッコロにブルマは一応動画撮る事を告げた。

 




はい、原作通り、魔封波、やります。ただちゃんと札、持って行くようですよ。どうなりますかね。
ブラック様はもうミミを引き入れるの諦めたようです。もうちょっと歩み寄れてたらなぁ…


え?ブラック様がミミのヤンデレストーカーみたいって?
まぁあの人、勘違いしまくってましたからね。仕方ないね。
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