別世界を生き抜いた女の転生サイヤ人ライフ 未来トランクス編 作:ミルク見るぜ
少しずつ認知されてきてる感じで嬉しい限りです(*´꒳`*)
原作通り、未来に進みます。
よろしくお願いします
タイムマシンのメンテナンスが終わり、
未来の世界にいよいよ向かう事になった。
ミミは、自分が開示したことで最初から自分の記憶から色々変わってる事に少し不安を覚えたが、変わった事は悪い事ばかりじゃないはずだと気を引き締める。未来の世界に行くとミミは惨状に「想定以上、だね。」と息を飲むのであった。悟空も、あたりを見渡し、ここが未来世界なのかと驚き声を上げていた。トランクスはすぐに生きて避難してる人達を探しに向かう。トランクスが闇雲に走っていると考えたベジータは「トランクス!」と後を追いかけた。ミミも生きてる人が居るのか不安になっていた。すると、悟空は何かの気配に気づく。悟空を狙う何者かが、銃口を向けていたのだ。「…悟空、あんたブラックとして狙われてるわよ」とミミがチラッと見る。悟空は「…確かにオラの体で暴れてたな。そういえば。」顔を引き締め呟く。
一方でトランクスはマイが倒れていたはずの場所に帽子しか落ちていない事を確認した。「あ、あれ?マイがここで…」不安になりながらマイの遺体はどこにあるのかを探していた。すると悟空を狙っていた者達が、「仲間達の仇!!」と悟空に向けて何発も砲弾を浴びせる。悟空が身構えると、砲弾の音に気づいたトランクスが「悟空さん!!」飛び出して砲弾を切り刻む。剣を納めた瞬間、爆発し、ベジータも剣裁きにふっと口角を上げ、悟空は「ひゃー腕あげてんなぁ」と見上げて言う。ミミも強くなったトランクスに嬉しそうだった。トランクスに出鼻をくじかれた者達が直接悟空を狙ったのに気付き、お互いに傷つけさせまいと「ちょっと、ブラックじゃないわよ。」ミミが前に出る。悟空を狙っていた者達は女が前に出た事に怯んだが、「今度こそ!」と意を決したように引き金を引こうとする。すると「待て!」「その人はブラックじゃありません!!」トランクスに制止される。振り向いてトランクスを見た者達は「トランクス…?」と気付き、
「お、おい!トランクスだ!あの戦いでブラックに立ち向かい、一発喰らわしてくれたあのトランクスだ!!」と仲間に声をかけた。もう一人の仲間は「ひ、ひぇぇ!失礼しました!」と姿勢を正す。
そうこの者達は未来世界を守ろうと結成したレジスタンスの生き残りの兵士達だった。
レジスタンス兵達はトランクスに駆け寄り、
「あの時は本当に助かりました!!おかげで俺たち」「トランクスさん!サインください!!」「おまえ、こんな時に何を言ってるんだ!!」
と口々に言うが、彼らはこのやり取りでトランクスを『レジスタンスの希望』として信頼している事は明らかだった。
トランクスは気が抜けたようにため息をつき、改めてベジータ、悟空、ミミを紹介した。レジスタンス兵達は、悟空を穴が開くぐらい見つめ、ブラックじゃないかを確かめていた。ブラックは未来世界の恐怖の象徴。瓜二つな悟空を警戒するのは仕方がない事である。悟空はバツが悪そうに「ひ、ひひっ…」と頭を掻きながら笑うとレジスタンス兵の警戒がようやく解けたようで、「いやーとんでもない失礼をしてしまいました。ブラックとそっくりだったんで、つい…」と謝罪し、「まぁ、しょうがねぇと思うぞ。」と悟空も受け止めた。もう一人のレジスタンス兵はベジータやミミを見て、「女性の方もイヤリングがブラックぽくてちょっと怖かったけど、良く見たら綺麗な人だな!で、こっちの人はもっと怖い顔をしてるな!!」と率直な感想を述べた。ミミは悟空と似た表情で、「あ、あはは…」と頭を掻いて苦笑し、ベジータはムッとしたが、悟空にも「おめぇの怖い顔のせいだってよ。」とボケられ、「貴様の顔のせいだろうが!!」と怒鳴る。「だってよ、オラっちゅうより、ブラックが暴れてるだろ?オラの…」と悟空が続けようとしてトランクスは「まぁ、その辺で。」と止めると、「実は話が長くなりますが、この三人は」言いかけた直後、レジスタンス兵は「トランクスさんと一緒にいるって事はブラックを倒しに過去から来てくれた助っ人て事ですよね!??」と事情を知っているようだった。
トランクスは冷や汗をかいた。
なぜなら、トランクスが過去に行く事を知っていたのは殺された未来ブルマ、そしてマイだけのはずだったからだ。にも関わらず、トランクスが過去に行く事をレジスタンス兵は知っていた。
思考をしている間も、レジスタンス兵は「過去から来た助っ人が、綺麗な女の人と、よりによってブラックにそっくりな人と、ブラックより怖い顔の人だったから驚いてしまいましたよ。」笑いベジータに「顔の事はもうどうでも良い!!」と怒鳴られているというコントじみた会話が繰り広げられていた。
トランクスが思考を巡らせているとふと思い出した。マイが倒れていた場所に残されていたのは、マイの体、ではなく、「帽子」であった事を。するとトランクスはある可能性を思いつき、(まさか…)と弾かれるように「その話はどこで聴いたんですか!!」とレジスタンス兵の肩を掴む。レジスタンス兵から「え、えっと、ま、マイさんから…」漏れた言葉にトランクスは「…は!?」と驚く。
レジスタンス兵に連れられ、レジスタンス兵が拠点にしている地下に向かった四人。そこでは、なんと、マイが怪我をした兵士の手当をしていた。本人も包帯を巻いているが、元気そうだった。死んだと思っていたトランクスはマイが生きている事をようやく実感し、「…マイ?」と呼びかける。マイが声にゆっくり振り向くとトランクスと目が合う。目を見開き、弾かれたように立ち上がるとトランクスも握っていた帽子を落とし、「マイ、マイ!!良かった!無事で!!」駆け寄りマイの無事を確かめるように手を握った。温かい、生きている手だった。それだけでも、つっかえていたものが溶けていく感覚を覚えた。マイは「それは、こっちの台詞だ。良かった無事で…」と笑う。トランクスは安堵からか、瞳を潤ませ始めた。マイはその様子に顔を赤らめたが、「よ、良かった、君が…死んだかと思って…」と涙ぐむトランクスにマイは口元を緩めると、「バカ。男が安っぽい涙を流すんじゃないよ。」とトランクスの髪の毛をわしゃわしゃ撫でる。トランクスは「!」と目を見開くとふっと笑う。マイに「おかえり。」と言われ、トランクスも「ただいま。」と告げた。悟空達は穏やかな笑いを浮かべ、ミミは「よ、良かった…」と安心していた。マイは悟空達を見つめ、「一緒に戦ってくれる事に感謝します。」そう言わんばかりに頭を下げた。
レジスタンスの拠点を抜け、避難民のシェルターに案内しながら、マイはトランクスが不在になった後の未来世界で起きた事を説明した。実はマイは気絶していただけで、トランクスの悲痛な叫びと気絶から脱力したマイの姿を見て、ブラックはマイを仕留めたと思ったようだ。そのまま確かめる事なく、タイムマシンに乗ったトランクスを追って行った後に覚醒した事でマイは一命を取り留めた。レジスタンスのメンバーと再合流し、先に戻ってきたブラックに対峙し、レジスタンスへ
「トランクスは過去から援軍を連れてきてくれる!だから!」
「生きる事を諦めちゃいけない!!」と激励しながら攻撃し、トランクスが帰ってくるのを待っていたのだ。話をしていると避難民のシェルターの前にたどり着いた。
「そうか、俺がいない間、君がみんなを守ったんだね。」トランクスが呟くとマイは「みんなを、守った…??」と唇を噛み、悔しそうにシェルターのカーテンを開いた。そこにはぼろぼろになって、不安そうに過ごす人達がまばらにいた。
「…生き残ったのは…たったこれだけ…!!」と顔を俯かせる。ミミも前世の自分がしでかした惨状に言葉を失う。静まり返った空間でベジータが「たった、これだけ、か。」と低く事実確認をすると、マイは「まもれ、なかった…!」と涙が滲んでしまう。悟空は「おめぇはできっ事を全力でやっただけだ!何も恥じる事はねぇ!!」と励ます。トランクスや兵士達も頷く。ミミはようやく「うん、まだみんな、死んだわけじゃない。あなたが諦めなかった何よりの証拠だよ。マイちゃん。」重たい口を開いた。
前世の自分、そして今ブラックの所業が垣間見れ、ミミは内心(この地獄を作り上げたのがブラック、前世の自分、なんだよな…はっきり言って、吐きそう…)青ざめていた。マイは少し顔を上げ、「…ッ…はい。」と声を震わせながら頷いた。すると一人の少女がマイにハンカチを見せた。マイは微笑み、涙を拭くと、「ありがとう。」と感謝を告げ、少女も笑う。すると横から悟空がいきなり「よっ」と挨拶したが為に驚き、兄と思われる一回り大きい男の子の背後に隠れた。トランクスは「…」とその兄妹達に近づく。
兄は妹を守ろうと怖いなりに身構えた。「ま、マキになんだよ…」と妹マキを庇う少年、ハルにトランクス無言で見つめると突然マキに「ばぁ!!」と口を大きく開き、舌を出す変顔をした。マキは「あ!あははは!!」思わず笑い出し、ハルの方にも、自分の口を引っ張り、寄り目にした変顔を向け、ハルも「ぷっ、あはは!!」と噴き出す。マイと悟空は「おお…」と見つめ、ミミは「ふふ、トランクスらしいわね。もう子供の接し方ができてる。」とパンとの関わりを見ていた時を思い出した。あの時はパンに振り回されていたが、その事で子供に対して緊張がほぐれたのかもしれない。
トランクスはマキを抱き抱え、ハルの頭を撫でると、マイに向き直り、「君が守った笑顔だ。」と笑う。マイは「…トランクス。」とようやく表情がほころび、小さな笑顔が戻った。
その様子を見ていた人達がトランクスのところにあつまり、「あんた、顔だけじゃなくって、言ってる事も男前だね〜」と言われたトランクスは「え、そんな…!」と恥ずかしがっていたが、「マイさんのダチは俺達のダチだ!な!みんな」と一人が呼びかけ、笑顔が戻った。みんなに囲まれ、歓迎されているトランクスを見て、ベジータは口角を上げたが、悟空とミミに見られ、「へへ。」「よかったね。ベジータ。」とそれぞれに言われ、恥ずかしそうに舌打ちをする。そしてブルマからもらった避難用の物資を入れたホイポイカプセルを投げた。人々は久しぶりの新鮮な食料、綺麗な衣服、新しい生活用品に目が輝いていた。「父さん!!」驚いた声を上げたトランクスに「勘違いするな。ブルマからの預かり物だ。」と告げ、マイに残りの避難物資が入ったホイポイカプセルを渡すと、「好きに使え。」と告げた。マイは「はい!ありがとうございます!」感謝を伝えていた。悟空は「ブルマのやつ、やるじゃねぇか!!」と言うと得意気に「ふん。当たり前だ。俺の妻だからな。」と言うベジータにミミは「よーし、その言葉、覚えたからね。」と笑うとベジータは「な!!」と言うが、「ふ、ふん…言われなくとも、言ってやる。」と珍しくブルマに伝える意思を見せたのだった。レジスタンス兵の一人が音頭を取り、食事を始めた。温かい美味しい食事に人々が喜びあう中、食料をせっせと口に運ぶ者がいた。悟空が気がつく。「おめぇ、ひょっとしてヤジロベーじゃないか!」ミミも「あ、本当だ!ヤジロベーじゃん!!」と叫ぶと「悟空!ミミ!おみゃーらこそ死んだんじゃなかったのか!?!!」とお互い驚いていた。トランクスもヤジロベーが生きていた事に驚き、「人造人間にやられたはずじゃ…」と言うと、ヤジロベーはすぐに項垂れる。「おらよう。カリン様が必死に守って下さり、『自分はいいから…』って最後の仙豆を…!!おらーまた泣けてきたがや!!」
泣きながら食べものを口にしており、ベジータに引かれていた。ミミは「ほえーそれでレジスタンスに?ガッツあるじゃん。」と呟き、悟空は「でもよ、面倒事が嫌いなおめぇがみんなといるなんてよ!!」と笑う。トランクスも「きっと…カリン様に助けてもらった事でみんなを助けたいという気持ちが芽生えたのでしょう。」と言い、ヤジロベーも頷くが、
レジスタンス兵に「でも、その人、戦いの時はいっつもどこかに隠れてて、メシの時だけ来るんすよ!!」とバラされ、「お、おめぇ!それを言ったらおしまいだがや!!」と言い「だって本当じゃないですか!!」と漫才が繰り広げられている雰囲気で皆が笑みをこぼした。
外に戻った後、マイが「みんながあんなに笑ったのは、久しぶりだった!ありがとうございました!!」とお辞儀する。
悟空は「まだ、終わりじゃねぇぞ!ブラック達をぶっ倒さなきゃ未来世界は救われないんだぞ!!」と告げる。マイは「え、ブラック"達"??協力者がいるの!?」と驚くとミミが頷き、自分の前世の記憶の中で、ブラックと協力者未来ザマスの情報のみかいつまんで明かし、「もし前世通りに動いているのなら、どこかでもう一人、未来ザマスが動いているはずよ」と告げる。マイは「ミミさんの前世がブラックなのは驚いたけど、そんなミミさんだからトランクスに協力してくれたんですよね。ありがとうございます教えてくれて!」と言ってミミは「…ううん、こちらこそ私を信じてくれてありがとう…」そう申し訳なさそうに呟く。するとマイは不安そうにトランクスを見つめ、「トランクスも、行くの??」と告げる。トランクスは「ああ!」と言うが、
ベジータが制する。「そいつは見学だ。」「この俺が二人共纏めて片付けてやる!!」と宣言した。トランクスが「え?」と言う前にミミは「ちょっと!!ブラックはともかく、未来ザマスは不死身かもよどうするわけ??」焦るが、「知らん!!不死身だろうが、なんだろうが、叩き潰せば良いだけの事だ!!」悟空は「え!ずりぃぞ!オラも戦う!悟天とチチの仇を取りてぇぞ!!」と言うが、「貴様は先にブラックとやり合ったではないか!!今度は俺だ!」と言い合いになる。「未来世界の危機にサシで戦うの!?あんたら!」とミミが止めようとしたが悟空が「じゃ、じゃんけんで!!」と言い出した。ベジータは「じゃんけんなんぞしないぞ!!」と叫び、ミミは「だから一人で戦うな!って言ってるじゃん!相手二人だよ!?」と突っ込み、トランクスとマイはポカンとしていた。「な、なんか、緊張感が湧かない、ね…」とマイが呟き、トランクスも「そ、そうだね。」と言ってる中、悟空のじゃんけんにミミ、ベジータも巻き込まれ、流れで三人はじゃんけんを始めた。ミミと悟空がチョキ、ベジータがグーをだす一人勝ちになり、悟空は「うわー!負けた!!」と叫び、ミミは「な、なんで、一人でこだわるわけ…二人で、やらないと…」とふらつく。ベジータは「はは!そんな事で順番を譲るなんて思うなよカカロット!!そしてコイーダも黙って見とけばいい!!」と勝ち誇っていた。ようやくトランクスは「父さん!!俺にも戦わせてください!!」と叫ぶ。
「ここは俺が生きていく世界、俺たちの世界なんです!!」と宣言するが、ベジータは「だめだ。おまえには、その娘がいる!」「もし、危険だと感じたらおまえ達だけでも過去に戻れ!いいな。」と言われ、トランクスとマイはベジータに特別な関係にある二人だと認識されている事に気がつき、顔を赤らめた。悟空は「ベジータのやつ、ああ言う事を言うようになったんだぞ?成長しただろ。」と言う。ミミも顔を少し綻ばせ、「ふふ、随分と丸くなったと思うよ。」と告げた。トランクスは「お、俺達、そ、そう言う関係性じゃ…!!」と慌てマイも頷く。ミミは「そうかな?あの時の再会には、ロマンを感じたわよ」と笑ったことで、再び二人は顔を見合わせ、顔を赤らめた。だが、トランクスは「それでも父さん!俺、マイもこの世界も守りたいんです!一緒に行きます!!」と叫ぶ。ベジータは眉をぴくりと動かすが「…好きにしろ。」と呟く。話が終わり、準備を終えた悟空、ベジータ、ミミ、トランクスは共にブラックのいるであろう方向へ向かったのだった。残ったマイは四人の背中を見ながら「みんな!負けるな!!」と拳を突き上げ、エールを送った。
いよいよブラック戦に突入しますね。
登場人物
マイ(未来)
何らかの理由でピラフ達と別れている。現在未来世界のためにレジスタンスを結成し、トランクスと一緒に戦ってくれている。気丈な性格にトランクスも救われている。