Smiling Archive   作:ギアゴットXⅢ

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これはあり得たかもしれないとある事象である。


誰かの記録、そして出会い

真新しい記録

▲▲▲▲/OO/01

アリウス自治区の統治が終了、これからアリウスの内情を確認する事とする。

紛争の際に亡くなった者達がいるとの事、死体処理を開始するために保管場所の確認を行った。

死体が無い、一つも無い、あれだけの死体が跡形もなく消えていた。代わりにいたのは1人の生徒の様なナニカ。

私は興味が湧き、対象を保護、これより対象の観察をする事にした。

 

見た目は高身長、床に届きそうな程の赤いメッシュの入った黒く長い髪、まるで顔の様に見える模様の入った眼(色は黒と白)、そして常に笑顔を浮かべている。

本来ヘイローは他者には認識する事は出来ないがどうやらこの存在のヘイローは視認する事が可能。他の者にも確認をさせたが見えるとの事。

明日からは他の事も確認していこうと思う。

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▲▲▲▲/OO/02

前回から変化があったため記録を残しておく。

1.白い仮面を対象が着用していた。

2.頭髪に白の斑点が出現し始めた。

以上の2つである。

 

今回行うのは、対象の食性、耐久性の確認である。

食性…キヴォトスに存在する少女達と同じ模様。

しかし食器等の使い方は分からぬよう。

次に耐久性だが...これがあまりにも異常だった。

まず銃撃に対して、表情一つ変えず受け切った模様。(傷は確認されなかった。)

次に爆破に対してだが、僅かながら反応が得られた。爆弾を確認した際に微かにだが体を震わせた。(これに対しても傷は確認されなかった。)

最後に同僚から提供されたヘイロー破壊爆弾の試作品を試したが...無傷だった。

ここまでの耐久性があるならば利用する事も考えておこう。

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▲▲▲▲/OO/03

あれから色々な事を検証をしたがこれといって新しい変化はなく、滞っている状態。

手駒の戦闘レベルも上がってきたため次からは対象「X」の戦闘レベルを検証する。

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結果:「X」は無傷で訓練兵達を鎮圧、いや蹂躙した。だがこれにより新しい情報を得る事が出来た。

1.巨大な口の付いた黒い巨槌を武器として使用。

(口には開閉の機能はなし)

2.巨槌から謎の叫び声を発生させた。叫び声による影響か発狂、錯乱し味方に攻撃を行う者が現れた。(叫び声自体がかなりの威力あり、肉体にもダメージがある模様。)

3.髪が膨張し、巨大な口を出現させる。

そこから謎の黒いタール状の液体を排出。

液体を浴びた者は2に記されたものと同じ症状が発生した。更に液体にはどうやら肉体にもダメージを与える効果があるようだ。

戦闘中、「X」の仮面が破損し表情が見えたが...笑っていた、ただ笑っていた。

制御するのが困難と見て兵としては利用出来ないと判断。かと言ってこのまま世に放つわけにもいかない。私の計画の邪魔になる可能性があるため

収容室にて厳重に拘束し、封印するものとする。

以上をもって「X」の記録を終了する。

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▲▲▲▲/OO/04

対象の変化が確認された為新たに記録を残す事とする。

1.髪の色が変化。前回は模様などが浮かんでいたがそれらは消え失せ、光も通さないレベルの黒色の髪に変化した。

 

2.目の変化。前回の記録では目にも模様が確認されたが、今回は模様が消え失せ、ハイライトのない黒に変化していた。

 

3.肌の色の変化。前回の記録では病人の様な白い肌をしていたが今回は黒に近い色に変化。

 

ますます普通のキヴォトス人にはあり得ない変化を見せるこの存在は一体なんなのか。

戦力には出来なくても研究材料には活用出来そうだ。

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ベアトリーチェ「さて、そろそろ会議の時間ですね。私が離れている間は対象の監視をお願いします。」

 

???「わかりました、マダム!」

 

 

収容室内

「………」

まだ名前はないこの存在を今はXとしておく。Xは収容室外にいる???を観察する。

誕生したばかりでXは何も知らない。ならどうするか?目の前にいる存在を観察すれば良い、そう判断した。

 

 

???「監視をする代わりに訓練はある程度免除されてるけど、退屈なんだよなぁ...早く終了時間にならないかな」

私の名前は確容(かくよう)タモツ、今はこの厳重に施錠されている扉の監視をしている。この扉の向こうには危険な存在がいるとしか知らされていない。

タモツ「本当にやる事がない...これなら訓練に参加した方が良かったん『コン、コン』...え?」

突如室内にガラスを叩く音が聞こえる...実はこの収容室には中の様子が見える様に強化ガラスを取り付けている部分がある。私は恐る恐る近づく...

???『はんのう、してくれたね。うれしイな、』

そこに居たのは拘束衣に全身を包まれた女の子だった。その見た目は床に届きそうな程黒く長い髪、黒い肌、全てを飲み込む様な漆黒の瞳。次に目に入るのは白く不気味な仮面...まさに異形だった。

???『すこし、おはなし、しない?』

これが私と彼女の出会いだった。

 

 




某掲示板では記録は3までだったのですが新しく4を作成しました。
亀更新ですがよろしくお願いします〜
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