舞台を輝かせてくれる皆さんに盛大な拍手を〜!
どうして『それ』を曝け出すことを恥ずかしがるんだ?
タモツの猛攻が続く中、ある変化に気付いた者がいた。それはミメシスを召喚し、指示を出しているマエストロであった。
マエストロ(なんだ...ミメシスの消費が激しい...?)
そう、ミメシスの消費の激しさに気付いたのである。
マエストロ(先程とは攻撃の勢いは変わってはいない...なんだ?何が違う?)
マエストロは考える。そして一つの結論に辿り着く。
マエストロ(先程の光の後にミメシスの消費が激しくなっている、つまりあの光にはなんらかの弱体の効果があるという事...今回は白と黒...つまり白い触手、黒の針に対する耐性の弱体化という事か)
マエストロは残りの召喚出来るミメシスの数を確認する。
マエストロ「余分に用意しておいて正解ではあったが...後の研究に支障が出そうか。」
マエストロは先生のそばに行き、声をかける。
マエストロ「先生よ、新たな発見があった。故に情報を共有しておきたい。」
先生「新しい情報?!」
マエストロ「うむ、先程の光だが恐らくこちら側の耐性を下げるモノである事がわかった。私の使役するミメシスの消費が激しくなったのが証拠だ。」
先生「耐性ダウン?!それってかなり不味いんじゃ...」
マエストロ「かなり不味い状況ではある。どうするかだが...しゃがめ!!」
先生「え、ちょ?!」
マエストロは突如先生の頭を掴みしゃがませる。それと同時に頭上を何がが凄い勢いで通過する。
それは巨大な瓦礫だった。その瓦礫の向かう先は異形と化したタモツだった。
QMZ『チッ!』
彼女もそのままくらうわけではない。自らの巨大な手を用いて瓦礫をはたき落とす。
???「ようやく着いたな...変わり映えしなくて退屈だったんだが...」
暗がりから1人の生徒が姿を現す。その後ろから見知った生徒も姿を現す。
ミカ「先生!大丈夫?ってこれどういう状況?!」
先生「ミカ!...と確かあの子は...」
マエストロ「これは想定外だな、まさか彼女が来るとは。」
???「さてと、ようやく会えたな。久しぶりタモツ。」
QMZ『来たんだね、マル...』
至聖所にて相対する影が2つ...片方は異形と化したタモツ。もう一方は黒き巨槌を肩に担ぐマルだった。
マル「その姿...抱えすぎて決壊したのか。」
QMZ『そうとも言えるのかなぁ...それにその喋り方...あの記録に書かれていたのは事実だったんだ...そっか...』
互いに久しぶりの会話を交わす2人...その光景を先生達はただ見ている事しか出来なかった。
先生「確かあの子はエデン条約の時の...」
マエストロ「涅黎マル...元アリウス所属とされている生徒だな。」
サオリ「何故アイツがここに...」
アツコ(雰囲気が違う...何処か懐かしい様な...)
ミサキ「流石にこれ以上はキツいんだけど...」
ヒヨリ「あ...」
(この感じ...間違いない!)
先生達も突然現れたマルに対し驚いてはいたがアツコは懐かしさをヒヨリは確信を感じていた。
マル「で、戻る気は?」
QMZ『ないよ、私には...その資格がない...償わなきゃ...』
マル「...そうかよ。なら...」
マルは自身が持つ武器をタモツに、タモツは巨大な拳をマルに向ける。
マル「力尽くで行くしかないよな!!!」
マルが地面を砕く勢いで踏み込み、脅威の加速を見せ、タモツに迫る。しかしタモツもただ受ける訳ではない。青の魔法陣を自分を中心に発生させる。そして白と黒の渦が展開される。
先生「さっきよりも多い...!本気じゃなかったのか?!」
白と黒の渦から触手、棘が発せられマルに向かう。
マル「こんなもんで...」
しかしマルは針の穴に糸を通す様に棘と触手の間を通りタモツに迫る。
QMZ『やっぱり簡単に突破されるか...だけど私には攻撃は通らない!!』
先生「あのままじゃ魔法陣に...!止まってくれ!!」
マル「関係...ねぇ!!!」
先生の注意も虚しく、マルの全身が魔法陣の範囲内に入る。
次に起こるであろう光景を想像し、先生達は目を逸らす。しかしマエストロ、ヒヨリは目を逸らす事なく見ていた。
魔法陣の範囲内に入ったマルの肉体は...朽ちる事はなかった。
マエストロ「....やはりか。」
ヒヨリ「マエストロさん、やっぱり彼女は...」
マエストロ達の会話を聞き、先生もその光景を見る。
先生「朽ちない?!」
QMZ『?!...やっぱりマルには効果がないよね。なら!』
巨拳を握り締め、マルに向け拳を突き出す。マルも巨槌を振りかぶりそのままの勢いで拳に向けて巨槌を振りかぶる。
『ガッギイィィィンッ!!!』
そして、巨拳と巨槌がぶつかり合う。その衝撃は至聖所全体に響き、他の者を圧倒する。
マル「アンタは!俺達が力尽くで戻す!!」
QモZ『こっちも...償わなきゃいけないんだ!!』
マル「ミカちゃん!」
ミカ「え、私?!何、マルちゃん!!」
マルはタモツの攻撃を捌きながらミカに声をかける。
マル「アンタかなり消耗してるだろ!そこにいる大人と他の奴らの護衛を頼みたい!出来るか?」
ミカ「わかった!こっちは任せて!!」
先生「彼女は一人で大丈夫なの?!流石に厳しいんじゃ...」
先生はマルの心配をし、言葉をこぼす。
マル「心配してくれるのはありがたいけど!アンタ達の攻撃は!通らないんだろ!悪いが足手纏いになるだけ、だ!」
その声が聞こえていたのかマルが先生に対して攻撃を交わしながら言葉を返す。
ヒヨリ「なら私、いけます!!」
先生「ヒヨリ?!」
マル「アンタ、その武器...その装備...いけるの?」
先生達のそばに飛んできたマルがヒヨリの武器、装備を一眼見てヒヨリに声をかける。
ヒヨリ「私のこの銃弾ならタモツさんにも通用します!それにあの光を浴びても数回なら耐えれます!」
マル「........」
ヒヨリの真剣な目を見てマルは少し考える。そして...
マル「わかった、だけど俺達について来れなきゃおいていくぞ。」
ヒヨリ「ありがとうございます!」
(この感じ...懐かしいな。あの人と訓練した時もこんな感じだったな...)
かつての思い出に耽りながらヒヨリは銃弾を込める。そしてマルと共にタモツへと駆け出す。
QモZ『めんどくさいのが追加されたなぁ...』
(でもマルに比べてヒヨリは動きがわかりやすい、なら最初に潰すのは...)
再びタモツの頭部の渦が回転し、光を放つ。今回の色は赤と白。それと同時にマルとヒヨリの周囲に赤と白の渦が複数現れる。そして渦から赤い手と白い触手が襲いかかる。
苛烈な攻撃を交わしながらヒヨリはタモツに照準を合わせ発砲する。緑色の線を引きながら銃弾はタモツへと向かう。
QモZ(この弾丸は撃ち落とそうとしても魔法陣で転移する...なら!!)
タモツは銃弾に対抗する事なくそのまま受ける。そして巨拳をヒヨリに向けて振り下ろす。
ヒヨリ「避けない?!ッ...!!」
一瞬虚をつかれたヒヨリであったが間一髪で巨拳を回避する。
QモZ『いくら銃弾を叩き落とそうとしても転移して必ず当てに来るから、あえて受ける事にした。幸いあの銃弾のダメージはそこまで痛くもない。」
ヒヨリ(これでいい...私が見たビジョンが本当ならば...このまま!!)
ヒヨリは再び銃弾を装填しながら次の攻撃に備える。
終幕はすぐそこです。さあ、最後の力を振り絞って
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