誰が言ったのでしょう、『ここは安全です』と。
その姿を見たのなら姿勢を正しくして、両手を組み、あなたが信じている神に祈りなさい。
解き放たれた欲望、止まる事を知らず
マルside
収容室内
マル「う〜ん、数え飽きてきたな〜。そろそろ違う物を数えようかなぁ...」
収容室内にてマルは今日もネジを数え暇を潰していたが、それもそろそろ限界を迎えていた。
マル「タモツは今頃襲撃の最中だろうし...ガチャン!!...ギィィィ...お、代わりの子が来たのかな?どんな子か...な...」
アリウスモブA「ね、ねえ...私達で大丈夫かな?」
アリウスモブB「大丈夫だって!ただ監視するだけなんだから!心配しすぎだよ。」
マル「..........」
マルは代わりに監視に来たアリウス生達を見てある一点に視線を向けていた。
それは、アリウス生の腕に巻かれた血の滲んだ包帯だった...
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マルside out
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タモツ side
タモツ「はぁ〜...本来ならアリウス自治区内でゆっくりと出来た筈なのに...あのババア、マジでふざけるなよ...」
タモツはエデン条約調印式を行う「通功の古聖堂」を見下ろせる建物の上に待機していた。
タモツ「アリウススクワッドだけでも十分だと思うんだがなぁ...『タモツ、古聖堂の動きはどうだ?』はぁ...特に変化無し、順調に調印式は進んでる。そろそろ撃ってもいいと思う。」
『わかった、お前はそのまま待機、不測の事態に備えておけ。』ブツッ
タモツ「さてと、流石にここまで爆風の影響はないと思うが...物陰に隠れますか。」
タモツが物陰に隠れたのと同時に巡航ミサイルが発射された。
そして...古聖堂を光と炎が襲った。
タモツ side out
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それと同時刻...
マル「..................アハッ」
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アリウスモブA side
おかしい...おかしいよ...私達はただ監視しているだけの簡単な仕事だとマダムに言われた。私達は心の中で安堵した。今日は痛い思いをしなくていい!と。
だが現実はどうだ?
ひしゃげた鉄製の重厚な扉、粉々に砕けた強化ガラス、点滅を繰り返す電球...そして、瓦礫の下敷きになり気を失っている友達。
アリウスモブA「は、早く...マダムに報告を...」
トランシーバーを持つ。だが体が動かない。あまりの恐怖でアリウスモブAは体が動かなかった。
アリウスモブA「だ...誰か...助けてよぉ...」
アリウスモブA side out
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マルside
いかなきゃ いかなきゃ いかなきゃ
暗い通路を私達は歩く。出口はわからない。だが感覚的にわかる...
途中になにか邪魔をしてくる存在がいたけど1人を行動不能にしたら震えて動かなくなった。
目の前に扉が見える。私は扉を開けて外に出る...
そして...
マル「これが『空』かぁ...タモツから聞いた通り灰色の雲しか見えないや。」
マル「さてと...」バギンッ!!!
私達は腕の拘束を力尽くで引きちぎる。
マル「これで動きやすくはなったね!それじゃ...」
『イ コ ウ カ』
私達は走り始める、その目的地は...
戦火の中心、トリニティ。
マルside out
今ここに、キヴォトスに骸が解き放たれた。
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タモツside
タモツ「なるほど〜、初手で戦力を分散させて各個撃破する作戦だったか〜。流石はアリウススクワッド、やる〜。だけど...」
タモツ「それは戦力差が無い場合に有効な手なんだがね〜。あ、巡航ミサイルで体力は削れてるか!なら成功するかもね!」
タモツは時計塔の頂上にて地獄絵図と化した地上を眺めていた。
タモツ「さて!私はやる事はやったから後はゆっくりとしたいけど...」チラッ...
タモツは時計塔に通じる道を見つめる。そこには黒セーラーを纏った集団がコチラに向かってくるのが見えた。
タモツ「やっぱりバレてるよね〜...もう少しゆっくりしたかったけど、自分にかかる火の粉は払いますか。」ガチャン‼︎
タモツは自分の背後に立て掛けられていたスナイパーライフルを構える。
タモツ「さてさて、お仕事といきますか...!!」バッ!!!!
突如としてタモツは背中に氷柱を入れられたかの様な感覚を味わった。
(何?今の感覚...ココにナニカが向かってる...?だが今はそれよりも目の前の障害を対処しないとな...)
タモツside out
マルは...既にトリニティに到着していた。
マル「.....」コツン、コツン、コツン
マルはトリニティの街並みを歩む。その後ろに存在したのは...
ヒビ割れた道、意識を失った正義実現委員会、アリウスのモブ達、ひしゃげた街頭...
美しかった街並みは地獄絵図へと変わっていた。
マル「ん?」
突如としてマルの周囲を謎の集団が囲む。
その集団は肌が異様なほど青白く生気をまったく感じなかった。
マル「アハッ!アハハハハハハハハ!!!」
次の瞬間、マルの髪が膨らむ。そして...
グシャッ!!!!
ゴリ...ゴリ...
前話から登場していた数字、あれはクリフォトカウンター的なものです。
マルは死に近いものに過敏に反応します。
収容室内に怪我人が入った事で2減少、ミサイル着弾によりカウンターが0となり解き放たれました。