「『怪物』だ!恐ろしい怪物がトリニティに現れたんだ!」
しかし、君達は本当に哀れな人だ。
私に蹂躙されるのだから。
『安心してください、救いの手が必要でしょう?』
タモツside
タモツ「う〜ん、やっぱり慣れない事はするもんじゃないね。そもそも私は本来スナイパーじゃないし...でも...」
タモツの周囲には正義実現委員会のモブ生徒達が倒れている。
タモツ「とりあえず鎮圧は完了かな、さてと...そろそろスクワッドと合流するとしますか。」
コツン、コツン、コツン...
(それにだ、タイミングとしては今日ほど好都合な日はない...マルがいない事が心残りだが...)
タモツは向かう。アリウススクワッドの元に。
タモツside out
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先生side
先生は危機的な状況にいた。シッテムの箱での防御はもう出来ない、周囲には自分を守ってくれる生徒もいない、いるのはアリウススクワッド、アリウス兵、ミメシスと呼ばれた存在、そして倒れた空崎ヒナ。
サオリ「トリニティとゲヘナの主要人物は全部片付いた。残りは貴様だけだ、シャーレの先生。」
先生
(まずい...ここで私は終わるのか...)
サオリ「時間はあまりかけれない、貴様を処理しておくとしよう。」
ジャキッ...
私に銃口が向けられる。私は目を瞑り、来るであろう痛みに備えた。
そして引き金が引かれる瞬間...
???「あれ、もしかしてお邪魔でした?やり直した方がいい?」
突如、私の後ろから声が聞こえた。
サオリ「....遅いぞ、タモツ。一体何をしていた?コチラはもう全て片付いているぞ。」
ヒヨリ「あ、タモツさん...生きていたんですね。良かったです...」
アツコ「.......」
ミサキ「はぁ...ようやく来た...」
???→タモツ「とは言っても、こっちは正義実現委員会の残り全部を相手してたんだからな?そこの所は感謝して欲しいな〜。後ヒヨリ、私を勝手に亡くなった事にするな。」
私の後ろから聞こえる声の主の名前はタモツと言うらしい。いや、そんな事はどうでもいい。自分を囲む状況が悪化した事には変わりはない。
サオリ「さて、時間が押している。貴様を処理する...!!!!」バッ‼︎‼︎
サオリと呼ばれた生徒が突然後ろを振り返り銃を構える。それと同時に他のスクワッドのメンバーも戦闘体制に移る。
サオリ「何故...何故!貴様がいる!!『X』!!!」
スクワッドから数十メートル離れた所にソレはいた。
拘束衣に身を包んだ謎の生徒が。
先生side out
サオリ「何故...何故!貴様がいる
『X』!!!」
マル「何故って...その前に貴女は誰?私達と貴女は初対面のはずだけど...」
サオリ「覚えていないのか...!!貴様は!貴様は!!」
マル「う〜ん...あ!もしかしてあの時の子達かな?私達に対して銃撃やら爆弾やらで攻撃してきた時の!」
サオリ「思い出したか!貴様のせいで仲間達は戦闘も!生活もまともに出来ないような状況なんだぞ!」
マル「そんな事言っても私達は何もしてないのに攻撃されたんだけどなぁ...うん?」
突然マルは何かを見つけたのかその一点を見つめた。
ミサキ「...何?」
マル「あ〜!君の事は覚えているよ、黒いマスクを付けてる子!私達の攻撃を受けて自分を急に傷つけ始めたから印象に残ってたんだ〜」
ミサキ「......」ガチャッ...ドオォォォォン‼︎‼︎
マルが放った言葉を聞いたミサキは持っていたロケットランチャーを構え、そのままマルに向けて発射した。
そして
バゴオォォォォォォォォン‼︎!!!!
ミサイルはマルに直撃した。
ミサキ「...ごめん、リーダー。ちょっとカッとなった。」
サオリ「構わん、だが...」
サオリはミサイルの着弾地点を見つめ、戦闘体制をとる。それを見て他のスクワッドのメンバー、アリウス生も武器を構える。
マル「いきなり当てるなんて酷いな〜。俺達じゃなかったら重症なんだが?」
煙が晴れ、そこに立っていたのはボロボロになった拘束衣を着た無傷のマルだった。
マル「服がボロボロになったか...まあ、変えるタイミングとしては良いか...」
突如としてマルの体を黒い粘性の液体が纏わりつき始め、マルの体を覆い始める。
マル「こんな感じでいいか...」
マルを覆っていた液体が突如弾け飛ぶ。
そこに立っていたのは白い顔のような物が複数浮かび上がった黒い服を纏ったマルだった。
マル「さてと...お待たせ!それじゃ始めよっか!」
お互いが臨戦体制に入る。しかし1人だけ武器を構えていない生徒がいた。
タモツ(マルがここに来るのは想定外だったが、非常に良いな。今は周りの注意がマルに向いてる...その間に)
タモツは歩き始める。その先にいるのは...先生だった。
先生「彼女は一体...」
先生の前では『X』と呼ばれた生徒とアリウススクワッド、アリウス生達が戦闘を行い始めた。
先生(注意はコチラに向いていない...今の内に...!)
「ヒナ!ヒナ!大丈夫?!」
ヒナ「う...先生...」
先生「良かった...」
(でも傷が深い...早くここから離れなければ...)
ヒナ「?!先生...後ろ!!」
ヒナが先生の背後を見て突然声を上げる。
その背後には
タモツ「風紀委員長さんはまだ生きてるみたいだな。取り込み中に失礼するよ。」
確容タモツが立っていた。
先生(まだアリウスの生徒がいたのか...?!せめてヒナだけでも...!!)バッ!!!
先生はその身を挺してヒナを守る。
ヒナ「先生?!私はいいから...」
タモツ「う〜ん、とりあえず警戒を解いてくれない?こっちも武器を下ろすからさ。」ガチャン
タモツは地面に銃を下ろし、自らの足で押さえる。
先生「...何が目的なの?」
タモツ「目的か...強いて言えば手助けかな?」
先生「手助け?」
タモツ「そう、手助け。先生、ここから生きて帰りたいか?そこの風紀委員長さんと。」
先生「?!...帰りたいけど、どうしてそんな事を...」
タモツ「そっか...よし!なら先生達が離脱するまでの間、私が手を貸そう。」
先生「?!」
ヒナ「そんな事をして...ハァ...貴女に何の得があるの?」
タモツ「私、アリウスを離反するつもりだからさ。そのついでかな?」
先生「離反?!どうして...」
タモツ「どうしても何も、アソコにいたら私のしたい事も出来ないし、精神的にもきついし...何より」
先生・ヒナ『...』
タモツ「あのババアが悔しがる顔を見れるからな!」
タモツ「で、どうする?手を借りるか?」
先生「...」
(ヒナは重症を負っている、この状態のヒナを背負って離脱を試みても失敗する可能性の方が高い...だったら)
先生「わかった、手を貸して欲しい。」
ヒナ「先生?!信用しても大丈夫なの...?!」
先生「...信用してもいいんだよね?」
タモツ「あぁ、このような状況で裏切る様な真似はしないさ。」
タモツ「それじゃ...やりますか!」
さて、今日はここまで...