その帰りに、杏子はある場所に寄って行くのであった。
「あぁ~やっぱ人がおごってくれるものは、自分で買うやつよりうまいのはどうしてだろうなぁwww」
「ったく、1つって言ったのに結局3つも注文するなんて杏子もひどいよぉ;つД`) 」
「へっへーんだ♪ でも、もとを返せばさやかがせんせーにあんなこと言ったのがいけないじゃんか」
「確かにそうだけど、でもさ、もともと課題でアンタに出されてた場所なんだから別に問題にはならなかったんじゃないの? それに、あのまま放っておいたらナイトメアに為りかねなかったし...」
「まぁそうだな......でも早乙女せんせーはいつでもナイトメアになってもおかしくないけどなぁw」
「変なこと言うもんじゃないの! 」
でも、あれだけ憂鬱っぽい先生を見るのはいつぶり、いや、こちらの世界に来てからは初めてかもしれない。『ほむら』の優しさは先生には向けられなかったのか...せんせーお気の毒に、こっちでもそういう扱いになってしまってね(´・ω・`) こっちの世界だけでも先生を幸せにしてあげればいいのになぁ......
「あ、そういやアタシちょっと寄っていくとこあるから先に家に帰っててくれねーかな?」
「んぅ? アンタが1人でどっか行くなんて珍しいじゃんか? ねぇどこ行くの? ああぁ!もしかして、彼氏でも出来たとか?www」
「バカいってんじゃねーぞ ぼんくらぁ!! ちょっと行っておきたい場所があるだけだよ」
「あはは、分かったよ。先に帰っているからあんまりおそくならないでね~」
「さやかはアタシのかぁちゃんかってーのw そんなに時間はかけねーから心配すんなよぉ」
そういって杏子は私の前からいなくなってしまった。 先に帰っているとは言ったがやっぱり杏子が1人でどこかに行くなんて気になってしょうがない。ちょっとばかしついて行ってやろう♪
杏子のあとをついて行ってみると、そこは見滝原ゆういつの教会、『見滝原教会』だった。 扉を開けたまま杏子が入っていったのでこっそり中に入ってなにをするか見てみることにした。
あんまり近くに行くとばれてしまうかもしれないから、それなりの距離をたもって見守ることにした。 すると杏子が祭壇の手前の場所に座り込んで祈るような態勢をとり、ごにょごにょとなにか話しているようだが距離があるせいか、なにを言っているのかわからなかった。 もう少し近づいてみることにしたのだったが、
「ガタッ‼」
ヤバッ!気を取られていたせいかイスに足をぶつけてしまい大きな音がなってしまった。
「誰かいるのか⁉」
流石にこれは、ばれたかなぁ。 さやかちゃん失敗失敗 テヘッ♪
「あははー、ミツカッテシマッタカーw」
「て、テメーなんでついてきやがったんだ!!」
「まぁまぁ」
「くっ、 クラスのやつとマミとまどかには絶対に言うんじゃねーぞ...」
「うん、わかったよ。 ここにはよく来るの?」
「あぁ、たまにな。 さやかには言ったかな? アタシの家族のこと... 」
「聞いたような、聞いてないような」
「そっか、アタシのオヤジは神父だったのさ。 家も教会だった。」
うん、知ってるよ。知らないはずがない。杏子がアタシにだけ打ち明けてくれたんだもんね。あのときも協会で打ち明けてくれたんだよね。
「アタシはオヤジを尊敬していたよ。だけど、アタシが遊びで出かけていて、家族で出かけていたんだ。 そんな時に事故にあって家族みんなアタシを置いて行っちまったんだ... そこで、アタシはじいさんばあさんの家に預けられたんだ。」
「そうだったんだ」
「あぁ、だからたまにオヤジやかぁちゃん、妹のことを神様を通して話させてもらっているんだ。」
昔のことはあまり語らない杏子が今日に限ってこんなに話すのかと少し思った。
「まぁなんだ、なにかいいことがあったり、悩み事、伝えたいことがあったらここにきて報告したりしてんだ。」
「へぇ、なんかいがいだなぁ」
「まぁいがいって言われてもしたかたないけどさ、こうやって報告しているとなんか落ち着くんだよ」
「なんかお祈りしているようにみえるけど、ちがうんだよね」
「祈り......まぁ間違ってはいないかな。 さやかとこうやっていられるわけだしボソボソ......」
「ん、なんか言ったぁ?」
「べ、べつになんでもねぇよ!!」
そうやって杏子は恥ずかしそうに教会の外へ出るのだった。
杏子が何を祈り、願ったのかわからなかったけど、優しさ、家族への思いを感じられる1日だった。
読んでいただきありがとうございます。マキシマです
ちょっと間があいてしまい、申し訳ございません(;´・ω・)
杏子の過去について考えてみて(叛逆世界の過去)描いてみました。
次回はナイトメア戦についてやりたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
感想などを書いていただけましたら今後のモチベーションアップになりますゆえ、出来れば、よろしくお願いします。