オンライン対戦でバトった相手が「ハメちゃんはリアルファイトなら負けないんだよぉ!」とか言ってたので会いに行ってみた。尚、彼は全長221cmのムキムキ!マッチョ!マッスル!の人間である   作:SUN'S

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オンライン対戦でバトった相手が「筋肉すごっ、ハメちゃんは清楚だから!」と言っているので試してみたマッスルヒューマン。。

「あ、ショーゴ君、今日も来たんだ!」

 

「来たぞ」

 

・は?男居んの!?

・ゆるせねえ

・待て、コイツ。ボクサーの昼九じゃね?

・だれそれ?

 

ムッ。オレの事を知っているコメントを見つけたが、反応するとジムに誹謗中傷を送られるかも知れんから黙っておこう。やはり、それが一番だ。

 

・応援してます。¥50000

 

「にゃほっ!?ちょ、ちょ違うからね!?ショーゴ君は君達と同じリスナーだから!なんかスパチャ直渡しに来るだけの変人だからね!?」

 

「寄せよ、照れるだろ」

 

「褒めてないけどぉ!?」

 

・草w

・ウ~ン、これはアレだね

・スパチャ直渡し。新ジャンルだな

・やっぱ、昼九じゃんね

 

ツラツラと流れるコメント欄に、やっぱりオレの正体に気づき掛けているヤツがいるな。クッ、このままではハメ子にスパチャを渡せなくなってしまう。

 

マイ・キャッツ、受け取れ。(唯我独尊)

 

「だから5万は多いってば!!」

 

しかし、これ以上は出せん。

 

減量のために色々としているが、オレは君の笑顔を見ると勇気を貰えるんだ。例えハメ子がゴキブリを食べているのを見て、食欲が失せたとかそういうチャチな感情じゃねえんだ。

 

コイツは、正しく愛情の巨塊なんだ。

 

そんなことを思いながら笑顔を向ける。

 

「ひえっ、顔面凶器」

 

「失礼だな。おい」

 

「じょ、冗談だよ、ショーゴ君!」

 

ブンブンと頭と手を振ってそう否定するハメ子の言葉を信じる。推し活の基本は推しの言葉を聞き、受信する事だと聞いている。

 

オレは伝心しているわけだ。

 

・なんか怖いヤツな??

・顔面凶器てww,

・さては邪悪なヤツか

・インファイトしてるだけじゃね

 

定期的に的確なセリフが出るな。

 

さてはオレのファンなのか?

 

「ハメちゃんのチャンネルですけどぉ?!」

 

「知っているぞ。ハメ子」

 

「ぐっ、無駄に硬い筋肉しやがってぇ……うわっ、なにこれ溝できてるよほら」

 

・うおっ、すんげえ

・これで日本ランキングのおかしい

・世界行けよ、筋肉達磨

 

「そう簡単には行けん。まず、オレの体格のせいで試合を組むのは難しい」

 

「あ、やっぱりそうなんだ」

 

「オレと相手だとエンジンの質が違うからな」

 

オレがダンプなら相手は軽自動車だ。

 

それぐらいの開きはあるんだ。

 

まあ、兎に角、ゴツくて強いのがオレだ。

 

……しまった。

 

乗せられて、話してしまった。

 

くっ、一生の不覚だ。

 

「ハメちゃんのチャンネルだってば!!こんなムキムキマッチョのヒューマンよりきゃわわなキャッツのハメちゃんがいいでしょう!?」

 

それはそうだな。

 

 

 

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