九州の鬼   作:妖狐アルル

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銀鬼
九州で活動する管の鬼
元々は技術系の仕事をしていたがとある事情で鬼になった為鬼としては珍しい経歴を持つ
属性は氷・風

先祖も鬼として活躍していたらしいが…


一之巻 出会い

佐賀県小城市、川のせせらぎの音が鳴る中1人の女の子が歩いていた

「空気が美味しい…ここが清水川」

 

自然の景色を堪能している少女の名前は鮎乃 美華、現在高校1年生

夏休みを利用し遊びに来ていたのだ

 

「カァ カァ!」

「鴉?」

不意に聞こえた鳴き声、今まで川のせせらぎだけだったのに急に聞こえた鳴き声に違和感を覚える

 

「…違う」

鴉ではない…そう感じた時大きな影がこちらに飛んできたのを咄嗟にしゃがんで躱した

「なに…!」

 

咄嗟に怒鳴ってしまおうかと思った声が止まった、振り返った先にいたのは頭部から胸の辺まで大量の体毛に覆われたゴリラの様な嘴の生えた黒い人型だった

 

「カァ……ガァ!!

美華をしっかりと目にした生物は大声を上げ迫ろうとする

「いや…なんで 魔化「はぁ!」えっ?」

迫る生物に美華の後ろからタタンッっと軽い銃撃音がなり迫っていた生物が仰け反る

 

「大丈夫?」

腰を抜かした美華に声をかけたのは長めの髪を後ろで1つに結んだ青年だった

「下がってて こっからは危ないから」

青年は美華を後ろに下げると手に持つ銃をしっかり握り前に出る

 

「水鬼さんが言ってたけど本当にテングか…」

水鬼さんが前にここにカッパを退治に来た際に一瞬見たとしか報告が上がっていたが本当にいるとは

手に持った変身鬼笛・音笛を振り角が開き鬼の顔が露になる

「フゥ…」

音笛に息を吹きかけ額に運ぶと一本角の鬼の顔が浮かび上がる、そのまま腕を振ると白い旋風が吹き荒れ吹雪のように荒れる

 

ハァ!

両手で開くように風を払うと白銀に輝く鬼の姿、銀鬼となりテングと相対する

「ハァ!」

音撃管・冥雹をテングに向けて放つ

 

「ガァ!」

背中から羽を広げテングは空に飛びあがり空気弾を躱し木の枝に着地する

そのテングを狙いを定め空気弾を音撃管から放ち続ける

 

「ガァ! カアアア!!」

羽を展開し旋回し躱したテングが銀鬼に体当たりをしかけ体制を崩す

「うおっ!?」

 

そのまま飛行し上空に銀鬼を連れて飛び立つ

「くそっ…」

突撃されてしまった際に冥雹も落としてしまった、コイツ力も強いな

「すぅー……ハァ!!

大きく息をすい口から冷気を吐き出す

「ガァ!?」

至近距離で受けたテングの体特に上半身が徐々に凍りつき自由落下が始まる

 

「そろそろ…しゃ!」

落下しつつ先程までいた足場の近くでテングを蹴りつけ地面に転がりながら着地する

「よし」

冥雹を拾い直し落下したテングの方に走る

 

「ガガアアアア!!」

落下した激突で氷が砕け動けるようになったテングが怒りで雄叫びを上げていた

「長引かせる前に」

冥雹のピストンバルブを押し込み空気弾から鬼石を発射するモードに変え構える

 

しかしテングは素早く飛び上がりもう眼前まで迫っていた

「おおっ!?」

音撃管を握る方の右手を抑えるように握り押し倒されるが

「カァ!?」

左手から伸びた鬼爪がテングに刺さり水しぶきのように白い液体が飛び出す

 

「っと 今だ」

右手を払い除け音撃管をテングに押し付け鬼石を撃ち込む

「ガァ!ガガアアアアー!!」

仰け反ったテングを蹴り飛ばし腰のバックルから音撃鳴・吹雪を冥雹に取り付ける

 

「ふぅ…音撃射・冥風雹殺!

音撃モードにした冥雹を一気に吹き清めの音をテングに吹き付ける

体内に打ち込まれた鬼石が清めの音に反応し赤く光る

 

「ガッ!…ガアアアア!?」

苦しみ始めたテングが苦しみから逃れるように体を捻るが最後には耐えることが出来ず爆発する

 

「ふぅ…」

冥雹を下ろし鬼から人間の姿に戻る、本来は下手に解除すると社会から抹殺される姿になってしまうが御先祖様が残した文献にあった呪術を使う事で俺の場合服は無事なのだ

江戸時代?頃の文献だがやはり過去から学ぶ事は多いな

 

「あっあの!」

しまった一般人の子がいた…どうするよ

「あの貴方…鬼ですか!」

「えっ…?」

この出会いが俺、銀鬼と美華の出会いだった




鬼幻術・鬼氷
口から青白い冷気を放ち魔化魍を凍てつかせ砕く、童子や姫なら一撃で倒せる
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