銀神家は昔から鬼の家系として主に九州の方で活動しているが鬼としてのルーツ北海道との事
銀鬼
使用ディスク
??????
アサギワシ
ニビイロヘビ
セイジガエル
キアカシシ
ルリオオカミ
銀鬼はディスクアニマルを使った戦いを得意とする為6枚のディスクを持ち歩く
あれから保護した少女、美華を俺が働く和風喫茶〝あいかわ〟に連れていく
「銀鬼戻りました」
「おかえりなさい!その子が連絡で聞いたこね」
「鮎野 美華です」
厨房の暖簾を上げて出てきた女性、緑川 茉子が苗字を聞き顔を傾げる
「鮎野?何処かで聞いたような」
「3人ともこっちにおいで」
先程茉子が出てきた暖簾から手を出し手招きをする優しい笑みを浮かべたこの店のマスター、緑川 香世である
「姐さん テングの討伐は終わったんですがこの子どうしましょうか?どうも鬼の事も知ってるようで」
経緯を説明していると香世*1が微笑みながら美華に尋ねる
「貴女は鮎野家の子ね」
「はい!」
鮎野家…あっ!
「昔から組織の中心を担っている家の1つの鮎野家?」
そう聞くとこくりと首を縦に下ろす、おいおいマジか
「猛士にもまだ関わってはなくて…でも私今日そこの銀鬼さん?に助けられて決めました」
おっと嫌な予感が…
「私を貴方のサポーターにしてください!」
あぁやばい…とんでもない事になってきた
1ヶ月後
今年は夏の暑さが続いてる、これは人にとっても辛いが鬼にとっても辛いそれは何故か
「わかるか 美華?」
「はい 夏の魔化魍が活性化するからです」
「その通り 夏の魔化魍はちょっと厄介だからね」
あの後美華の実家とも連絡を取りいくつか条件をつけて美華をサポーターにする事になった
1つ 学業は疎かにしない事、なのでサポーターとしての同行は平日の学校終わりと土日のみ
2つ 単独で動かない事
3つ 無理をせず体調が悪い等事がある場合すみやかに相談すること
この条件が守れるならサポーターとして俺が引き受ける事になった
ちなみに美華は夏休み明けからは通信制の高校卒業認定を取ることにするそうだ、正直普通に高校に通って欲しいが親御さんと決めた事に俺が口出しは出来まい
今向かってるのは大分県 七瀬川だ
今回の魔化魍はカッパ、夏の魔化魍の中でかなりポピュラーな奴だがコイツは自然増殖する為早急に倒したい
「本当なら森鬼が行くはずだったけどアッチはバケネコの対処に当たってるからな」
「銅鬼さん大丈夫ですかね?」
銅鬼さん、九州支部の中でベテランの鬼で音撃打 音撃管 音撃弦を使いこなすオールラウンダーだ
ただこの前エンコウを倒す際怪我を負ってしまい現在リハビリ中だ
「銅鬼さんなら大丈夫だよ あの人ちょっとやそっとじゃ引退なんかしないよ」
関東の裁鬼さんと九州の銅鬼さんと言われるくらいのベテランなんだこれくらいじゃへこたれないさ、お互いライバル意識あるみたいだし
「よしっ さぁ荷物を下ろそうか」
乗ってきた車〝銀鏡〟を止めトランクからテント等を降ろし準備にかかる
トランクは開けたままそこにこの辺の地図を垂らす
「さて 美華これを」
美華に渡したのはほとんどが銀に塗られ角の部分だけ淡い青に塗られた鬼笛だ
「これを私に?」
「うん この1ヶ月で基礎は覚えてもらったここからは少しずつ実戦形式で行っていく」
カバンから3枚のディスクを手渡す
「これを起動させてみて」
頷いた美華は鬼笛を吹きディスクに色がつく
起動したアカネタカ、リョクオオザル、キハダガニが美華の周りで待機する
「その子達は美華に渡す」
そう告げると美華はしゃがみ3体のディスクアニマルにお願いねと声をかける
「よしっ」
トランクからディスクケースを取り出しそれぞれ20体ずつ収められたアカネタカ、ルリオオカミ、セイジガエルを机の上に取り出す
「その子達は一旦ディスクに戻してこの子達を起動させて調査するよ」
「はい!」
先程渡した3体をディスクに戻した美華はホルダーに収め俺の横に並ぶ
2人で鬼笛を吹きアカネタカ達を起動させる
それぞれ鳴き声を上げアカネタカは空に、ルリオオカミは林の中を駆け抜けて行き、セイジガエルは川の中に飛び込んでいく
「銀鬼さん今回は夏の魔化魍ですが音撃棒を使うんですか?」
「それはドロタボウちなみにカソは逆に音撃管じゃないと倒せない魔化魍もいるからね」
カソも夏の魔化魍なんだけどアイツも厄介なんだよ
コーヒーを淹れ美華に渡しチェアに腰掛ける
「先程何体か戻ってきたんですがハズレでした」
美華が×をつけるエリアはハズレか
川から出てきたセイジガエルがぴょんぴょん跳ねて何かを伝えようとしている
手をかざすとディスクに戻り手に収まったセイジガエルを鬼笛に装着し音を再生させる
「……当たりだ」
ただまずいな声が何体か聞こえるって事は分裂を始めてるか
「道案内頼む」
先程戻ってきたセイジガエルを起動させ道案内を頼み至急カッパの元へ走る