九州の鬼   作:妖狐アルル

3 / 4
銀鬼のスペック
身長 200cm
体重 120kg
パンチ力 約17t
キック力 約50t
ジャンプ力 一跳び 約85m
走力 100m2秒


三之巻 せせらぎの戦い

佐賀県 黒髪山

「オオオオオオ!」

緑色の鬼、森鬼がバケネコ3体を相手していた

 

「ニャアアア!」

飛び込んできたバケネコを音撃棒で叩き落とし鬼棒術・烈火弾を発動し距離を取っていたバケネコに向けて放ち1体を倒す

 

「はぁ…はぁ…ウオリァ!」

気合いを入れ直した森鬼が足元に転がしたバケネコを蹴り上げ起こし数発音撃棒を叩きつけ烈火弾を放ちバケネコを退治し残りは1体

 

「後はお前だけだ!」

親の個体のバケネコが怒りの声をあげる中突撃しジャンプし飛び越え背中に音撃鼓・森螺を押し付け巨大化しオーラ状の紋章が浮かび上がる

 

音撃打・緑風森林の型!!

音撃棒・燕を一定のリズムで叩きつけ徐々にペースを上げて最後は2本で一気に叩きつけるとオーラ状の森螺が回転しバケネコが破裂する

 

「ふぅ…夏場は厄介だね さっ桃山さんと合流だ」

右手の燕をクルりっと回し後ろ腰に装着しその場を去る

 

 

「いた」

カッパだ…もう分裂して5体に増えてやがる

「美華はここで待機 もし危険を感じたら離れるんだよ」

茂みから出て鬼笛の角を開き息を吹きかける

 

額に鬼笛を当てると音の波が鬼の顔を浮かび上がらせる

吹雪を帯びた風が巻き上がり姿を鬼に変え両手で風を突き破る

 

後ろ腰に装着されている音撃管・冥雹を取りカッパを撃ち抜く

「クワワァ!」 「クワ!」

気づいたカッパがバラバラに仕掛けてくる

 

「っと…はぁ!」

迫ってくるカッパの攻撃を躱し背中を蹴りつけ冥雹を乱射する

「数が多いのは不利だが」

 

後ろから来たカッパの攻撃をしゃがんで躱しその足を蹴りあげる

「クワァ!?」

「質がおざなりじゃね?」

転んだカッパに何発も冥雹の空気弾を撃ち込むと爆発する

 

「1体め…!」

カッパが口から液体を吐き出してくるのを横に転がり躱す

液体が付着した岩が白く固まる、あれ当たりたくないんだよなぁ

 

「ふっ!」

アサギワシのディスクを抜き手裏剣のように投げカッパにぶつけ戻ってくるのをキャッチし怯んだカッパを撃ち続ける

 

「クワアアア!」

2体目後3体か

「ふぅ…」

集中し体に風の気を纏う

 

鬼闘術・旋風刃を発動し纏った風を刃にし残った3体のカッパを蹴りつけていく

「!…コイツか」

3体の内1体だけ固く毛が濃ゆく生えてる個体、コイツが親だな

 

「なら先に!」

他2体から倒す!

2体の内1体に旋風刃で纏った風の刃で何度も蹴りつけ体をズタズタに切り裂く

 

「3体目…そして!」

爆発する手前のカッパを蹴り上げ最後の子体カッパにぶつけ爆発の煙が上がる

 

「クルルル?……クワァ!?」

爆発の煙で見えなくなっていたカッパに走り近づき左手に出した鬼爪を突き刺す

「フンッ!」

更に強く押し込みそのまま上に向かって腕を突き上げる

 

「クワワアワ!?」

これで分裂の個体は倒した後は親のアイツだけだ!

「ん?」

冥雹を向けようとした時上から2つの影が降ってくる

 

「うわっ!?」

突き飛ばされるように押しのけられ川にバシャーンっと音を立て倒れる

「童子と姫か…いないと思ったが」

隠れてやがったな

 

「鬼め…」

「はいはい 鬼だよ」

先にコイツらから倒しとくべきだったな、カッパを発見したから優先順位を間違えたか

 

殴りかかってくる童子の攻撃を躱し近づいてきた姫を蹴りつけ更にソバットで姫を後退させる

「しかしこれじゃカッパがな!」

逃げられると困るしでもコイツら*1が邪魔だ

 

その時よく響く笛の音が響き上空から無数のアカネタカが川の中からセイジガエルが飛び出してくる、今こんな事ができるのは…

「美華!」

微笑んだ美華がVマークで返してくる、上出来!

 

「小娘…!」 「邪魔を」

「おーらお前らの相手は俺だろが!」

美華に意識をそいだ2体を蹴りつけ

ハァ!!

口から鬼幻術・鬼氷を放つと童子は飛んで躱したが姫は躱せず凍りついていく

 

「うぅ……エエェ!?!」

凍りついた姫が自戒するように砕け散る

「うっ…アア!!」

着地した童子が走り寄ってくるが腕から出した鬼爪を突き刺す

童子が爆発したのを確認しカッパに向かって振り返る

「さ〜て」

親を殺された為か怒り心頭のカッパが突撃してくる

 

「ほっ そりゃ!」

走ってくるカッパにこちらからも走り近づき首元にキックを叩き込み冥雹のピストンバルブを押し鬼石が装填される

冥雹をカッパに向け6発の鬼石を撃ち込む

 

「これで終わりだ」

音撃鳴・吹雪を装着し冥雹を構える

音撃射・冥風雹殺

冥雹から放たれる浄めの音がカッパに容赦なく吹き付けられ苦しむ

 

撃ち込まれた鬼石が赤く光りそれを取り出したいのか身を捩るが逃れることができず破裂する

「ふぅ…美華!」

美華の名前を呼びサムズアップする、美華もしっかりとサムズアップを返しこちらに向かってくる

 

川のせせらぎと森が風に揺られる中ようやく肩の力が抜けた

*1
童子と姫

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