第一章 第二話
入学
朝起きてからは早かった。
輸送系の商家である我が家は、それなりに騎士団や操縦手…
後日、父と手を繋いで向かった先は、視界の開けた訓練場。そこでは、
「リヴァ。改めて
「すごく大きいのに、思ったより速い」
そう、改めて見ても大きい。単純比較は出来ないけれど、目測で9メートルから12メートルはあるように見える。そんなものが歩いて走って、武器を振り回す。鈍重に見えても歩幅は大きいし、剣の末端速度はとんでもない事になっているだろう。戦う為の兵器なのだから当たり前ではあるが、かなりの威力がありそうだ。
(でも、訓練して剣筋を立てて振るくらいなら、金槌とか棍棒なんかで叩いちゃダメなのかな)
鈍器はいいぞ。と頭の中で
その後は、
魔法を覚える。武器術を覚える。知識を身に付ける。
あと、地図を読めたら騎士団では何処でも重用されるとか、そういう話も聞けた。
身体を鍛えるのは今の年齢的に難しいから、まずは魔法と知識、それから地図の読み方だろうか。
――――――
魔力の使い過ぎで倒れたり、手に入る地図が思った以上に雑で困惑したり、マラソンしながら地図と実際の地形の差異を埋めてみたり、父の『リヴァは家から出したくない!』等の障害を乗り越えて、私はライヒアラ騎操士学園に入学した。
正直父が一番の障害だった。娘大好きすぎて母も兄も呆れていたぞ、父よ。
年齢もバラバラの新入生たちと共に、期待に胸を膨らませながら門をくぐり、そしてニつの事件に巻き込まれるのである。