デスイズザヒーロー!~悪の組織の怪人候補だった俺は亡き師匠の力を継承して最凶ダークヒーローとして無双する〜 作:蠱毒成長中
場面は前回から引き続き太平洋の一角……
『要請-"断ち切る刃は海魔の顎が如く"』
[要請受理♥ 供給、フォルネウスハルバード♥]
カツオドリ怪獣を真っ二つにしたユウトは、
死体に降り立ちながらフォルネウスモードの専用武器を形成する。
その名も"フォルネウスハルバード"。
『ぶつ切りにしてイソメの餌にしてやらァ……』
まさに名前通りの
或いは
フォルネウスモードの暴力的かつ破壊的な在り様を
わかりやすいほどに体現していた。
『こ、この悪党めっ! よくも! よくも我が同志を!』
『許さん! 許さんぞっ!
地球を食い物にする悪党の使いがっ!
金や土地のため悪魔に魂を売り渡した富の亡者め恥を知れ!』
『さては藤徳信者だなオメーッ!
あのクズどものやり方にそっくりだぜっ!
サメの格好なんぞしやがって!
そんなに水中戦が好きならモガ村に籠もってろクソが!』
対する残りの怪獣三匹
――それぞれ二足歩行するカンパチ、ウミガメ、トド――
のキレ散らかしようは必然凄まじいの一言だった。
無論、そんなもんで怯むユウトじゃなく……
『
俺が気に喰わねンならとっとと殺しに来りゃいいだろう、
世界を救いたいなら一分一秒すら惜しいんじゃねえのか。
ホレ、
大自然の意思でも海の怒りでもぶつけてみせろ、
古の哲学者プラトンの発言を引用し煽りにかかる。
とすりゃ当然、激昂した怪獣どもが襲って来るワケで……
『言われずともそうしてくれるっ!
受けよ、
怒り狂ったカンパチ怪獣が両腕を振り上げ、
エネルギーを纏った手刀を振り下ろそうとする。
動きとしちゃ『北斗の拳』の南斗水鳥拳奥義"飛翔白麗"
――
の、跳躍しないバージョンってトコか。
それを小型とは言え怪獣サイズの敵が放ってくるんだから、
まあ控え目に言って破壊力は絶大。
喰らえば一溜りもねえワケだが……
『あらよっとぉ!』
ユウトは振り下ろされるカンパチの両手首目掛けて、
弧を描くようにフォルネウスハルバードを振り上げる!
結果……
『ぎょおおおおあああああああっ!?』
カンパチ怪獣の両手は見事に手首から先で切り落とされる!
両手は海中に没し、
手首からは大量の先決が吹き出し、
カンパチ怪獣は盛大に取り乱す!
『あっ!? 手っ!? 手ぇぇええええっ!?
手ぇっ!? 手ぇぇぇえええっ!?
なっ、何故ぇぇっ!? 手ぇぇぇっ!』
傍目から見ても凄惨な光景と言わずにいられねえ!
然して、その惨状を引き起こした張本人はと言えば!
『おーおーおー、大丈夫かよ?
アニメ「北斗の拳」のアミバみてぇになってんじゃん。
技の方は
こんなふざけた台詞を言う始末!
とは言えこれがホンゴウ・ユウトって男でもあった!
『そりゃ「
原作でもわりとそういう風に取れる台詞とかあったけどよ、
そこでそのよくわからねぇ繋がりを出してくるのはどうなんだよ。
読者の誰にも伝わんねぇってそれ』
"いやそもそも手首切り落としたのお前だろ"って言いたい奴は感想欄まで。
『うぐ! あぐ! っぎょあああああっ!
手が! 手が! 腕があああああっ!』
『うるせぇ魚だ。カンパチのクセにグチやホウボウより騒いでんじゃねえ』
[葬儀開催♥ 海洋葬-ストレートプラン♥]
ユウトがベルトを操作すれば、
フォルネウスハルバードの刃先に海水が集まっていく。
『うおおおおお! 兄弟っ!
今助けにゆくぞぉぉぉぉぉぉ!』
そこへやって来たのはウミガメ怪獣。
どうやら自慢の甲羅でユウトの大技を防ぐつもりのようだが……
『丁度いいや。まとめてスープの具にでもなっとけェ』
[フューネラル・ストライク♥]
ユウトは構わず斧を振り下ろす。
刃先に纏わりついていた海水は
さながら斬撃が形を成したような衝撃波に姿を変え、
鋭さも勢いも損なわず突き進み……
『うおおおおおっ!
『うっぎょおおおおおおおおっ!?』
進行方向上に居た二匹の怪獣を纏めて両断、絶命に追い遣った。
『……さぁ、て。
これで後はてめぇだけだなぁ、モンハン厨のトド野郎』
依然死体の上に佇むユウト。
ヤツが見据える先には実際、最後の一匹であるトド怪獣の姿があった。
『ホイルーだの水中戦だのとぬかしやがる辺り、
典型的な藤徳アンチといった所か?
察するに「3G」も嫌いなようだが……
そのクセてめえが海の怪獣になってんのは何の皮肉かなぁ?』
『ヘッ! そう言うてめえは口ぶりから察するに
藤徳信者の
あ~~~~全く嫌んなっちまうぜぇ!
てめえみてーな癌どもを擁護する基地外ホイルーどものせいで、
オレの人生散々だってのよぉ!』
トド怪獣は孤立した途端やたら饒舌になっていく。
さながら上司や先輩の不在をいいことに調子付く無能みてえに。