デスイズザヒーロー!~悪の組織の怪人候補だった俺は亡き師匠の力を継承して最凶ダークヒーローとして無双する〜   作:蠱毒成長中

6 / 17
残虐非道! 海魔の大斧!

 場面は前回から引き続き太平洋の一角……

 

『要請-"断ち切る刃は海魔の顎が如く"』

[要請受理♥ 供給、フォルネウスハルバード♥]

 

 カツオドリ怪獣を真っ二つにしたユウトは、

 死体に降り立ちながらフォルネウスモードの専用武器を形成する。

 その名も"フォルネウスハルバード"。

 

『ぶつ切りにしてイソメの餌にしてやらァ……』

 

 まさに名前通りの斧槍(ハルバード)

 或いは戦斧(バトルアックス)とでも呼ぶべき代物で、

 フォルネウスモードの暴力的かつ破壊的な在り様を

 わかりやすいほどに体現していた。

 

『こ、この悪党めっ! よくも! よくも我が同志を!』

『許さん! 許さんぞっ!

 地球を食い物にする悪党の使いがっ!

 金や土地のため悪魔に魂を売り渡した富の亡者め恥を知れ!』

『さては藤徳信者だなオメーッ!

 あのクズどものやり方にそっくりだぜっ!

 サメの格好なんぞしやがって!

 そんなに水中戦が好きならモガ村に籠もってろクソが!』

 

 対する残りの怪獣三匹

――それぞれ二足歩行するカンパチ、ウミガメ、トド――

 のキレ散らかしようは必然凄まじいの一言だった。

 無論、そんなもんで怯むユウトじゃなく……

 

空き樽は(空の器ほど大き)音が高い(な音を立てる)とはよくぞ言ったもんだな。

 俺が気に喰わねンならとっとと殺しに来りゃいいだろう、

 世界を救いたいなら一分一秒すら惜しいんじゃねえのか。

 ホレ、()りに来いよ。

 大自然の意思でも海の怒りでもぶつけてみせろ、()()()()

 

 古の哲学者プラトンの発言を引用し煽りにかかる。

 とすりゃ当然、激昂した怪獣どもが襲って来るワケで……

 

『言われずともそうしてくれるっ!

 受けよ、海神嚇怒手刀双斬(かいじんかくどしゅとうそうざん)!』

 

 怒り狂ったカンパチ怪獣が両腕を振り上げ、

 エネルギーを纏った手刀を振り下ろそうとする。

 動きとしちゃ『北斗の拳』の南斗水鳥拳奥義"飛翔白麗"

――義星(レイ)妖星(ユダ)のトドメに使ったアレ――

 の、跳躍しないバージョンってトコか。

 それを小型とは言え怪獣サイズの敵が放ってくるんだから、

 まあ控え目に言って破壊力は絶大。

 喰らえば一溜りもねえワケだが……

 

『あらよっとぉ!』

 

 ユウトは振り下ろされるカンパチの両手首目掛けて、

 弧を描くようにフォルネウスハルバードを振り上げる!

 結果……

 

『ぎょおおおおあああああああっ!?』

 

 カンパチ怪獣の両手は見事に手首から先で切り落とされる!

 両手は海中に没し、

 手首からは大量の先決が吹き出し、

 カンパチ怪獣は盛大に取り乱す!

 

『あっ!? 手っ!? 手ぇぇええええっ!?

 手ぇっ!? 手ぇぇぇえええっ!?

 なっ、何故ぇぇっ!? 手ぇぇぇっ!』

 

 傍目から見ても凄惨な光景と言わずにいられねえ!

 然して、その惨状を引き起こした張本人はと言えば!

 

『おーおーおー、大丈夫かよ?

 アニメ「北斗の拳」のアミバみてぇになってんじゃん。

 技の方は飛翔白麗(レイ)だっつーのに格落ちがひでぇったらねえな』

 

 こんなふざけた台詞を言う始末!

 とは言えこれがホンゴウ・ユウトって男でもあった!

 

『そりゃ「蒼黒の餓狼(レイ外伝)」だと水鳥拳修行者(レイと同門)だったし、

 原作でもわりとそういう風に取れる台詞とかあったけどよ、

 そこでそのよくわからねぇ繋がりを出してくるのはどうなんだよ。

 読者の誰にも伝わんねぇってそれ』

 

 "いやそもそも手首切り落としたのお前だろ"って言いたい奴は感想欄まで。

 

『うぐ! あぐ! っぎょあああああっ!

 手が! 手が! 腕があああああっ!』

『うるせぇ魚だ。カンパチのクセにグチやホウボウより騒いでんじゃねえ』

[葬儀開催♥ 海洋葬-ストレートプラン♥]

 

 ユウトがベルトを操作すれば、

 フォルネウスハルバードの刃先に海水が集まっていく。

 

『うおおおおお! 兄弟っ!

 今助けにゆくぞぉぉぉぉぉぉ!』

 

 そこへやって来たのはウミガメ怪獣。

 どうやら自慢の甲羅でユウトの大技を防ぐつもりのようだが……

 

『丁度いいや。まとめてスープの具にでもなっとけェ』

[フューネラル・ストライク♥]

 

 ユウトは構わず斧を振り下ろす。

 刃先に纏わりついていた海水は

 さながら斬撃が形を成したような衝撃波に姿を変え、

 鋭さも勢いも損なわず突き進み……

 

『うおおおおおっ!

 竜宮神聖大堅(りゅうぐうしんせいだいけん)――じゅううううっ!?』

『うっぎょおおおおおおおおっ!?』

 

 進行方向上に居た二匹の怪獣を纏めて両断、絶命に追い遣った。

 

『……さぁ、て。

 これで後はてめぇだけだなぁ、モンハン厨のトド野郎』

 

 依然死体の上に佇むユウト。

 ヤツが見据える先には実際、最後の一匹であるトド怪獣の姿があった。

 

『ホイルーだの水中戦だのとぬかしやがる辺り、

 典型的な藤徳アンチといった所か?

 察するに「3G」も嫌いなようだが……

 そのクセてめえが海の怪獣になってんのは何の皮肉かなぁ?』

『ヘッ! そう言うてめえは口ぶりから察するに

 藤徳信者の境界知能(ホイルー)だなぁ!?

 あ~~~~全く嫌んなっちまうぜぇ!

 てめえみてーな癌どもを擁護する基地外ホイルーどものせいで、

 オレの人生散々だってのよぉ!』

 

 トド怪獣は孤立した途端やたら饒舌になっていく。

 さながら上司や先輩の不在をいいことに調子付く無能みてえに。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。