××ちゃんと山田?さん。   作:黒影時空

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この作品に何かしらの思想はありません。


第1話「私の名前は山田さん。」

 

 新宿、歌舞伎町……東京夜の繁華街として様々な思いや感情が吐き出されるこの場所。

 恐らく私はここが住処だ。

 頭が痛いし吐き気もする、これは酒で悪酔いしたものとはまた違う。

 

 ……まず私の状況を説明しよう。

 

 

「……私のことがわからない……!!」

 

 気がつけば私は原っぱの中で倒れていたことが始まりだ、気が付いてすぐに分かったことは……何も覚えていない。

 直前の事どころではない、自分のこと全て思い出せない……完全な記憶喪失だ。

 ポケットを探るが自分の身元を割り出せるような物はない、忘れている直前の間に落としてしまったのかそれとも……盗まれたのか?

 

「あれ……?」

 

 しかし首元に小さな紙切れがある、くしゃくしゃになったそれを広げてみるとそれは写真だった……金髪の女性とその隣に小柄で茶髪の女の子が仲良く並んでいる姿……女の子二人が仲良く、友達だろうか?

 ここで一度彼女は鏡などを探してみる……近くの建物に駆け寄り、透けて見える自分の姿を確認する。

 

「これ……そうか、こっちが私か」

 

 ガラス越しに見える自分の姿は……あの写真に映る金髪の女性そのものだった、あれが自分らしい。

 ただし、自分に誰かしらの友達がいたんだな……程度のことしか分かっていない。

 現状何もわからない……分かることと言ったらあの茶髪の女の子が何か知ってるのだろうか? この人に会う必要がある。

 写真の裏に汚い字で文字が書いてある……。

 

 

『みいちゃん』

『山田さん』

 

「……どっちだ? 私のほうが『山田さん』って感じはするけど」

 

 恐らくどちらかの名前、なんとなくだが自分のほうが山田かもしれないので、一旦自分は『山田』ということにした。

 改めて山田は……この写真の女の子、『みいちゃん』に会うことを目標にした……そうすれば何か記憶を取り戻せるかもしれない。

 

 ……だが、今の山田さんは問題も非常に多い。

 記憶喪失と言えば、誰かしら手を借りなければ右も左も分からない……覚えていないのだから。

 しかし恐ろしいことに山田が探しても写真しか手がかりがない……それが何を意味するのか?

 携帯を持っていない! どこかで落としたのか……?

 

 鍵もない! 元々家がどこにあるのか分からないとはいえ、住処さえ曖昧なのだ。

 

「え……? あれ、もしかして私って、このまま記憶が戻らなかったらホームレスなの……?」

 

 山田さんは記憶を取り戻さなくてはならない。

 記憶喪失になってからそれを取り戻す為の情報を得る為のアドバンテージが何一つないということがここまで厄介ということを知る。

 そして山田は記憶を失う前の自分を恨む、どうして家の中や病院じゃなくてこんな草原で投げ出されるように記憶を失ったのか、失う側の身にもなってくれ。

 ……そんな山田の状況を嘲笑うように冷たい風が吹く、どうやら冬の季節らしい。

 

「いや寒っ……これ、記憶取り戻すっていうか、私どうやって過ごせばいいんだろ……というかこういう時ってまず病院……? いやでも保険証とかも家にあるよね……」

 

 盛大に前から進まない……それが今の山田さんだった。

 

 名前以外の何もかもが欠落していた。住所も、みいちゃんという存在以外の交友関係も、自分の過去すらも一切が分からない。

 現在地は東京の歌舞伎町の片隅。雨風を凌ぐこともままならない場所で、山田は身を縮こまらせていた。やがて飢えも訪れるだろうし、このまま有効な情報が得られなければ、真剣にホームレスとして生きる道を探さざるを得なくなる。

 

(第一に……こんな状態で記憶を無くしているって相当とんでもないことが起きていたんじゃ……?)

 

 身分を証明するものはなく、財布すらない。外で一人倒れて誰にも介抱されずに記憶を失っているのだから、何か重大なトラブルに巻き込まれたと考えるのが自然だった。

 何より気掛かりなのは、こうして自分が待っていて『みいちゃん』が本当に助けてくれるのかという点だ。自身の置かれた状況を省みれば、みいちゃん自身も何らかの危険やトラブルに巻き込まれている可能性は十分にあった。

 

「なら……尚更この近くにいたらダメか? こういう時病院が無理でも……警察? いや、もし私が本当に危険な立場だったら警察に行って何かあった時……」

 

 下手に誰かに相談するよりも、まずは確実な自衛手段が欲しい。

 そう思い至るほどに彼女の状況は切迫していた。警察や病院に行けば一時的な解決にはなるかもしれない。だが、そもそも自分は「普通の人間」なのだろうか? 身分証も携帯も持たずに街を彷徨うような人間であり、仮に誰かがそれらを奪ったのだとしても、そこに至るまでに自分が何に関わっていたというのか。

 答えの出ない思考を巡らせているうちに、新宿の空は容赦なく暮れていく。

 

「もしかして私……真剣にダンボールを家にして過ごすことを検討しなくちゃいけないの……?」

 

 記憶を取り戻すことと、自身の最低限の人生を守ることの板挟みの中で、山田は野晒しのまま夜を過ごすことになった。どうか朝が来れば何らかの進展がありますようにと祈りながら。

 

 ——

 

 その夜、山田は奇妙な夢を見た。

 過去の記憶がフラッシュバックするように次々と移り変わっていくようだが、すべてが霧のかかったようにぼやけていて何一つとして見えてこない。そんな曖昧な視界の中で、たった一人だけ、近づくにつれてはっきりと輪郭を現す存在があった。

 

「みいちゃん?」

 

「そうだよ、みいちゃんだよ山田さん」

 

 目の前に立つその少女は、きっと記憶の底にある自分の偶像に過ぎないのだろう。それでも、今の彼女にとって唯一の手がかりであり、自分について何かを知っている存在に違いなかった。山田はすがるように彼女へと歩み寄った。

 

「教えてみいちゃん、私何も覚えていないの……どうすればいいか分からないんだ、私に一体何があったの?」

 

「山田さんはみいちゃんの事も忘れちゃったの? ならちゃんと、大事なことをみいちゃんが思い出させてあげるよ!」

 

 笑顔を浮かべたみいちゃんは、すっと山田さんの額にその手を触れた。

 

「う“っ……!?」

 

 早朝、激しい吐き気と共に目を覚まった山田は、恐怖に駆られるようにその場から逃げ出すべく駆け出した。

 あの時、夢の中のみいちゃんが——あるいは自身の精神的な本能が、今の自分にとって記憶を取り戻すことすら危険な状態なのだと警告してくれたのだ。やはり、安易に動いてはならなかった。荷物を奪われたことも、記憶を失ったことも、すべてはそれだけの「ちゃんとした理由」があったのだから。

 そして、恐怖の中で山田が思い出した、あまりにも残酷な断片的な記憶——

 

 それは。

 

『みいちゃん』は、既に亡くなっている。

 

 

「はあっ、はあっ、はあっ……!!」

 

 山田は走った、水分や体力のことも解決してないし、どこに逃げたらいいのかなんてさっぱり分かっていないが……それでもがむしゃらに走った、息が切れて嘔吐しそうになっても見えない悪意から逃げ出した。

 

(死にたくない、私は死にたくない……!!)

 

 可能性が出てしまった命の危機……確かに思い出した、みいちゃんは自分と一度別れてそれから間もなく亡くなったという記憶。

 そして気のせいじゃなかれば……まだその日から日も浅い、今回の記憶喪失と照らし合わせると……。

 

 次のターゲットは自分……?

 対岸の火事とは到底呼べないこの出来事、一刻も早くみいちゃんの手がかりを探すために……まず必要なのは生存だった。

 

「うっ、ひ、ぁっ……ごほっ、ごほっ、おぇ……」

 

 あまりの恐怖に胃液をぶち撒ける山田、走るのはここまでだ……。

 再び身体の不調が始まり、もう立てなくなった。

 

「はあ……はあ……」

 

 呼吸が整うこともできず、山田は壁にもたれかかり蹲ってしまう。

 体が重く感じる……身体に力が入らない。

 無理もない、倒れて間もない上に前日はほぼ道端で寝ていたのだから、とてもじゃないが万全とは言えない状態だ。

 そんな状況にも関わらず今度は『何者かの接近』……こちらに向かって誰かが歩いてくる足音が聞こえる。

 

「やっと見つけました、探しましたよ……全く、なんでこんなところに居たんですかね」

 

「あっ……あなたは?」

 

 自分を見るなりやれやれと言いたげな態度で歩いてくる男性、初対面にしては随分馴れ馴れしい態度に感じる……。

 少しボサついた黒い短髪にスーツ姿、眼鏡をしており、30代ぐらいのおじさんだった。

 眼鏡の奥の鋭い眼光で自分を見ており、恐らく自分のことを何か知っている雰囲気はある。

 

「敢えて名乗るなら……そうだな、俺の事は十二郎とでも」

 

「はあ……えっと、その……十二郎……さん?」

 

 ——

 

 ……十二郎という男に喫茶店で飲み物を出される山田。

 どこの誰かも分からない人間の奢る飲み物は怪しむがずっと走ってきたので結局飲んだ後に話をする。

 

 

「えっと……まず何を聞けばいいのか、というより出来れば私、家に帰りたくて……」

 

「家は……あまり帰らないほうがいい、それよりも君はさ、気になることがあるんじゃないの? ……例えば、中村実衣子の事とか」

 

「……まさかそれって、みいちゃんの!?」

 

「うん、君や本人がよく名乗ってたあの『みいちゃん』についてだった」

 

 山田はこの時……考えた、みいちゃんに起きたことを知ることが、そのまま自分の立ち回りにも繋がってくる……。

 自分がどんな奴か直接知るよりも、みいちゃんは自分の友人として信用できるか? それを何よりも確かめたかった。

 

「私、携帯も持ってないから何が起きたのか何も分かっていないんです……教えてくれませんか? みいちゃんのきと」

 

 十二郎はそれだけ聞くと、なんと……持っていたカップを何の力を使ったのか割り……脅しというよりは忠告するようにこちらの方を見てきた。

 

「何があっても覚悟できる? 俺は話をするだけだよ」

 

「覚悟……覚悟なんて今更、私はとっくに巻き込まれてる形の人間みたいだよ」

 

 山田の覚悟を受け取った十二郎は……みいちゃんこと中村実衣子の事を話す。

 

「その……まず、みいちゃんは」

 

「ああ、君の察してる通りだ……殺されたよ」

 

「数日前にもニュースになったから俺以外にも何人か知ってるかもしれないが……中村実衣子は、遺体で発見された」

 

 十二郎の口から出た言葉は、冷たく硬い事実として山田の胸に突き刺さる。

 

「……遺体」

 

「ああ。話に聞いた君が倒れていた時と同じように、原っぱで、何も持っていない状態でな。ただし……彼女が殺害されていた現場は、ここから遠く離れた宮城県あたりだ。警察も殺人事件と断定している。それも全身に暴行の痕跡が残っていたからな」

 

 十二郎は一口煙草を吸うような仕草を交えながら、淡々と残酷な詳細を告げる。

 

「犯人は不明だが、痕跡からして複数人によるものと推測されている。身体に受けた傷の種類は多岐にわたっていてな……歯をペンチで抜かれた痕まであった。相当、悪質で執拗な殺され方だ」

 

「ひっ……」

 

 山田は思わず自分の口元を押さえた。寒気と激しい吐き気が再び込み上げてくる。

 歯を抜かれるほどの凄惨なリンチ。可能性としては自分より若く見えるあの小柄な少女が、そんな恐怖と痛みに晒されたというのか。

 

「まさか、それって……みいちゃんって、何かとんでもないことに加担していたんじゃ……?」

 

「俺も詳しくは知らないがね。聖人君子と言われると絶対にNOだし、何かと良くない噂は絶えない娘だったらしいからな……」

 

 十二郎はやれやれと肩をすくめる。

 みいちゃんという人間に何かしらの重大な問題があり、そこからこの凄惨な惨劇を引き起こしたのだとしたら……自分はそこに巻き込まれる形で、記憶を失うほどの目に遭わされたのではないか?

 だとしたら、一体みいちゃんは何をしたというのだろう。

 

「どうして……みいちゃんは宮城に……?」

 

「普通な答えだよ。あの子、元々は宮城からここに上京してきてたんだってさ」

 

 つまり、みいちゃんはこちらで何らかのトラブルに巻き込まれ、逃げるように地元へ戻ったものの、結局は追い詰められて向こうで殺された……ということだろうか。

 だが、十二郎は少し不可解そうに顎を擦った。

 

「ただ、無もなき十二郎としての見解を言わせてもらうなら……君にまでその毒牙が及んだというのは、どうも解せないんだよな。俺が見る限り、君とみいちゃんはごく普通の友人関係に見えた。みいちゃんが君をヤバい話に巻き込んだり、手下にしたりしていたって話は聞いたことがない。現状、君はただ運悪く巻き込まれたと考えるのが一番しっくりくる」

 

「巻き込まれた……」

 

「さて、それで君はどうする?」

 

 十二郎は空になったカップの破片を弄びながら、山田をじっと見つめた。

 

「記憶を取り戻したいって意志は伝わった。まあ、以前の『家』に帰るのは危険すぎるから無理だが……どこか一時的に住める環境くらいなら、俺がなんとかしてやれなくもない」

 

 住む場所の提示。それは、この歌舞伎町の深みへ足を踏み入れず、静かに身を潜めて生きるという選択肢でもあった。

 だが、山田の胸の奥で、カチリと何かが噛み合う音がした。

 夢の中で見た、あのみいちゃんの笑顔。

 根拠なんて何もない。けれど、なんとなくだが……みいちゃんが自分を待っているような気がしたのだ。

 なぜ、彼女は殺されなければならなかったのか。

 なぜ、自分まで巻き込まれ、こんな姿になってしまったのか。

 

 これを調べることは、間違いなく命の危険に直結する。相手は人を惨殺することすら躊躇わない連中だ。

 それでも……きっと、記憶を失う前の「山田」という自分も、同じ選択をしたはずだという強い予感がしていた。

 

「……私は、みいちゃんに何があったのか知りたいです」

 

 山田は真っ直ぐに十二郎の眼鏡の奥を見つめ返した。

 

「それがそのまま、私自身が誰なのかを知ることにつながるはずだから」

 

 山田の言葉を聞き、十二郎は一瞬だけ感心したように眉を上げたが、すぐに元の冷ややかな表情に戻った。

 

「なら、この歌舞伎町を見て回るしかないね……それに多分、死ぬかもしれないけど」

 

 脅しでも何でもない、本気の忠告。

 しかし、山田の決意が揺らぐことはなかった。

 

「……自分のことを何も覚えていないなんて、もう死んでいるのと変わらないよ」

 

 自分が『山田』という苗字であること。

 そして、自分の過去の鍵を握っていたはずの、殺された『みいちゃん』のこと。

 手元にあるのは、そのたった2つの曖昧な記憶だけ。

 あまりにも圧倒的な不利、暗闇の中を裸足で走るような絶望的な状況下で、彼女は己の存在を、そして真実を探るために歩き出す。

 これは、ただの「山田」であるはずだった一人の女性が、みいちゃんという存在を通して、過酷な運命へと足を踏み入れていく物語の序章である。

 

「……と決めたのはいいけど、君結局住処どうする? 俺は貸すけど、俺に会わなかったらホームレスまっしぐらでしょ?」

 

「うっ……そ、それはそうだけど」

 

「それにほら、君一応大学とか行ってたし」

 

(私、大学生だったのか……)

 

 とりあえず十二郎から色々情報を聞きながら……不自然なほどに生活感を感じる賃貸を貸してもらい、ようやく人並みの睡眠を得られるベッドで横になり、人並みの味を感じられる缶ジュースを飲んで余裕が出来る。

 ……改めて十二郎は信用していいのか分からない、しかし今の自分は彼に従わなくては生きていけない。

 これから先のことは……今すぐ決めなくてもいいが、みいちゃんに繋がるものがあればどんどん調べていこう。

 いつまで十二郎に頼れるかもわからないのだから。

 

 まず最初に調べることはみいちゃんと周囲の関係だ、みいちゃんは……恐らく年齢的には自分と同じくらい、十二郎は自分の事を大学生と言っていたので恐らく自分は20代前半、みいちゃんは大学生だろうか……雰囲気的には学校に行ってるのかわからない……バイトはしていたのか?

 

(みいちゃんってどんな所で働いていたのかな、十二郎さんにはまずそこから聞いておかないと……余裕が出来たら宮城にも行こう、いくらぐらいかかるかな……)

 

「……というかお金!」

 

 山田が活動していくにはまだまだ課題が多いが……それでも知らなくてはならない。

 みいちゃんに何が起きたのか……そして、自分がどれだけ巻き込まれていたのか。

 

 

 ——

 

 山田が寝ている一方、十二郎はある人物に電話をしていたが携帯の向こうから迷惑そうな声色で返事が返ってくる。

 

「……今更なんですか? 私はもう山田さんとは縁を切っつもりなんですよ? それにみいちゃんの事なら尚更……大体貴方誰!?」

 

「君に口答えする権利はない、『あの歌舞伎町』で働いて今でも過ごしている君は無関係じゃないんだ、明日……山田さんに会いに行って話すだけでいい、言いたくないことは言わなくていいから」

 

「……山田さんが記憶喪失っていうのは本当なのね?」

 

「嘘をついてそうには見えないし、あそこであんな状況の中で自分を追い込むような事ができる人間には見えない、まあ彼女本当に右も左も分からないみたいだからさ、なんとかしてやってくれない?」

 

「はあ……何回も言うけど、私はもう……いや、もしかしたら私以外にもみいちゃんとは無関係になりたい人間なんて山ほどいることは忘れないで」

 

「忘れないからどうだという? もう始まったんだ、誰も彼も赤の他人ではいられない……それもみいちゃんのせいにするならそれも結構!」

 

 ——

 

 そして翌朝、昨日よりはマシな状態で目を覚ますことが出来た山田……ちゃんとした住処で過ごせることに安心を覚えているとインターホンが鳴る。

 覗いてみるとそれは自分と同年代の黒髪の女性が見える、スーツを着ているので社会人だろうか。

 

「誰? 十二郎さんからの使い?」

 

「十二郎でも三郎でも誰でもいいから……開けてくれないかな山田さん、私出来ればみいちゃんの事を話してすぐ帰りたいんだよね……」

 

 今度はみいちゃんに対して邪険に扱うような態度の人間まで現れてしまった……彼女はまだ、謎が多い。

 

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