『着せ恋』だと思った? 残念『呪術廻戦』でした!(32話から書き直します) 作:自分のことを五条新菜と信じている(文字数
本文書いてて面白くなかったので、ボツに。
1、
世界を断つ斬撃によって右腕を切断された五条悟は、即座に反転術式で再生を開始する。
一方の宿儺は、初めて使った斬撃が容易に五条の《無限》を突破したことに興味を深め、再現を試みる。しかし、次の斬撃を組み立てようとすると、視界に異常が生じる。五条悟を見ているにもかかわらず、崩れた屋根の断面まで同時に鮮明に映り、術式の照準が定まらない。
若菜の肉体の内側からの抵抗。その影響は次第に動作にも及び、術式の応用として《無限》を中和する術を得た五条悟が宿儺の手首を掴むことに成功する。宿儺は若菜の抵抗を排除するため、肉体の奥へ意識を向け、直接若菜の魂を押さえ込もうとする。
2、
宿儺が入り込んだ心象風景には、血の水面、骨、社といった宿儺自身の生得領域に、糸、布、トルソー、未完成の人形、遠近感の狂う空間などが混在していた。そこで宿儺は、肉体を取り戻そうとする若菜と対峙する。
宿儺は若菜の背後にもう一つの魂の輪郭を発見する。
本来の若菜の魂と、転生者の魂。二つはすでに同じ肉体に深く定着しており、後から受肉した宿儺には、それらを容易に押し退けられない構造となっていた。宿儺は二魂の存在を察するが、若菜本人はその意味を理解できない。
宿儺は海凛を殺すと脅し、若菜の心を折ろうとする。しかし若菜は祖父と海凛のもとへ帰るために抵抗を続ける。
結果、肉体との結びつきを維持できなくなった宿儺が内側へ押し戻され、若菜は主導権を奪還する。
現実に戻った若菜へ、五条が名前と高専へ来た目的を確認し、戦闘は収束する。ただし、宿儺の魂は若菜の内側に残り続ける。
3、
高専では若菜と虎杖の検査・治療が行われる。若菜は肉体の主導権を取り戻しているものの、宿儺が再び表出する可能性は否定できない。また、宿儺が呪物化して若菜へ飲ませた虎杖の小指は、家入の治療でも再生できず、欠損したままとなる。
若菜は虎杖を責めず、今回の受肉についても、自分自身が宿儺の標的となる可能性を見落としていたことを認める。
高専側は当面、若菜の主導権と宿儺の動向を監視する方針を取る。
4、
事件後、五条悟は若菜とともに五条人形店を訪れ、祖父へ事情を説明する。祖父は初めて、渋谷で若菜に重傷を負わせた相手が宿儺であり、現在は若菜の身体の中にいることを知る。
祖父は、五条悟が宿儺の警戒すべき点を事前に知っていたと聞き、なぜ若菜と虎杖を組ませたのか問いただす。五条は、宿儺の標的とされていた伏黒を同席させず、自分も近くにいることで安全を確保できると判断していたことを説明。しかし、若菜自身が器になる可能性を見落とした責任を認める。若菜も、自分が原作知識に囚われて同じ可能性を見落としていたことを、祖父にぼやかして明かす。
祖父は、今後も若菜を一般高校生として生活させること、宿儺の器になったからといって呪術界の都合に振り回さないことを五条へ求める。五条もそれを了承し、若菜の日常を維持する方針を改めて確認する。
5、
若菜は宿儺の受肉を海凛に隠したままでは翌日の衣装材料の買い出しへ行くことはできないと考え、その日のうちに海凛のマンションを訪れる。海凛は急な来訪に内心舞い上がる。対照的に、若菜は渋谷で戦った相手の正体と、現在は宿儺が自分の中にいることを海凛に説明する。
その途中、若菜の頬に宿儺の口が現れ、海凛と直接会話を始める。海凛は、渋谷で若菜をあれほど傷つけた宿儺に怒り、口論となる。宿儺は尊大な態度を崩さず、海凛も負けじと言い返す。さらに若菜が悪気なく裏梅の話を持ち出し、宿儺を不機嫌にさせる。
「……少なくとも、あの時代に裏梅がいて良かったですね」
ひととおり説明を終えた若菜は、危険を考えて翌日の買い出しを中止することも提案する。しかし、海凛は予定どおり行くと即答。宿儺がいることは嫌。それでも、若菜との衣装制作や日常を手放すつもりはない。若菜そんな海凛の姿を見て、ポツリと好意を溢す。不意打ちに驚くものの海凛もこれを受け入れ、二人は交際を開始する。
宿儺は二人のやり取りに呆れながらも、若菜の内側に居座ることになる。
「……こんな色惚けなんぞに良いようにしてやられたのか。度し難い」
6、
若菜は宿儺を内包したまま、いつもどおり学校へ通う。体育では、渋谷事変を経て変化した身体能力が発揮され、以前とは比較にならない俊敏さや反応速度を見せる。
一方、海凛とは交際を始めたばかりであり、これまでと変わらない会話や距離感にも、互いに照れやぎこちなさが混じる。
放課後、二人は予定どおり池袋へ文化祭衣装の材料を買いに行く。生地や副資材を選び、衣装について相談しながら、渋谷事変以前と変わらない日常を過ごす。
宿儺という危険を抱えていても、若菜は祖父や海凛との生活、人形制作、学校生活を続けていこうとする。
買い物を終え、店を出たところで、背後から男に声を掛けられる。