スラッグアーカイブ   作:ハヤモ

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前書き
カイザーPMCの軍勢とドンパチ。
絵面的にメタスラらしい戦闘? イメージは3の終盤、空中戦からの対地攻撃?
そしてメタスラの敵兵器登場。


スラグコプターvsカイザーPMC

 

 

「上空のヘリを撃墜しろ!」

 

 

基地に近付くトラック、それを追いかける小型武装ヘリを敵認定したカイザーPMCは、地対空兵器を持たせたロボット兵やら戦車やら、なんなら戦闘ヘリまで出撃させた。

これだけの戦力が出張ってきたにも関わらず、標的は逃げも隠れもせず真っ直ぐ飛行する。 傭兵達は笑った。

 

 

「あんなちっこい武装ヘリ1機に、ここまで投入するかぁ?」

 

「変な乗り物に乗った大人が、厄災の狐を倒したって噂が立ってる。 それを警戒しての出撃命令だ」

 

「費用対効果はどうなってる、赤字不可避だろ」

 

「さっさと堕としちまおうぜ」

 

 

ロボ達が次々と攻撃。

地対空ミサイルを空に打ち上げ、戦闘ヘリも対空ミサイルを放ち何十発と飛翔、空が白煙で耕されて伸びていく。

皆がこれで終わりと思った。 フレアのような欺瞞装置を積んでいたとしても、全てを誤魔化せるとは思えないからだ。

ところが想像の斜め上を行く───。

 

 

「当たるかよ!」

 

 

小型ヘリことスラグチョッパー、そのパイロットのマルコは操縦桿とトリガーを巧みに操作。

なんと、バルカンで弾幕を張ってミサイルを撃ち抜き誘爆させ、その爆炎の中を突っ切り始め、更には他のミサイルが当たる直前、急な昇降で回避する。

それも何度もやっている。 まぐれではない。

 

 

「ウッソだろお前!!?」

 

「バルカンでミサイルを破壊したあああ!?」

 

「しかも避けてるだとッ!?」

 

「ありえねぇ!?」

 

「そんな芸当、ゲームの話じゃねぇのか!?」

 

「俺たちナニ見せられてんだあああ!?」

 

「夢に決まってる、そうだろ!?」

 

 

非常識な光景を見た兵士達は、口々に驚愕。

ところがどっこい、夢ではない。 となれば現実に対処しなければ終わらない。 さもなくば殺られてしまう。

 

 

「奴だ……! ニュースになってた奴だ!」

 

「き、基地警備! 対空戦闘用意!!」

 

「対空ぅ!!」「銃座に急げ!?」

 

「回線繋げ! 理事に緊急連絡!!」

 

「狙撃兵、コックピットを狙え! キャノピーごと撃ち抜けェ!!」

 

「戦車、主砲最大仰角! 弾種、対空散弾!」

 

「直接照準やめ! エリア防空に切り替え!」

 

「弾幕を張れ! 基地に近寄らせるなぁ!!」

 

 

駄目だ。 アイツはバケモノだ。

本能で察した兵士達は悲鳴の様に叫んだ。

各々が割り当てられたポジションにつき、力の限り撃ちまくる。 堕としてやるという気概からではない。 死にたくない、生きたいと願う欲求で。

その多種多様に彩られた弾幕は、地上から見たら青空に砂嵐がかかって見えたかも知れない。 それ程の弾幕が、マルコ1人の為に浴びせられたのだ。

 

 

「懐かしい感覚だ」

 

 

それを当人、慣れた動きで避けまくる。 鬼だ。

通常、銃弾なんて見える筈がない。 ミサイルにしても相対速度だなんだと見る余裕なんて無い筈だ。

だがマズルフラッシュの閃光やら勘で射線を予測して回避している……という事にしておく。 だいぶ無理があるだろうが……。

 

 

「今度はコッチの番だ!」

 

 

そして再びトリガーを引くマルコ。

バルカンから放たれた横殴りの暴雨が、ミサイルも接近してきたヘリも粉々にし爆破。 地上に火の玉、鉄屑の霰をばら撒く。

地上からの対空砲火がある中といい、ヘリ同士の空中戦自体ナンセンスかもだけど、なっちゃったモノは仕方ない。

マルコとしても、そんなシチュエーションは幾度と経験してきた。 慣れている。

それこそ、背中や上下の位置を取られる事にも。 それに対する方法も。

 

 

「背後からなら! ナニィ!?」

 

「全方位に撃てんのかよ!?」

 

 

360度バルカンで、勘で上下後方にも弾幕を張り、接近したヘリを鉄屑に。

この時悲惨だったのはローターの上にいたヘリだ。 機体が爆発して外に投げ出されたロボ兵士が、スラグチョッパーの高速回転中のプロペラに接触。 苦痛倍プッシュだ。

 

 

「ぎゃあああ!!?」

 

 

ただし、ここは謎の力が溢れるキヴォトス。

ヘイローが無い、それも無機物のロボであろうと、謎の力によりバラバラにはならず、黒焦げになってスターゲイジーパイのように砂漠に刺さる程度で済んだ。 謎だ。

 

 

「コレだけか? なら掃き掃除に入るぜ!」

 

 

ヘリを叩き終わると、更に低空飛行に移行。

地面すれすれを飛行しながら対地攻撃開始。

 

 

「ヘリが全滅したぞぉ!?」

 

「ひいぃ!? く、来る! 来るぞぉ!!」

 

「射程に入り次第撃てェ!!」

 

 

狂ったように撃ちまくる兵士たち。

戦車は最大仰角で後退しながら、闇雲に発射している。 当たらなくても良い。 弾を残してやられたくないだけだ。

 

 

「おらおらぁ! 最初の威勢はどうした!」

 

 

煽りながら、ヘリ下部から炸裂弾投下。

弾頭が戦車砲塔に接触するや爆発炎上。 壊れた部品が飛び散り、大小の砂柱が立ち並ぶ。

 

 

「最終防衛線、突破されましたぁ!!」

 

「基地上空に入られます! もう対空機銃程度しかありませんが、あのレベル相手では焼け石に水! 基地の放棄を進言致しまぁす!」

 

「もう駄目だお終いだぁ!」

 

「殺される……逃げるんだぁ……!」

 

「くそぉ! 不良トラックめ、とんでもない奴をトレインしやがってよぉ!」

 

 

最初の楽観視から一転。 突然やってきた絶望に打ちのめされ、項垂れる生存者。

だが基地司令は切札を出すよう指示を出した。

 

 

「仕方ない! 演習中のアレを浮上! ふざけた奴にはふざけたブツをぶつけるんだよ作戦だ!」

 

「良いんですか!? オーバーともロストテクノロジーともとれる兵器ですよ!? 対ビナー用としても可能性が……」

 

「うるさぁい! アレはプレジデントが欲しがってたブツじゃなかったし! それより基地を失ったとなれば、俺達の首が飛ぶだろうが! 良いから出せ、出来る事は全てやるんだよ!」

 

 

すると突如、基地の前で砂が大きく盛り上がり始めたと思ったら。

 

 

「おいおい、スラッグ以外もあんのかよ」

 

 

現れたは潜水艦、否、潜砂艦。

水陸両用講習揚陸潜水艦サンドマリン。

 

かつてマルコがぶっ潰した、敵軍の兵器だった。




後書き
敵の潜水艦を発見!\駄目だ!/(某古ネタ)
ブルアカと絡まねば…キャラ同士とか。
でも上手くいってないかなって……。
設定、情報には誤りがある可能性があります
ご注意下さい(今更感

水陸両用講習揚陸潜水艦サンドマリン
名前はこんな感じだったか? メタスラは敵味方問わず、見た目も名前もトンチキが多い気がする。 間違っていてもそれっぽい(殴
メタスラ5のボスの1つ。 水中ではなく砂中に潜る。 ブルアカ的にはビナーかな?
無数の火の玉、流星弾を降り注ぐ攻撃を頑張って回避、隙を見て倒すのだ

メタスラ要素を忘れない為にも、敵側にもトンチキ兵器を出していきたい
マルコ側だけじゃ限界がありそうで。 文才の無さもあります……

スラグフライヤー出す時はどんな時かな……ハイランダーのイベントごととか?
戦闘イメージは、こ◯亀のハリヤーvs空母のシーンを妄想してみたり
空中で鬼避け出来ないから、特◯野郎◯チームみたいに空中でエンジン切って熱源探知ミサイル避けて、墜落する前に再起動という滅茶苦茶しようかなと思ってみたり
……それらが非現実的でも、メタスラの雰囲気的には合うかなって妄想
ヘリ同士の戦闘は、タイムク◯イシスかな?
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