すみません、メタルスラッグの足回りって履帯じゃなくて4輪駆動…??
当作では履帯でやっていますが、場合により修正が必要か否か
連邦生徒会長の言葉から始まるオープニング、そこからのチュートリアル、原作の流れを書くか迷いました
何番煎じか分からないブルアカ二次創作、ただ原作沿いなのもと
色々ツッコミもあるとは思いますが、何卒ご容赦ください
マルコ先生inキヴォトス
「……てください。 起きてください先生!」
「ンだよ、人が気持ち良く寝てるって時に……って、何処だよここ。 モーデン軍の基地か、またマーズピープルに拉致られたか。 で、フィオみたいにアンタが助けに来た。 違うか?」
「寝ぼけているようですね。 此処は数千の学園が集う学園都市キヴォトス。 それを統括管理する連邦生徒会の建物、サンクトゥムタワーです。 そして私は幹部の1人、首席行政官で臨時の会長をしている七神リンです。 以後、お見知り置きを」
マルコは鈴のような透き通った声をかけられて目を覚ます。
すると、そこは兵舎でもなければ知っている場所ですらなかった。
学園都市キヴォトスとやらにある、サンクトゥムタワーなるお偉方のビル、その一室のソファーに寝転んでいたようだが。
雰囲気的には攫われた訳ではない。 しかし毎度変な場所でトンチキな敵と戦い、碌でも無い目に遭ってきたマルコとしては、もう嫌な予感しかしない。
そして悲しいかな、ソレは正解だった。 一縷の希望に縋り、起こしてきた純白制服、眼鏡エルフ美少女の、リンと名乗る者に確認はとるものの。
「オッケー、リン。 俺はマルクリウス・デニス・ロッシ。 言い難いならマルコで良い。 階級は少佐で、特殊部隊ペルグリン・ファルコンズの第1中隊長。 趣味はコンピュータープログラミングだ───で、任務内容は?」
「軍人なのですか。 格好といい、趣味といい、意外性がありますね。 切り替えの速さは助かります───本題ですが、貴方にはこれから連邦捜査部シャーレの顧問として働いて頂きます」
「先生だって?」
今までに無いパターンに、面食らうマルコ。
またどっかの戦地に突撃し、大暴れしてくるものかとばかり思っていた。
「何を教えるって? 教官の真似事をして、新兵のケツを蹴り上げろってか。 それやったら家に帰してくれるのか?」
「暴行は控えてください。 というよりセクハラはご遠慮ください。 あと残念ですが、お仕事は多忙となるので直ちに帰るのは困難かと」
「じゃ、シャーレとやらでナニをしろって」
「シャーレはキヴォトスの生徒達の悩みを聞き、解決する部活です。 その為に各自治区への介入や、生徒の加入を無制限に行使可能で、必要であれば戦闘行動も許可されます」
「なんだ。 つまり、いつも通りか」
結局、呼び出されるワケなんて、毎度ドンパチ騒ぎの時だろうさと、マルコは諦観ムード。
見知らぬ地で銃撃戦……帰り方も右も左も分からない。 けれど任務はあって、しっかり敵がいる。 それだけだ。
「マルコ先生の"いつも"が分かりませんが、戦闘には慣れているかも知れませんね。 それが呼ばれた理由かも知れません」
「俺は会長さんとやらを知らんがね」
どこかで軍の情報が漏れたんだろうと、別に気にも留めないマルコ。
問題だらけだろソレとツッコミを入れる奴もいるだろうが、我が軍の情報部や技術部、特に人事部のやらかしは今に始まらない。
……なんならマルコもやらかしている。 趣味で作ったコンピュータウィルスのせいで、危うく核ミサイルが発射されかけた事なぞ、墓まで持っていかなきゃならない秘密である。
「一応説明しますが、キヴォトスは銃社会です。 ほぼ全ての生徒が何かしらの銃火器で武装しています。 些細な喧嘩で銃撃戦に発展するのも日常茶飯事です」
「なんじゃそりゃ。 戦時中なのか?」
「それを当然とした、1つの文化というべきでしょうか。 外から来たマルコ先生から見れば異質に思えるでしょうが、かくいう私も拳銃を所持しています」
「……あー、アンタだけじゃないのかソレ」
「お気付きでしたか」
「まぁな。 俺も軍人だ、自然と相手の得物は気になっちまうんだよ。 生きるか死ぬかの戦場に身を置いてきたんでね。 それを文化だなんて随分とイカれた場所もあるもんだ」
マルコの言葉は淡々としているが、リンは生死の関わりに線引きするべく、早めに言葉を繋げていく。
「生徒は神秘、ヘイローと呼ばれるもので守られており、銃弾が当たっても擦り傷程度で済みます」
「なに?」
「だからこそ、日頃撃ち合いが起きていても、学園都市としての体裁が保たれています」
「……どこまでもクレイジーだぜ。 まぁ習うより慣れろってヤツにしとく」
マルコは考えるのをやめた。
SFやオカルトな超常現象なんて、今までも散々に経験してきた。 宇宙人、ゾンビ、生物兵器。 今回もその類だろうと。 なら仕方がない。 ただ目前に敵がいたら倒す。 それだけの事にする。
「しかし今、その日常も崩壊の危機を迎えているのです。 連邦生徒会長が突如として失踪した事で行政権が混乱。 各地の治安が著しく低下しており、このままでは取り返しのつかない事になってしまいます」
「なるほど。 それで俺の出番だ。 各地にいる悪ガキをしばき回れってワケだ」
「それも否定しませんが、先ずはシャーレの部室となる建物に向かってください。 そこにマルコ先生に必要な"シッテムの箱"を用意しています」
「なんだそりゃ。 新手の救急箱か弾薬箱か」
自分に必要な箱といわれ、真っ先に浮かぶは戦場で拾ってきた武器弾薬、或いは薬箱のマルコ。
武器ならそうだな、エネミーチェイサーか、最低でもヘビィマシンガンが欲しい。 そう思うマルコは職業軍人というか、職業病かも知れない。 でも生きるか死ぬかだからね、仕方ないね。
「私も詳しくは存じ上げませんが、マルコ先生ならば使い熟せる筈です」
「根拠の無い自信だが、任務だってなら遂行するしかないんだろ。 帰るに帰れねぇみたいだし、このままなのも気分が悪い。 付き合ってやるよ。 で、その建物は何処にあるんだ」
「ここから約数十km離れた場所でして……」
説明が始まった刹那、どこからともなく無線が入った。 それはリン宛のようだが、マルコにも聞こえている。
更には音声だけでなく、ホログラムで相手の容姿が投影されて、臨場感のある通信であった。
『あー……今そこ戦場になってるよ』
やや幼く可愛らしい声。 ホログラム越しの姿も小柄な印象を受けるが、小さな角が生えていて、大きな尻尾が生えているという、ドラゴン娘といった容姿であった。
そんな彼女の名は由良木モモカ。 連邦生徒会にある交通室の幹部という立ち位置である。
手には明太子チップスなるポテチの袋を持っていて、時折バリボリと咀嚼音も聞こえてくる。 随分と交通室の幹部はフリーダムらしい。 彼女だけかも知れないが。
「モモカ、どういう事ですか」
『矯正局を脱獄したワカモと、従わされているチンピラ集団が襲撃中でね。 戦車まで出して大暴れだよ』
どうやら穏やかではないらしい。
しかもチンピラが戦車を乗り回しているという。 キヴォトスでは銃火器どころか、装備品の類も放出されているらしかった。
「…………丁度、連邦生徒会に暇のままに油を売りに、もとい、治安悪化について抗議しに来ている生徒達がいます。 先生、早速シャーレの権限で彼女達を従わせ、現場に急行し……先生?」
そしてマルコの動きは早かった。
指示がある前に場所を把握し、さっさと出撃。 リンが気付く頃には外に飛び出していた。
手には自身のホルスターに収まっていた拳銃が握られている。 ヤル気満々だ。
「女学生を撃つのは気が引けるが、言っている事が本当なら撃ち返しても後味は悪くねぇ。 というより、やらなきゃやられるだけだ。 年季の違いを見せるかね」
マガジンの弾薬を確認して差し込みリロード、スライドを引いて初弾を込める。
最低限の戦闘は、いつもコレで切り抜けた。 今回も現地調達云々をやりながら、問題を解決していくだろう。
「やべ、現地までビークルがねぇ。 どこかにスラグモービルは無いのか!?」
ノリと勢いで切り抜けた場面もある分、早速ガバガバな事にもなっているが。
どういうワケか、こういう欲しい時ほど、ご都合主義的に武器や装備が転がるもので。
「ん? 路地裏に転がっているアレ、メタルスラッグじゃねぇか!?」
そして何故かある、1人乗り用戦車。
SV-001:メタルスラッグ。
敵陣地にあるならまだしも、突如空から降ってきたり、宇宙人の母艦にすらあるコイツの事だ。
銃社会の学園都市キヴォトスにあっても、何らおかしくはなかったのであった!!
後書き
どこまで書けるか…