小刻み感、短め
「番人もメイドか」
「アスナ先輩だ!」
「ここに来るのが分かってたんですか?」
押収品保管室前の広間に陣取る番人は、またもメイド、コールサインゼロワンこと一之瀬アスナだった。
アッシュグレーの長髪に青色の瞳のツリ目、蠱惑的な笑み、グラマラスな体型と左胸のほくろが特徴。
己の感性に全振りした能天気、人懐っこい性格だが、だからとマルコ達を見逃してくれそうにない。
「予感とか直感っていうのかな、ここいればマルコ先生にも、あなた達にもに会えるかなぁって!」
「なにソレ!?」「そんなのアリ!?」
「そういうのって、バカにできねぇよな」
「あはっ! それにしてもマルコ先生、面白いロボットに乗ってるね! 早く始めようよ!」
「おう。 ドンパチの事だよな?」
「うん! 私、戦うの大好きなの!」
そういって、アサルトライフルを向けてくる。
モモイとミドリは慌てるが、マルコは冷静だ。
「見逃してくれないの!?」「やっぱり」
「良いね、分かりやすい」
マルコもまた、レベルアーマーの左腕をあげると、2本爪の間から砲口を覗かせた。
互いに射線が交差した刹那。
「コール・サインゼロワン、アスナ! いっくよー!」
アスナの号令で火蓋が切られた。
ほぼ同時、互いに無数の弾丸を叩き合い、弾幕同士がぶつかって激しく爆ぜる。
「行くぜオイ!」
跳弾が四方八方に飛び散って、屋内で火花と騒音が乱反響。 壁、柱、天井が銃痕だらけになり、大量の砂塵が舞に舞う。
モモイとミドリは最初こそ撃ち返すも、激しい応酬についていけず、柱の影に隠れて縮こまる。
「ひいぃ!?」
「アスナ先輩も強い!?」
悲鳴を上げるも、銃声に掻き消される激しさ。
アスナのC&Cにおける戦闘力は、リーダー兼トップのネルの次に高い。
更に神秘の力なのか、やたら勘が良い。
マルコがブースターで一気に加速して肉薄、2本爪によるアイアンクローで殴り込むも、全て寸前で避けられ、距離を取り、移動して撃つを繰り返す。
「ちょこまかと! タイムオーバー狙いか?」
「あは! そのロボット、腕の中にマシンガンを仕込んでいるし、背中のブースターで素早く移動出来て、蟹さんみたいな手でパンチも出来て面白い! でも捕まえられなくて残念だね!」
「コイツもあるぞオラァ!」
マルコ、空いてるもう片腕を上げると、マシンガンではなく榴弾を発射。
ボンッボンッ、と連続で大きな音がするや、ドカンドカンとフロアごと爆炎に包まれた!
「あはは! いったぁい!」
流石に喰らったらしいが、それにしては随分と溌剌な声だ。
そしてその元気さのままに、爆煙から現れるアスナ。 メイド服が煤だらけになっているも、まだ余力はありそうだ。
「榴弾発射機も内蔵してるんだね! びっくりしちゃった!」
「痛がってる割には元気じゃねぇか!?」
それも人それぞれに異なる。
モブ生徒なら直ぐに気絶するところを、アスナはピンピンしている。
このままでは時間が無くなる。 隙を作り、モモイとミドリに目的の押収品を回収するよう指示を出す。
「モモイ、ミドリ! 今のうちに部屋に入れ!」
「う、うん! 先生、負けないでよね!」
「すみません! ありがとうございます!」
部屋に入り、目的の物を物色し始める2人。
その間だけでも、マルコは足止めしなければならないが。
(残弾が心許ない。 俺も部屋に入れば何かしら補給出来るかも知れねぇが、そんな暇はねぇ)
手汗握る戦いの中でも、残弾に気が散るマルコ。
懸念するのは残弾だけではない。
コックピットを覆う丸みを帯びたガラス、キャノピーには少しヒビが入っている。
弾幕の応酬で被弾したのだ。 もう何度か食らったら放棄しなければならないかも知れない。
燃料タンクを取得すれば、何故だか瞬時に耐久値を回復出来るだろうが、そこまで都合よく落ちていない。
しかも最悪な事に増援が来た。 時間がかかり過ぎたのだ。
「マルコ先生、随分と派手にやってくれましたね」
「お前は……サンクトゥムタワーにいた?」
やって来たのはツインテールの生徒。
両手にそれぞれサブマシンガンを持っている。
「一瞥した程度の仲でしたが、覚えていてくれたんですね。 改めて、早瀬ユウカです。 遅れましたが、ようこそミレニアムサイエンススクールへ。 そしてこんな再会になるなんて残念です」
今回の指揮官枠。
セミナーの会計である早瀬ユウカであった。
後書き
どこまで書けるかな……
(以下リアルの話)
先週言われた分は、なんとか今日終わらす事ができました。 ただ作業中、追加を頼もうとしている不穏な気配もあったり、ここまでやってきた事に不備がないか等、不安はあり
取り敢えず作業に必要な物を片付けて、一応の完了を見た形に。 落ち着けると良いですが……