キヴォトスラッグアーカイブ   作:ハヤモ

36 / 55
前書き
小刻み感、短め


vsアスナ

 

 

「番人もメイドか」

 

「アスナ先輩だ!」

 

「ここに来るのが分かってたんですか?」

 

 

押収品保管室前の広間に陣取る番人は、またもメイド、コールサインゼロワンこと一之瀬アスナだった。

アッシュグレーの長髪に青色の瞳のツリ目、蠱惑的な笑み、グラマラスな体型と左胸のほくろが特徴。

己の感性に全振りした能天気、人懐っこい性格だが、だからとマルコ達を見逃してくれそうにない。

 

 

「予感とか直感っていうのかな、ここいればマルコ先生にも、あなた達にもに会えるかなぁって!」

 

「なにソレ!?」「そんなのアリ!?」

 

「そういうのって、バカにできねぇよな」

 

「あはっ! それにしてもマルコ先生、面白いロボットに乗ってるね! 早く始めようよ!」

 

「おう。 ドンパチの事だよな?」

 

「うん! 私、戦うの大好きなの!」

 

 

そういって、アサルトライフルを向けてくる。

モモイとミドリは慌てるが、マルコは冷静だ。

 

 

「見逃してくれないの!?」「やっぱり」

 

「良いね、分かりやすい」

 

 

マルコもまた、レベルアーマーの左腕をあげると、2本爪の間から砲口を覗かせた。

互いに射線が交差した刹那。

 

 

「コール・サインゼロワン、アスナ! いっくよー!」

 

 

アスナの号令で火蓋が切られた。

ほぼ同時、互いに無数の弾丸を叩き合い、弾幕同士がぶつかって激しく爆ぜる。

 

 

「行くぜオイ!」

 

 

跳弾が四方八方に飛び散って、屋内で火花と騒音が乱反響。 壁、柱、天井が銃痕だらけになり、大量の砂塵が舞に舞う。

モモイとミドリは最初こそ撃ち返すも、激しい応酬についていけず、柱の影に隠れて縮こまる。

 

 

「ひいぃ!?」

 

「アスナ先輩も強い!?」

 

 

悲鳴を上げるも、銃声に掻き消される激しさ。

アスナのC&Cにおける戦闘力は、リーダー兼トップのネルの次に高い。

更に神秘の力なのか、やたら勘が良い。

マルコがブースターで一気に加速して肉薄、2本爪によるアイアンクローで殴り込むも、全て寸前で避けられ、距離を取り、移動して撃つを繰り返す。

 

 

「ちょこまかと! タイムオーバー狙いか?」

 

「あは! そのロボット、腕の中にマシンガンを仕込んでいるし、背中のブースターで素早く移動出来て、蟹さんみたいな手でパンチも出来て面白い! でも捕まえられなくて残念だね!」

 

「コイツもあるぞオラァ!」

 

 

マルコ、空いてるもう片腕を上げると、マシンガンではなく榴弾を発射。

ボンッボンッ、と連続で大きな音がするや、ドカンドカンとフロアごと爆炎に包まれた!

 

 

「あはは! いったぁい!」

 

 

流石に喰らったらしいが、それにしては随分と溌剌な声だ。

そしてその元気さのままに、爆煙から現れるアスナ。 メイド服が煤だらけになっているも、まだ余力はありそうだ。

 

 

「榴弾発射機も内蔵してるんだね! びっくりしちゃった!」

 

「痛がってる割には元気じゃねぇか!?」

 

 

それも人それぞれに異なる。

モブ生徒なら直ぐに気絶するところを、アスナはピンピンしている。

このままでは時間が無くなる。 隙を作り、モモイとミドリに目的の押収品を回収するよう指示を出す。

 

 

「モモイ、ミドリ! 今のうちに部屋に入れ!」

 

「う、うん! 先生、負けないでよね!」

 

「すみません! ありがとうございます!」

 

 

部屋に入り、目的の物を物色し始める2人。

その間だけでも、マルコは足止めしなければならないが。

 

 

(残弾が心許ない。 俺も部屋に入れば何かしら補給出来るかも知れねぇが、そんな暇はねぇ)

 

 

手汗握る戦いの中でも、残弾に気が散るマルコ。

懸念するのは残弾だけではない。

コックピットを覆う丸みを帯びたガラス、キャノピーには少しヒビが入っている。

弾幕の応酬で被弾したのだ。 もう何度か食らったら放棄しなければならないかも知れない。

燃料タンクを取得すれば、何故だか瞬時に耐久値を回復出来るだろうが、そこまで都合よく落ちていない。

しかも最悪な事に増援が来た。 時間がかかり過ぎたのだ。

 

 

「マルコ先生、随分と派手にやってくれましたね」

 

「お前は……サンクトゥムタワーにいた?」

 

 

やって来たのはツインテールの生徒。

両手にそれぞれサブマシンガンを持っている。

 

 

「一瞥した程度の仲でしたが、覚えていてくれたんですね。 改めて、早瀬ユウカです。 遅れましたが、ようこそミレニアムサイエンススクールへ。 そしてこんな再会になるなんて残念です」

 

 

今回の指揮官枠。

セミナーの会計である早瀬ユウカであった。




後書き
どこまで書けるかな……

(以下リアルの話)
先週言われた分は、なんとか今日終わらす事ができました。 ただ作業中、追加を頼もうとしている不穏な気配もあったり、ここまでやってきた事に不備がないか等、不安はあり
取り敢えず作業に必要な物を片付けて、一応の完了を見た形に。 落ち着けると良いですが……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。