キヴォトスラッグアーカイブ   作:ハヤモ

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前書き
トリニティから、何とか自力でアリウス探し
アロナの出番を増やすのは大丈夫か否か…


到着早々のテロ?

 

 

「アロナついて来い。 早速討伐に出掛ける」

 

「はい! と言っても、何処を探しましょうか」

 

「トリニティに行けば何とかなる」

 

「行き当たりばったり!?」

 

 

匿名の告発を受けたマルコ。

真偽を確かめる為にメタルスラッグに乗り込み、発信源のトリニティ自治区へひた走る!

 

 

「トリニティ総合学園の生徒会、ティーパーティに連絡。 テロ予告があった警戒してくれ、と」

 

「既に連絡済みです。 正義実現委員会と調整してください、との事です」

 

「正義実現? 胡散臭い組織か?」

 

「トリニティの風紀委員会です。 黒い制服なので直ぐ分かると思います」

 

「わかった、とにかく動けば何とかなるか」

 

 

道中、通行人の市民や、思い描く天使のよう中翼を背中に生やした生徒達に怪訝な目で見られながらも、やがてトリニティ自治区に到着。

綺麗でオシャレな洋風な建物が立ち並び始めると、いよいよ場違い感が増す豆戦車メタルスラッグ。

不良に襲撃されないだけマシだろう。 治安が良いのか。 それも正義実現委員会の手腕か。

だとしたら、直ぐに通報されて1人や2人が飛んできそうなものだが、未だ来る気配はない。

 

 

「注目されてるな。 連絡いってる筈だが」

 

 

煌びやかな大通りをメタスラが往く。

豆戦車の図体は乗用車並か以下だから、一般道を並んで進む事はできているとはいえ。

アロナは推測を語った。

 

 

「注目に関してはメタルスラッグが珍しいのもあるかなって。 トリニティは巡航戦車クルセイダーを保有していますが、豆戦車は主流ではありません。 それに」

 

「それに?」

 

「……今までの行いが知れてきたのかなと」

 

「ニュースになってるからな。 無理もない」

 

 

今までの行いを振り返るマルコ。

シャーレ事務所奪還の際のドンパチでメタスラを使用、一画が瓦礫の山となり。

その後はアビドスでカイザーPMCの基地を半壊させ、ミレニアムでも別のスラッグや乗り物を使用してセミナーの戦力相手に暴れ回った。

知れ渡っていても何らおかしくはない。

銃撃戦が日常のキヴォトスとはいえ、ドンパチの度合いは一線を超えているのもあったが故に、畏怖されても仕方ない。

 

 

「なら益々対処に来そうなものだが。 そこまで平和ボケしてるワケでもあるまい」

 

「学園の方で何かあったのかも知れません」

 

「人員が全部そっちに吸われる程かよ。 まさか既にテロが……いや、それにしちゃ街中は平和過ぎる。 とにかく予定通り学園まで行くか。 場合によっちゃ俺も参戦だ」

 

「えーと……お手柔らかにお願いします?」

 

 

トリニティでもドンパチして悪名を広めるのか。 だとしても必要な事なら……と諦観するアロナちゃんなのであった。

 

やがてトリニティ総合学園が見えてきた。

白く煌びやかで豪奢な建物で、立派ながら雰囲気を損ねない鉄格子の門。

生徒に避けられる中、抜けて校庭に入れば、庭師が丁寧に整えたであろう庭園が広がり、所によっては噴水も見える。

 

 

「如何にもお嬢様学校のイメージそのままってところだ。 しかし警備もなく、ここまで部外者を入れて良いのかよ」

 

「暫く此処で待っていれば、迎えが来る筈です。 校舎には入らずに大人しく……」

 

 

刹那、校舎の中から爆音。

窓越しに着色された煙がモクモクと広がっていくのを視認。 上がる悲鳴。 逃げていく白い制服の一般生徒。

混じって黒い制服に黒い翼を生やした幼子達。 武装は赤黒カラーのブルパップ式アサルトライフルで統一されている。 正義実現委員会らしい。

 

 

「予想通り、問題が起きてたらしい」

 

 

マルコは委員会の生徒に声をかけて捕まえると、状況を聞いていく。

 

 

「待て、俺は連邦捜査部シャーレの顧問マルコだ。 状況が知りたい」

 

「は、はい!? あ、えっとマルコ先生! お迎えに行けず、すみません!」

 

「落ち着け、何が起きている? まさかテロが起きたのか?」

 

「生徒の1人が倉庫に立て籠もって。 それで私達が対処していたのですが、籠城戦を仕掛けられて。 それもゲリラ戦が得意な生徒みたいで」

 

「お嬢様学校でゲリラ、ね」

 

 

何だかきな臭さと共に、手掛かりを見つけた面持ちになるマルコ。

説明を続ける正実モブ。

 

 

「ブービートラップや即席爆弾を仕掛けてきて、今は倉庫にあった訓練用催涙弾を1トンほど爆破したと思われます」

 

「罠にIED。 興味があるな、俺も参戦する」

 

「えぇ!? 先生も戦うんですか?」

 

「見ての通り戦車に乗ってるしな、銃もある」

 

「は、はぁ……では中にいるイチカ先輩と合流してください。 指揮を執っていますので。 私は別の対処に当たっている別働隊や副委員長に連絡しなきゃなので」

 

 

そう言って、そそくさと走って消えるモブ。

マルコは前を見る。 前方の校舎内、時折銃声が聞こえ、その度に煙がマズルフラッシュで雷雲のように光っている。

 

 

「それじゃ往くぞアロナ。 メタスラの演算補助、任せるぜ!」

 

「が、頑張ります! それが結果的にマルコ先生の助けとなるのでしたら!」

 

 

こうして到着早々、ドンパチの予感。

そしてマルコ達はテロリストへの手掛かりを掴み、解決へ導けるのだろうか?




後書き
リアルがツライさん。
突然の話や環境の変化に焦燥感…不安感が…
人間関係…仕事…人生…生きるって何だろ…
今後、投稿が出来なくなるか更に遅くなるかも知れません。 その際はすみません…
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