どこまで書けるか…リアルが厳しく…
テンポ良く。 だけどメタスラとブルアカ要素を意識せねば…
「アズサ、もう1度話をしよう」
マルコ、クルセイダー隊をAPで蹴散らしつつ空き教室で監禁されていたアズサの元へ。
施錠された扉を、榴弾で見張りごと吹き飛ばして入室。 そしてミカからの情報とを照らし合わせながら、メタスラ越しに尋問を始めようとするも。
「その前に先生、この騒ぎはなんだ。 私相手にしていた時より大ごとだぞ」
「質問しているのは此方だ」
「気になるんだが」
ある意味でお得意のイケイケGOGOの勢いで丸め包め、アズサの質問を封じるマルコ。
強引だが急いでいるからねしょうがないね。 いつツルギや増援が来るか分からないし。 それもアレも全部マルコの所為だが。
「アリウスに通じていたミカと話した」
「ミカ……私の後見人になってくれたパテル派首長。 軽率さ故に利用され、その報復に裏切ったか。 いや元々味方ではなかった」
「お前もな」
悪口を言い合う両者。
良く言えば2人ともマルコに懐柔させられたという事。 本当の戦いはこれからだ。
「とにかく大体事情は掴んだが、肝心のアリウス自治区への行き方が不明だ。 教えてくれ」
「私にも分からない。 聞いたと思うが、アリウスへの道はカタコンベを通る必要がある。 だが内部の道は定期的に変化していて、私が使った道はもう使えない」
聞いた通り、不思議な力で定期的に道が変化しているそう。 なので古い情報は使えない。
無理に進入しようものなら、己も地下墓地にセルフ埋葬されるオチになる。
「やはり駄目か。 随分なオカルトセキュリティだな、これが隔壁やコンピュータの話ならまだ突破口は見出せたかも知れないってのに。 怪異の力が相手じゃな」
などというが、マルコは今までにそうした化物を相手にしてきたので今更だろう。
遺跡で襲われた、古代文明のロストテクノロジーな防衛兵器らしき空飛ぶ石像的な奴、ソル・デ・ロカなんか凶悪だった。
太陽と黄金を崇めていた文明が作ったとか何とかな関係か、口からビームを放ち、種類によっては此方を黄金(コイン)に変えるという謎攻撃をしてきた。
他にも追尾性のある狼の形をした弾だの、発狂攻撃に回避困難な弾幕だのと強敵だった。 時間を掛けたら命が幾つあっても足りないであろう相手。 ショットガンで短期決戦を挑んだのは1つの正解だったのではなかろうか。
強靭な上位キヴォトス人に対しても、近距離ショットガンなら有効かも知れない。
……今は今で集中しなければ。
「地下つっても、ドリルスラッグやミスタースラッグがあっても突破は無理か。 4足のアオゲンシュテルンが現地にあるかも知れねぇが」
「なんだそれは」
「気にするな」
「またか」
「だが連絡員は来るだろ。 近状報告や、人員や物資回収の為に」
「そうだ。 ソイツらは道を知っている……まさか拘束して吐かせる気か?」
「難しいか」
「私同様、拷問に対する訓練を受けている。 ましてやアリウススクワッドともなれば簡単に口を割らないぞ」
「その部隊についても聞いた。 特殊部隊だったな。 サオリってのが隊長の」
「私もその部隊の1員"だった"。 サオリは親代わりだし、ゲリラ戦を教えた師匠でもある」
「決別させてすまないが、連中の装備や強さについて教えてくれ」
「ああ───」
アリウススクワッドの数、メンバー名、装備を確認するマルコ。
小銃2、対物1、ロケラン1。 アリウスは教えの都合もあり、贅沢は敵だと貧困に喘いでいるらしいが、装備は意外と潤沢。 重火器持ちがいるし。 また対物持ちがいるし。
作戦の都合かもだが。 それら調達元はどこなのか。 やはり裏に大きなナニかが動いていると勘繰るマルコ。
とにかく、当初の予定通りにするにも工夫がいりそうだ。
「チマチマと説得するのは現実的じゃない。 ミカにも協力して貰おう……誰にも怪しまれず、潜入ルートを把握する。 俺の中で全て丸く収まる妙案がある。 耳を貸せ」
「というと?」
「それはだな───」
「いや、それは───」
マルコがアズサに耳打ち。 困惑するアズサ。
一体、どんな妙案なのか……。
───────────────────
「お人好しなミカからの情報だ。 校内に連邦捜査部シャーレが乗り込んできたらしい」
トリニティ自治区、某廃墟。
ひと気の無い薄暗闇で、重低音が木霊する。
声の主はキャップ付きの帽子を被り、口を覆う機械的な黒いマスクを着けていた。
アリウススクワッド、隊長の錠前サオリだ。
その周囲には3人。
「(とても強いって噂の、マルコ先生?)」
ピンク髪に白いフード、黒いタクティカルベストにはアリウス印。 顔を全て覆い隠す、どこか特異的なガスマスクを着けた秤アツコ。
喋れない事情があるのか、手話で話している。
「様々な銃火器と装備を扱えて、あちこちで暴れてる。 とうとうコッチにも来たんだね」
パーカーを羽織り、黒いマスクを着け、首に包帯を巻いた、目に光が無く人生に諦観しているような娘は戒野ミサキ。
気怠るそうに、状況を予想して話した。
「へ、へへへ……まさかアリウスにも来たり?」
大きな荷物を背負い、ハンチング帽を被り、暗い薄ら笑いを浮かべる薄緑の髪をした豊満な娘、槌永ヒヨリ。
幸薄そうな顔のまま、不安を吐露する。
「ルートが分からなければ迷って終わりだ。 だがマダムの指示で、トラップを張り巡らし防衛体制に入っている。 そう簡単に抜かれる事は無い。 だがエデン条約の会場を襲撃する際、脅威となり得る───」
サオリは改めて、皆に指示を下す。
「マダムからの勅命を伝える」
それぞれが頭を上げ、姿勢を正して並ぶ。
隊長に傾注し、その言葉を脳に突っ込んだ。
「マルコを殺せ」
それはキヴォトスにおいても、タブーとされるもの。 しかしアリウスは躊躇しない。
セイアの時もそうだったように。
そう"大人"に刷り込まれているからだ。
後書き
評価や登録が外れたりと、サイト内でも落ち込む事はあれど…