※多分リメイクする(多分)
「よし。今日のお昼ご飯はたぬき飯です」
【たぬき飯】
「そう。買い物に行くのが面倒なので残り物の米にあげ玉と乾燥ネギを混ぜてめんつゆで味付けしまーす。これがたぬき飯ね」
【たぬき、何故】
「さあ?」
【不可解】
「いや、そういうもんでしょ。僕だって自分の名前の由来なんて知らないし、特に原理を詳しく知らないまま乗り物にだって乗ってる。知らなくてもどうにかなる事って多いと思うんだよね」
【・・・なる、ほど?】
「あ、疑問符つく感じの発音出来るようになったんだ」
【うん。いいえ、ちょっと違う。私が合わせて、貴方慣れた】
「ほーん?ま、いっか」
ここであげ玉をぱーっとかけて混ぜて・・・よし。
「はい、完成」
【混ぜるだけ、調理言う?】
「言う言う。お好み焼きとか混ぜて焼くだけの料理だってあるからね」
【・・・カット野菜、切ってある混ぜる、本来は切る必要あるのでは?】
「あ、たしかに?」
うむ、確かに混ぜて焼くだけじゃないな。
でもカット野菜便利なんだよなあ。
【怠惰】
「いや仕方ないでしょ。人間って一度楽覚えちゃうと楽したくなる生き物だからね。まあ、たまになら良いんだけどさ」
【人間むつかしい】
「そらね」
いただきます、と声(声?)を合わせて食事を始める。
うん、雑に作っても美味しくなるのはこういう料理の利点だよね。
「シエル、さっきのだけどさ七つの大罪って知ってる?」
【本棚の、漫画?】
「あーそっちじゃなくてね、いや、それがモチーフではあるんだろうけどさ」
えーっと確か聖教の教えが元でね。
『傲慢』『強欲』『色欲』『嫉妬』『暴食』『憤怒』『怠惰』で七つ。
あとは『虚飾』『憂鬱』って言うのもあったんだけど今は七つの大罪が主流だね。
【理解、我々の供物に使われるもの。人間は、生贄、呼び水、て言う】
「へぇ。じゃあシエルはそういうものも食べるって事?」
【肯定。鮮度と質、が重要、らしい。人間、量が重要、勘違いしてる、▓▓▓がぼやいてた。それ、私は好みではない】
「ほーん」
【私、ホテプの料理の方、好き】
「そりゃ嬉しいね」
もぐもぐ、というよりもモキュモキュと言う感じにたぬき飯を頬張り(頬とかあるのだろうか?)ながらシエルが言う。
ああ、そう言えば。
【そう言えば?】
「此処らへんで猟奇殺人事件が起きたらしくて」
【・・・・▓▓▓▓▓の眷属の仕業、だと思う。後で調べて、
「へぇ。大変だね」
【ん、大変。撫でて】
おーよしよし。
続きはご飯の後ね。
【死ね】
【死ね】
【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】【死ね】
倒れていく。
人間が、狂信者が、祈祷師が、▓▓▓▓▓の眷属が。
死んでいく。
【死ね】というシエルの思念のみで。
抗える者は此処には居らず、ただ死ぬのみ。
▓▓▓▓▓を降臨させるための儀式も、▓▓▓▓の眷属と▓▓▓▓▓の眷属の抗争も全て。
【 消 え ろ 】
彼女が通った後にはそれらの死骸すら残らず、全て
ピカピカの倉庫街があるだけである。
【ん・・・・お片付け、完了】
シエルは呟く。
本来なら彼女達に言葉は必要無い。
意思があるのみの上位者。
しかし、彼女は彼―――ホテプと会話する為に人間に成ろうとしていた。
上位者は不可能を可能にする、否、不可という事が無いと言うべきか。
故に本来なら無駄である言葉を発し、独りである事に言い表せぬ寂しさのような物を感じる人間性をも獲得していた。
心做しかスケールやシルエットも人型に近付いている。
【ブログ?でお片付けが上手、は良いお嫁さん?の条件と書いてた。女の子、はお嫁さんになるのが良いらしい。ネット便利】
そうぼやきながら彼女はてくてく、というよりもうねうねと帰路に着いた。
・・・・弊害として少々ネットに踊らされているようだが。
▶Tips:シエルのホテプへの好感度
めっっっっちゃ高い。人間基準だと求婚したら結婚してくれるレベル。因みに迂闊にホテプくんを巻き込んだ▓▓▓▓はちょっと本気を出したシエルに『