コルヴァスのログ-1
アークの暴走に巻き込まれた俺は、フロンティアから遠く離れた地球に…しかも別世界の可能性があるところに飛ばされた。現在、現地の…少女?機械?と接触し、彼女らの所属している基地へと向かっている。疑問が止むことはないが、それでも進み続けるしか道はない。
あの後、敵意がないことを示して、俺は彼女らに連れられてG&Kというところの基地へと歩を進めている。
この惑星のことを聞いたところ、甚大な被害を及ぼしたE.L.I.Dなる存在や、人類と敵対しているAI集団、鉄血工造のことを話してくれた。
そして、彼女らは戦術人形と呼ばれる機械らしい。
「信じられないですね…別の惑星…もしかしたら別の世界から来た可能性もある、というのは。」
爆発に巻き込まれてここに流れ着いた…そんなことを事細かに彼女らに話すも、MP5のように半信半疑…いや、全く信じられていない。
「まぁそうだよな…端から見れば妄言を言ってる男だよな。」
だが、変な装備の男、そのとなりにいる巨大な人型の機械。信じることは出来ないが、信じられる証拠はあるにはある。
これが悪魔の証明…と言うやつか?たぶん違うだろうが…
そのようなことを考えていると、ヘルメットの視界の端にファランクスからのメッセージが送られてきた。
"パイロット、データベースを遡り2062年の地球を調べましたが、E.L.I.Dという存在は確認できませんでした。"
なるほど…彼女らが嘘をついているとは思えないしな…やはり別世界なのか?
「何か考えていらっしゃって?」
「いやなに、こいつから情報を送られてきたからな、読んでたんだ。」
「タイタン…でしたっけ?」
MP5がそう尋ねてくる。
やはりタイタンというのは珍しいものなのだろうか。
「そうだ、お前達のところにはコイツみたいな兵器はないのか?」
「うーん…正規軍が似たような物を持っていると聞いたことがありますが…私たちグリフィンは持ってないですね。」
「なるほど。」
やはりPMCであるから強力な兵器は所持していないのか、それとも所持できないのか。
「Kar98k……長いな、カラビーナでも良いか?」
「ええ、構いませんわ。」
「カラビーナとMP5…2人しかいない部隊なのか?」
「まぁ…そういうことになりますね。」
…え、少なくないか?
戦闘用の機械とはいえ…人間と人形の混成部隊でも良いと思うんだが。それともなんだ、1体1体の人形が1個小隊の戦力を持っているのか?
「私達の基地は建てられたばかりなので…些か人員が不足しているんです。」
『その人数の部隊では作戦遂行に支障が出ると思われます。』
先程からずっと黙りこくっていたファランクスが口を開く。
やはり彼も同じことを思っているようだ。
「わたくし達の基地はまだ実績があまり無く…小規模な戦闘しかこなせられませんわ。」
「こればっかりは積み重ねですね…」
そう話している内に、遠方に建物が見えてきた。
あれが基地だろうか。
「…あそこにあるのが、目的地か?」
「そうです、G&Kへようこそ!」
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あの後、俺は基地にいる"指揮官"とやらの執務室に案内された。
そんで、目の前のえんじ色の軍服を着ている、若くて不健康そうな男がここの指揮官らしい。
「はっ…それにしても驚いたな、俺と近い年のやつが指揮官なんて。」
「自分で言うのも何だが、優秀だったのでね…さて、積もる話はあるが、ここまでとしよう。」
そう言って、彼は一枚の紙…契約書らしき紙をペンと共に差し出してきた。
「聞くところによれば、君は行く宛がないらしいな。私達は戦力を欲している。君は衣食住を欲している…どうだろうか?悪くないと思うが。」
「…タイタンの整備は?」
「あの人型のことだな?」
俺はその言葉に頷く。
「出来る範囲までならやろう。」
「Okay、契約しよう。」
ペンを手に取り、契約書に本名を記して目の前の彼に渡す。
「"アルヴァ・レイ・レナード、G&Kに属することをここに誓う"…よし。これで晴れて君はG&K所属ということだ。」
指揮官は俺に手を差し出して、こう言った。
「改めて…歓迎しよう、盛大にな。」
「ああ、よろしく頼むぜ?」
俺は差し出された手を握り返した。
「まぁとは言え、上に許諾を取らないとどうなるかは分からないんだが。」
「…はぁ?」
彼のその言葉に俺は不安を募らせ、素っ頓狂な声を漏らしてしまった。調子が狂うぜ、全く…
タイトルのセンスが無くってェ…本文も短くってェ…台詞が思いつかなくってェ…