【ウマ娘×BOSS】宇宙人ジョーンズ:トレセン学園調査結果報告書 作:マヨネーズ剣士
こんな口調のウマ娘居たっけ。そうですね私たちが観測できない脇役もきっといますよ。
───この惑星の住民は主役と脇役に分かれている。言うまでもなく大多数が脇役だ。
「さぁ一番人気は当然このウマ娘『トウカイテイオー』!噂に違わぬその強さ!今日も存分に発揮してくれるのか!?」
「コンディションモ良サソウデスネ。コレハ期待シテ良イデショウ」
「そんな彼女へ挑戦、あるいはリベンジ、あるいは主役の座を虎視眈々と狙うウマ娘達も続々と姿を見せます。続いて…」
「やっぱトウカイテイオーだよな!前の走り見たか?ものが違うよアレは!」
「他の娘たちもかなり仕上げてきてるけど、ちょっと可哀想だよな」
「頼むぞテイオー、色んな意味で飲まれないでくれよ」
─── 何をするにしても主役が中心で、同じステージにあがる以上、脇役はその座を降りることが許されない。
「このレース、確実にトウカイテイオーにマークが殺到する。それを利用する形ですがマークが想定より少ない場合、この作戦は破綻します。博打もいいところですが気持ちは変わりませんか?」
「悔しいけど彼女は私より強い。失敗を恐れて勝てる相手じゃない。作戦があるだけ儲けもんですよ」
「間も無くお時間です。ご準備お願いします。」
「今日こそアイツに土をつけてやる」
「やるべきことは全てやった。あとは…」
「彼女にばかりに注目がいくのは納得いきませんからね」
「挑戦させていただきますよ。トウカイテイオー」
─── 本当に難儀なものだ。
「…賞。いま始まりました!おっとこれは!?」
「凄イマークデスネ。序盤カラ王者ニプレッシャーガ、カケラレテイマス」
「そんな中先頭はグングン離している!」
「波乱ノレース展開トナリマシタネ。コレハ、瞬キヒトツデキマセンヨ」
「連勝を伸ばすか期待を背負ったトウカイテイオー。ですが負けられないのは他のウマ娘達も同じ!プライドを賭けたこのレース一体誰が勝利を手にするのか!」
───ただ・・・。
「先頭粘る!粘る!だが!外から飛んできたのはトウカイテイオー!トウカイテイオーだ!」
「アレダケノマークヲ、ヨク躱シマシタネ。タダシモウ距離ガアリマセンヨ」
「先頭!まだ粘る!粘る!さらに後ろからもう一人、二人飛んできた!接戦だ!混戦だ!誰がこれを予想できたか!それでも!それでも!」
「それでも!勝ったのはトウカイテイオー!トウカイテイオーだ!無敗での連勝記録をさらに一つ伸ばしました!」
「モノ凄イレースデシタ。誰ガ勝ッテモオカシクナイ、至近10年デ見テモトップクラスノ名勝負デシタネ」
「「「テ・イ・オー!テ・イ・オー!テ・イ・オー!」」」
「響き渡るテイオーコール!ボルテージも最高潮!無敗の三冠に向けて視界良好です!」
─── 数多くの挑戦を、失敗を繰り返しながら少しずつ、主役より足跡を多く残して進歩してきた
「くそっ!あと少しだったのに!!!」
「あはは残念。…もうみんな、3着でそんなに盛り上がっちゃって1着とったらどうなっちゃうのよ」
「悔しいけどおめでとう。さすがだね」
「まだまだ精進が足りませんでしたか。道のりは長いですね」
「いいデータが取れたんじゃないですかね。次は勝たせてもらいますよ」
「みんな…ふふん!何度だってその挑戦受けて立つよ!なったってボクは無敵のテイオー様だもんね!」
─── 諦めるということを知らない。
「(カシュッ)………フゥ」
「…あれがお友だちが言っていた、いつも"缶"コーヒーを飲んでいる人ですか」
缶コーヒーCMのパロディを作ってる以上、予測可能回避不能な展開はあります。