【再生開始】
今時珍しい黒板 黒板の前には公民館にあるような折りたたみ式の長机。
ポキュ ポキュ と、これもまた古臭い効果音を付けて、画面端から
効果音に反して滑るように画面中央まで来ると、するりと正面を向く。
左右に大きく膨らんだ頭部に、触手状の唇 背中に何か入れているのか、安物のパーカーの後ろが本人の肩(?)幅すら超えて大きく膨らんでいる、全体的に、若者の格好をしているおじいちゃんといった気配が漂う。
片手で大ぶりのスーツケースのようなモノを大切そうに抱え込んでいるのがひときわ目立つというか、そこだけやけに重厚感がある。
「カメラ回ってる?(回ってます)そう、ありがとね」
コホン、と、わざとらしく口で言って咳払い。
「はい、みなさんこんにちわ。ボク(ドン、それは)良いだろ今日はプライベートなんだし、
ボクはねぇ、ドン・アルルエル・エルカ・フルグルシュと言います。
言いにくいんでアルじいとでも呼んで下さい、あ、ドンて言っても首領じゃないよ、
コメント
チェスマスター:ちょ、先生なにやってんすか!
:アルじいってなんかアル中の爺さんみたくね?
:じゃあアルルで
:←人の嫁をあんなケツ頭にするな
軍儀マスター:知ってるの?>先生なに
:全336回w いやそれでも下手すっと足りないけどさ
:ぷろすふぇあってあの変形合体将棋?
「今日は皆さんに、名前は有名だけど競技人口は少ない、プロスフェアーってゲームについて、何、どうやって遊ぶの?と言う事をかる~く解説してみたいと思います」
※地球側の競技人口は一説では5000万人(チェスで7億人)
手に抱えたスーツケースを机に置く。側面に書いてある
”よいこのプロスフェアー”
の文字をカメラがアップにする。
アップのまま、ケースを開くと、中には升目の多いチェス盤のような、折りたたみ式のボードと、変形玩具のような継ぎ目の有る様々なコマ、そしてケースの中身の半分を占める、分厚く巨大な本。
”プロスフェアーのあそびかた”
と書いてあり、コマは樹脂製らしく、底にはマグネットが有って盤に張り付くようになっている。
「これ意外とレアなんだけど、2年くらい前にニホンのタイヨードーって会社が出した子供向けのプロスフェアーね。お値段当時の値段で1300・・・あ、そっちニホンだし円かな?円だと8万くらいしたやつね。すごいよねニホン、こんな超安いのにちゃんとゲームが出来るんだよ。」
コメント
:知ってるの? < ヘルサレムズロッドの超エライ人と同姓同名。顔知らんから本人かわからんけど
チェスマスター:↑プロスフェアーの棋士さん、前のHLランキングで24位、仕事で棄権が無かったらもっと上に行ってたらしい。多分世界最強
:ヘルサレムズロッ「ト」な。
:ルールでっかw
:京極夏彦の全集かよ
:広辞苑?
:八マソで安い!?
:↑コマが特殊だから安くても高級車くらいする。普通はアプリ落とす、現物なんて手が出ない。
「カメラさん、ここでいったんストップ」
画面切り替わり、プロスフェアーの対局画面。何十、何百枚もの盤面が展開され、大小無数のコマが展開されている。
(筆者注:原作の球体の盤がいくつも浮かんでるvsウルツェンコ戦後半や、クラウス氏との対局をイメージしていただければ)
「はいここからVTRね。みんなが思ってるプロスフェアーの対局画面というと、多分こんな感じじゃないかな?これは中盤のどんどん
「彼はかなり強くてねぇ、運良くボクが勝ったけれども、ほんの一瞬、一手気を抜いたら、負けてたのはボクだったろうねぇ」
「見ての通り、プロスフェアーというのは展開によってプレイ時間や盤面が無限カッコ物理で広がるので、楽しさが無限、奥行きも無限、その代わり難しさも無限に広がって行くゲームです。
この難しさがプレイ人口が増えない原因だと言われているので、今回はもっと優しいプロスフェアーについて、説明したいと思います」
※展開される戦域は公式大会では最大89枚まで観測されている。また、プレイ時間は84時間24分が公式記録では最大とされる。
カメラが公民館(?)に戻る。
机の上には先ほどのプロスフェアーが初期配置で置かれている。
「ん?もどった?(はい、まわってます)あ~おほん。それじゃぁまず、プロスフェアーって何、と言うところから説明していきたいと思います。」
コメント
:ちょ、な、これ
チェスマスター:ギャァァァアlaiuygf;o (リンクが切断されました)
:おれのしってるぷろすふぇあーとちがう
:
:上の人もしかしてウルツェンコ氏?
軍儀マスター::いやパソコン版やったけどあんなんないわ、デマ?
:↑情弱乙。それメジャー盤な。本家のマイナー盤だとこうなる。プロの試合とか見てみ
:何時間やったらこんなんなるんだよ
軍儀マスター:いやそんなの売ってなかったぞ
:本家のPC版は「無い」んだよ、ルール難解すぎてスパコンでも発狂するから
机の上に、これも子供向けらしい、コンビニでも売ってそうなチェス盤と将棋盤を広げる。
「プロスフェアーというのは、チェスと将棋を元にしたゲームと言われています。もちろんルールはかなり違うんだけどね」
”一対一のゲームで、お互いの駒を奪い合う戦争を模した遊技”
「と言う意味では同じです。
キャスリングや成り金と言ったそれぞれのゲームのルールが元になったルールも、名前はちょっと違うけど沢山含まれています、これ、本当の話ね」
「元となったのは今から、
「この間も知り合いのシールヴィ君がそっちにプロスフェアーやりに行くって言ったんだけど、何千年か前のエジプトってとこに出ちゃったらしいよ。
当然プロスフェアーどころかチェスもないから、仕方なく適当なゲームをして帰ってきたんだけど、
「ま、次の日には自分がネタになってるカード買いにアキハバラって所まで行ってきたらしいけどね、美人に描いてあるって喜んでたよ」
画面のワイプに5枚揃って完全顕現した封印されしエクゾディアとそれを手にピースするモデルとなった人(?)物、爪がラメやビーズと思われるものでデコレーションされている
コメント
:封印されしエグゾディアさんの知られざる真実w
:↑エ「ク」ゾディアな。しかし女の子なのか、
「彼も中々強いプレイヤーなんだけど、今はカードゲームに夢中であんまり対局できないんだよね」
コメント
:男かよ!!
:まさかの新宿二丁目系!?
「まぁそれはさておき、そのとき流れ着いたゲームのなかでも、将棋とチェスは大いに流行ってねぇ。
ほんの500年くらいはみんなでやってたんだけど、その頃には材料が現界の物だったせいか駒とかボロボロになってたし、ちょっと単純すぎて飽きてきた、それに飛車は分かるけど歩とか
それでこのゲームを元に、異界(こっち)風に発展させたゲームを作ろう、駒もこっちの材料で作っちゃえ、と、そう思い立ったのが、あ~ちょっと君達の耳では聞こえない名前(ギュルキュルキリ、と黒板をひっかくような音)なんだけど、とあるチャンピオンが言い出してね、それから1000年くらいかけて作り出したのが、今のプロスフェアーの原型なんだ」
「で、細かい歴史は省くけど、まぁそれからもちょっとづつ改良されながら、今のプロスフェアーに近付いていったんだけど、やっぱりルールが難しいって思う人が居てね、それで、今のプロスフェアーは」
画面切り替わり、先ほどの壮大とも言える対局画面に。
無駄に荘厳なBGMまで流れている中にアルじいの声が響く。
「この、ルールありありのプロ仕様の、マイナー盤こと”マイナー・プロスフェアー”
中にはブリーフなんて呼ぶ人も居るね、それと、アプリとかDL販売とかで市販されているメジャー盤こと”メジャー・プロスフェアー”
普通に世に出回っているのはこっちね、この二つのルールが主に遊ばれるようになったんだ」
画面が切り替わり、初期配置のままで対局しているパソコン画面が表示される。
先ほどの物に比べると、浮いている盤面が少なく、一つ一つの盤面のマスも数が少ない、また、何マスも占拠する様な巨大な駒もないようだ。
「見て分かるとおり、マイナー盤とメジャー盤の大きな違いは盤面が大きく広がる
画面が戻る、背後の黒板に「まいなー」「めじゃー」とそれぞれのイラストがチョークで書かれており、「駒がこれより大きくならない」「盤が増えない」や、それぞれのマス目の数の比較など、色々と注釈が描いてある。
机の上は片付けられ、初期配置のプロスフェアーだけが並べられている。
「というわけで、次回からは初心者向けのメジャー盤のルールのイロハから、細かなテクニック、定石なんかを解説していこうと思います。
この動画を見て、プロスフェアーって楽しいなって思ったり、やってみようって思ってくれる人が、一人でも増えたら、アルじいは嬉しくて小躍りします」
想像しただけでうれしかったのか、ひょこひょこと不器用に手(?)を動かす。
「では次回、第一回 プロスフェアーの対局、駒の並べ方と基本ルール をお楽しみに」
アルじい、ぺこりと一礼(多分)をし、また珍妙な移動音用のSEをならしつつ退場。
流れ続ける壮大なBGM、マイクが画面外の音を拾う。
(この音楽どうします?)(あごめん止めといて)
唐突に音楽が切れる。
【再生終了】
コメント
:おつー
:楽しみにしてます
:8888888
:やさしい(簡単とはいっていない)
:初心者向け(初心者に出来るとは言っていない)
:初心者向け(全336回)
この動画は、ご覧の皆様に応援されています
ヤマカワ「いつか対局しましょう」
太陽堂「メジャー盤の再販始めました」
アキあき秋「たいへんためになりました。(≧∇≦)b
きがむいたら、つづきよろ^_^」