俺がこの世界?幻想郷とやらの住人ということを聞かされたが
「俺はこんなところで育ってないぞ?」
「こんなところだなんて酷いわね。育ってないのは当たり前よ?貴方は生まれて直ぐに外の世界に貴方の親と共に出たのだから。聞かされてないの?」
「全く」
でもそれを聞いて納得したのもある。不自然なくらいの人との関わりのなさ
亡くなってはいるが、両親がどこで仕事をしていたのかも知らない
葬式に参加した人の少なさ
両親の親族も俺は知らなかったのもこっちにいたからなのか
「両親共に亡くなったのを確認して貴方を私が連れてきました」
「話を要約すると、霊夜は元は幻想郷の住人で、帰ってきた。ということね、だったら私が帰す必要はないわね」
「あら、霊夢。他人事のように言ってるけれど、コレから霊夜と一緒に過ごすのよ?」
「はい!?」「はぁ!?」
いきなりの事で大きな声を出してしまったが、それは博麗さんも同じようだ
「なんで一緒に過ごす必要があるのよ!」
「彼の霊力が理由かしら?まぁ後のことは任せるわ」
「ちょっ、待ちなさい!」
博麗さんが手を伸ばすが八雲さんはにこにこしながら裂け目の中に消えていく
「なんで睨むの?」
「はぁ、仕方ないか...一度しか説明しないからいい?ここ、幻想郷は、忘れ去られたモノ達が住まう場所。外の世界にはもう妖怪なんていないでしょう?知らないけれど。それらがここ幻想郷では一般的にいるの。さっきのスキマ妖怪もその1人よ」
「八雲さんって妖怪なんだ...」
人の姿してたのに、と考えてると
「アレでもこの幻想郷を創った張本人よ。さてと」
「?」
博麗さんが近づいて来て...札を差し出してきた
「これは?」
「貴方の能力を調べるのよ。ここ幻想郷では力のあるものは一定の能力を持ってるものなの」
「へぇ、小説の中の世界みたいだな」
「そうね。ある意味では空想が具現化したような世界よ、ここは。早く持ちなさい」
急かされ急いで受け取り持つと持った札に文字が浮かび上がる...が
「ぼ、ボヤケてます」
「能力はあるみたいね。ただ力がなにか分からないくらいになってるって事はまだ発現してないってことよ」
手をグッパーと握って開いてを繰り返す。力、か
少しワクワクするも1つ疑問になる
「力って必要なのか?」
「ええ、ないと妖怪と出くわした時なす術もなく食べられておしまいよ?」
「そういうものなのか...そういや博麗さんの能力は?」
「呼び捨てでいいわよ。というかそうしなさい、私の能力は...空を飛ぶ程度の能力よ」
空を飛ぶ...えっ、空飛べんの?と驚いていると博麗...霊夢がまた来たと呟いたため誰か来たのか後ろを見るも誰もいない。が、陰が射し空を見上げると
「霊夢!来たぜ、っと先客か」
空を飛んでいる...魔法使い?がいた。何でもありだなこの世界