老犬ミニチュアシュナウザークゥーの回想日記”是非読んでくれ” 作:クゥー男
俺の名前はクゥー、ちょっと間抜けな名前だが仕方ない。
家族がつけたんだから文句は言わない。
俺の自己紹介をしよう。
歳は20歳、種族はミニチュアシュナウザー、ドイツから来た犬族だ。
趣味はそうだな、家族を守ることかな。責任感が強いんだ。プライドも高い。
なぜ、俺が今までを振り返ろうとしているかって?
悲しいことに、足が動かなくなってきた。犬族の20歳は人間族でいうと105歳以上だそうだ。長く生きたよ。
いろんな経験やいろんなことを見てきた。それを振り返ってみたくてさ、こうやって書いてみたくなったのさ。
俺の家族は俺をいれて6人、人間族が3人と犬族が3人だ。
犬は”人“じゃなくて”匹“だって?そういう人間がいるから困るんだよ。
犬は全てを知っている。人間の言葉も気持ちもお見通しさ。
だが、残念ながら人間はそれをわかっていない。
人間はどうも犬より優位に立ちたいようだ。
そのくせ、悲しい時やさびしい時は俺たちにすり寄ってくるくせに、まあ可愛いもんだけどね。
話をもとにもどそう。
俺の家族、まず人間族として、健二、麻里、寧々がいる。
健二と麻里は夫婦で、寧々は娘だ。
ただ、健二の本当の娘ではない。麻里の再婚相手だな。
これはゆくゆく詳しく話して行くよ。
それから犬族として、俺と、セバスチャン、ケビンがいる。
本当は4年前まではカレンもいたんだが、病気で死んでしまった。
もともと病弱だったんだ、でもとても美人だったよ。
セバスチャンは一応女性だ。でもなぜかセバスチャンなんだ。彼女は6年前に麻里が引き取ってきた。
セバスチャンはカレンと違ってじゃじゃ馬だな、俺は興味なしだ。
麻里が引き取ってきた6年前までつらい毎日を送ってたらしく、彼女は、過去について多くは語らない。
でも前の飼い主が相当ひどかったみたいだな。でもこの頃は心を開いてきて、俺に過去をしゃべってくれたよ。ま
たそれもこれから詳しく話して行くよ。
ケビンは奴は優しすぎる。家族を守るとかそんな意識は全くない。
あいつも見るといらいらするときがある。もうちょっとしっかりしろよと何度も叱ったが、きょとんとしてるんだ。天然だな、あいつは。
俺と麻里が出会ったのは20年前だよ。ペットショップで。忘れもしないよ。
犬族の俺たちは全部訳ありとして、麻里と出会ったんだ。
それから麻里と俺とでいろんな苦労や楽しいこと歩んできたな。
そんなことをこれから少しずつ話していけたらと思うよ。
これを読んでくれた犬族、人間族の皆、どう感じるかまた感想聞かせてよ。
じゃあ、続きを楽しみに。俺、疲れたから寝るわ。