世の中には不思議なことが溢れている
それは、彼女たちも例外ではない。
擬人化というお得意のジャンルではありつつも、私はこれで一筆書こうと思うのだ。
なにかに追われている
そんな感覚はこれを書き終えたとしても残るだろう。
それは、必然だ。
さて、本題に入ろうか
デカグラマトンたちの擬人化ストーリーとして筆を進めていこうと思う。
これも、ロアの影響なのだろうか
残業が続いて、徹夜する日が続いたある日
瞼が鉛のごとく重たくなって、視界が潰された時のことだった。
今でこそ思うのだが、あれは私に対しての警告だったように思える。
しばらく、視界を暗闇に覆われて居たのだろう。
私の視界に光が射し込んだのは、十時間後のことだった。
しかし、それは机の上ではない。
ちゃんとしたベッドの上だった。
ちゃんとしたベッドというと語弊があるだろうが、仮眠室に連れ込まれたというニュアンスを伝えるために書いたまでだ。
それは、さておき。
問題なのは誰がここまで私を連れてきたのかということだ。
それは自分なのかも知れないし、他の誰かの助力によってなのかも知れなかった。
しかし、その答えはすぐに分かることとなった。
「あっ!やっと起きた~」
「もう!心配したんですよ?全然起きないから」
声の柔らかさとは裏腹にその子の見た目はゴツゴツしていて、まるで機械だった。
四角く大きな照準型のヘイローはどこか見覚えがある。
君は誰だっけ
わたしがそう問うたとき、彼女はすぐに答えた。
「あっ…!そうですよね!混乱してますよね?」
「私もなんでこんなことになっているのか分からないのですが…」
どうやら、彼女にも事情があまり理解できていないようだ。
しかし、彼女は続けて
「でも、これだけははっきりと理解できるんです。生徒になりたい────と私が心の中で祈っていた…ということは。」
その瞬間、はっとした
彼女は預言者たちだと。
ケテル────一番目の預言者であると。
ケテル…君なのか?
再び私が問うと
「はい!先生のケテルです!」
彼女は屈託のない笑顔で答えた。
「先生に出会ってから…いろんなことに出会えて…だからかな…こんなにも胸が高鳴ってしまうんです。」
この子…いや、この子達との出会いはこの夢のようなシチュエーションから始まったのだった。
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【おまけ】
あの鉄の大陸で感じたことは、一生心の底にヘドロのように溜まり続けるのだろう
あの子たちを守れなかったこと
何もしてやれなかった…ただそのことが魚の小骨のように喉の奥に痞えてる。
そして、祈り続けた
人間になりたい───────────!!
その願いが叶わないとしても、願うことに意味があると思っていたから。
しかし、その願いは現実になった。
身体が温かい
そんな初めての感覚に襲われた私は、少し怖くなった。
自分が自分ではないと思ったから。
歩ける
それが、どんなに素晴らしいのか
私にしか分からないことだろう…と思う。
そして、私は確かな意思を持って歩みを進めた。
マルクトと、シャーレの先生のもとへと
「先生!先生のケテルが来ましたよー!」
fin