機動戦士ガンダムSEED C.E.75 VENDETTA 作:陽@曜花推し
キャラクター設定資料:リーシア・ヤマガミ
1. 基本プロフィール
氏名:リーシア・ヤマガミ(Leesia Yamagami)
本名:リーシア・ローゼンバーグ(Leesia Rosenberg)
偽名・異名:リン(傭兵時代のコードネーム) / 「黒き惨劇」「ブラッドベインの狂犬」
種族:コーディネイター(第二世代)
年齢:15歳(C.E.74 追放時) → 16〜17歳(C.E.75 復讐決行時)
所属:ザフト軍アカデミー赤服候補(元) → 野良傭兵(フリーランス)
搭乗機:ZGMF-X2000/BB グフイグナイテッド・ブラッドベイン
CVイメージ:瀬戸麻沙美 さん(冷徹さと儚さ、内に秘めた狂気の演じ分け)
2. 容姿・外見的特徴
【C.E.74 追放前(名門令嬢・赤服候補生時代)】
髪・瞳:透き通るような艶やかな白髪(ロング)、凛とした知的な蒼質の瞳。
印象:名門ローゼンバーグ家の気品と、アカデミー筆頭クラスの精悍さを兼ね備えた美少女。ザフト赤服の制服が非常によく似合い、周囲からは「孤高の天才」と目されていた。
【C.E.75 復讐鬼化(「リン」時代)】
髪・瞳:無造作に切り揃えられたウルフカット。瞳は過度なG負荷による毛細血管破裂のため、常時血走った赤目(赤い斑点)が浮かび、ハイライトの消えた冷ややかな死んだ目になっている。
服装:黒い耐圧パイロットスーツ(ノーマルスーツ)、または古びた革ジャケットにミリタリーパンツ。
身体的特徴:大気圏突入時の熱傷痕が首筋や背中に薄く残っている。過剰チューニング機の過酷なGに耐えるため、常に全身を強固なテーピングと耐圧インナーで固定している。
3. 性格・精神構造
追放前:生真面目で正義感が強く、誇り高い。少々不器用で他人に甘えるのが苦手だったが、両親と元婚約者クレイグに対しては年相応の柔らかい笑顔を見せていた。
追放後:冷徹、果断、無感情。自分自身の生命や未来すら復讐の「消費期限つき燃料」と割り切っている。
「自分は既に大気圏の底で一度死んだ亡霊」と定義しており、自己保身の感情が完全に欠絶している。
敵に対して一切の容赦がなく、戦闘中は冷酷なまでに理性的かつ狂気的な操縦を見せる。
しかし根底には「愛されていた両親との思い出」や「奪われた平穏への悲痛な愛着」が眠っており、唯一ヴィンセントと接する時だけ、かつての「リーシア」としての弱さが垣間見える。
4. 操縦能力・戦闘スタイル
操縦適性:極めて優秀な近接格闘&空戦専門家
アカデミー時代からスラスターの慣性制御や高機動ドッグファイトでトップの成績を収めていた。
コーディネイターとしての空間認識能力と、極限状態での判断力が異常に高い。
戦闘スタイル:【命を削る物理限界スルー】
リミッターを解除した『ブラッドベイン』の爆発的な推力を活かし、通常のパイロットなら即死・昏倒(ブラックアウト)するレベルの急制動・直角旋回を行う。
スライサーウィップ(ヒートロッド)で敵の死角や武器を拘束・破壊し、至近距離からビームソード「テンペスト」でコックピットを正確に貫く一撃必殺の戦術を得意とする。
「機体が壊れるか、自分の肉体が破裂するのが先か」という狂気の旋回を行うため、並のMS部隊では目視追尾すら不可能。
5. 略歴・年表
C.E.58:プラントにてローゼンバーグ家の長女として生を受ける。
C.E.72:ザフト軍士官学校(アカデミー)に入学。成績優秀により赤服着用候補へ。ヴィンセント、クレイグと出会う。
C.E.73末:
メサイア攻防戦直後:叔父コンラートの陰謀により両親がレクイエムの照射線上へ送られ死亡。
裏切りと追放:従妹セレナとコンラートにより罪を被せられ拘束。婚約者クレイグに裏切られる。簡易ポッドにて大気圏へ放逐。
奇跡の生還**:残骸の爆発に紛れて大気圏を突破。南米の湿地帯へ落果。老傭兵に救護される。
C.E.74〜C.E.75:
放棄基地で未塗装のグフイグナイテッドを発見。
仮名「リン」として闇の傭兵業を開始。稼いだ報酬でグフを『ブラッドベイン』へ自作改修。
C.E.75(初頭):
コンラート一族の裏資金ルートや補給拠点を次々と破壊(『C.E.75 VENDETTA』本編開始)。
6. 人間関係(相関スタンス)
コンラート・ローゼンバーグ(叔父)
感情:絶対的憎悪・害虫。
両親を物理的・社会的の両面で殺した男。一瞬で殺すのではなく、築き上げた全てを叩き潰してから地獄へ送ると決めている。
セレナ・ローゼンバーグ(従妹)
感情:激しい嫌悪・無価値な存在。
ぶりっ子の仮面の下にある卑小な強欲さを熟知している。命乞いを聞く気は一切ない。
レイジ・ローゼンバーグ(従弟)
感情:愚物。
親の威光で自分の功績を盗み、ギャンシュトロームに気取って乗る無能。戦場で叩き潰す対象。
クレイグ(元婚約者)
感情:幻滅・冷淡。
*かつて愛した男だが、鞍替えした時点で彼への情は皆無。「自分の手で殺す価値すらない」と思っており、結果的に世論に裁かれ自滅していく末路を冷静に見届ける。
ヴィンセント・アルノー(旧友 / ゲルググメナース搭乗)
感情:戸惑い・心の拠り所・申し訳なさ。
アカデミー時代の唯一の「綺麗な思い出」。復讐の血塗られた自分を見られたくないと思いつつも、彼の一途な優しさに救われていく。
命の対価としての勝利:
『C.E.75 VENDETTA』における彼女の戦いは、チートによる無双ではなく「己の余命と引き換えに悪を潰す」という非常にリアルで重厚な対価を支払うものとなっている。
ZGMF-X2000/BB グフイグナイテッド・ブラッドベイン
【機体スペック
型式番号:ZGMF-X2000/BB
頭高:19.20m
本体重量:72.13t
装甲材質:超高張力鋼
動力電源:超高性能超高容量バッテリー(高出力コンバータ増設仕様)
パイロット:リーシア・ヤマガミ(元ザフトアカデミー赤服候補)
機体概要・経緯
ザフト軍の次期量産試作機「ZGMF-X2000 グフイグナイテッド」の未塗装・ロールアウト直後状態で放置されていた個体を、地球へ落果・生還したリーシアが発見し、独自に改修・運用したカスタム機。
傭兵としての報酬をつぎ込み、漆黒の耐熱・光学迷彩用マット塗料と、過去の惨劇を忘れないための朱赤のラインを施された。その姿から裏社会では「ブラッドベイン(血の惨劇)」と恐れられる。
度重なる私闘と修羅場を経て修繕が繰り返されており、一部にはジャンクパーツや規格外の予備部品(黄色く塗装されたシールドのスパイク等)が力づくで組み込まれている。
特殊改修・機能
リミッター解除(アンリミテッド・オーバードライブ)
パイロットへの安全配慮として搭載されていた「高G過剰加速抑制OS」および「機体駆動剛性制御リミッター」を完全に撤去。超高容量コンバータを強制ドッキングさせ、スラスターの過給噴射を可能にしている。
これにより次世代試作機をも超える爆発的な機動性と即応性を発揮するが、回避行動のたびに数十Gの衝撃が操縦席を襲う。パイロットの毛細血管を破壊し、肉体を徐々に死へと追いやる諸刃の剣。
過給型フライトユニット
背部に装備された翼型スラスターユニット。吸気・冷却系システムをオミットし、増設された推進剤タンクとダイレクトに直結させている。
急制動・急旋回時には強大な慣性制御無視のトルクを発生させ、既存のMSではあり得ない「滑空状態からの直角急旋回(物理限界無視のドッグファイト)」を可能にする。
武装スペック
MA-M75 ビームソード「テンペスト」
シールド内部に格納される折りたたみ式ビームソード。出力上限が限界突破改修されており、通常のビームサーベル同士の打ち合いでも押し切れるほどの高い斬撃力を持つ。
M181SE スライサーウィップ
右腕に装備された特殊ヒートロッド。超高速で伸縮・うねりを上げ、敵機の装甲を切り裂くと同時に強烈な高電圧を叩き込む。リーシアの卓越した操縦技術により、敵機を死角から絡め取る「檻」としても機能する。
M120 4連装ビームガン
左腕に固定装備された連射用光学兵器。中・近距離での牽制や、スライサーウィップで拘束した敵機への追撃・接撃で使用される。
対ビームシールド(ブラッドベイン改修型)
ビームコーティングが施された大型シールド。度重なる戦闘で破損した先端スパイクを、現場で調達したイエローの硬化合金ジャンクパーツへ換装している。近接戦闘時の打撃兵器としても強烈な破壊力を生み出す。
【技術部雑感(裏社会のメカニックの手記より)】
「このグフは狂っている。スラスターの出力を殺す安全装置が全部焼き切られてやがるんだ。こんなモンでまともに旋回したら、中のパイロットの臓器は一発で破裂する。……だが、あの娘は笑って操縦桿を握り続けている。機械(MS)が壊れるのが先か、あの子の命がつきるのが先かのデスレースだよ」