バラバラという
「おっと寝ちまってたか、疲れてたんかなぁ」
時計を見ると15:10を指していた。どうやらいよいよ台風が
ロビーに自販機があったことを思い出し、せっかくの休暇を満喫するためにビールを追加で買いに行くことにした。
ロビーに近づくと、何やら
「馬鹿野郎! てめえ、回収出来なかったらどうなるかわかってんだろうな!! わかってんのか!」
真っ赤な顔をして怒鳴る男の姿が見える。でっぷりと太った体を小刻みに揺らしながら、電話を手に怒鳴りつけている。
どうも
自販機でビールを3本購入し、ちらりと受付を見ると、女将が困ったような表情で苦笑いをしていた。
部屋に戻り、テレビを見ながらビールをちびちびと飲む。充実した休日だ、もう一度風呂に行こうかなどと考えていると、女将が夕飯について聞きに来た。
「お夕食ですが、17:30にお持ちしようと思うのですが、よろしかったでしょうか?」
「あぁ、それでいいですよ。お願いします」
「かしこまりました、では、今しばらくお待ちください」
時計を見ると16:20だった。風呂に入っても間に合うと
「あぁー、やっぱここの風呂はいいなぁ、もう一日泊まってもいいかもしんねえ」
飯もうまい、風呂も良い。
二度目の風呂を満喫し部屋に戻り、いよいよ本命の夕食の時間だ。
17:40、いざ夕食。見た目に美しく、そして味も大満足の夕食であった。
食事を終え、ビールを飲みながらテレビを眺める。外では相変わらず風が唸っているが、健二にとってはもはや他人事だった。明日はどうしようか。台風が抜けてくれれば、帰る前に景色ぐらいは楽しめるかも知れない。そんなことを考えながら、畳の上でだらしなく横になっていた。
しばらくそうしてゴロゴロしていると、ふと
部屋を出て、ロビーの先にあるトイレへ向かう。
ゴォゴォと風の音が聞こえる……。トイレから部屋に戻ろうか。さて、明日はどうしようか。そんなことを考えながら歩いていると……
「キャー!!」
二階から、